【2024-25 大同生命SV女子】ヴィクトリーナ姫路、アランマーレ山形にストレート勝利!現役引退を発表した松本選手・野津選手がPOMを受賞

2025年3月29日・30日。
ヴィクトリーナ・ウインク体育館にて、ヴィクトリーナ姫路のホームゲーム・最終節(第21節)が開催されました。
対戦相手は「アランマーレ山形」。
姫路大会・最終節のレポートのほか、先日引退を発表した#8 松本愛希穂選手、#15 野津亜珠佳選手の会見の様子など内容盛りだくさんでお届けします!
3月29日(土)全国福利厚生共済会 Special Match
ヴィクトリーナ姫路のホーム最終節、迎えるはアランマーレ山形。2年前の入れ替え戦の想いものせて始まる一戦。
第1セット(〇姫路 25 - 20 A山形)
姫路・伊藤のクイックとブロックポイントから流れを作る。櫻井の巧みなトスワークで得点を重ねると13ー5と点差をつける。A山形も応戦するが、姫路・秋本の攻撃が容赦なくコートに刺さる。終盤、A山形・佐藤と伊藤が攻撃で粘るが最後は姫路・秋本が決めセットを先取する。
第2セット(〇姫路 25 - 16 A山形)
序盤から両者譲らない展開となる。A山形のコート内で指示の声が飛び交い流れを作るが、姫路も緩急をつけた冷静な攻撃で得点を重ねリードする。A山形・シンポーが力あるスパイクとコースを狙った攻撃で攻めるが、姫路・森田と井上のディグで守備を固め、秋本が得点を重ねる。終盤、姫路・河俣のサーブで崩し、宮部と櫻井のブロックポイントで勢い付くとそのままセットを連取した。
第3セット(〇姫路 25 - 19 A山形)
姫路・伊藤のスパイクと井上のサービスエースで始まる。秋本が高さのあるスパイクで攻めるが、A山形・木村が守備で粘りラリーが続く。中盤まで競った展開だったが、姫路・井上と河俣の連続ブロックポイントが決まり流れに乗ると姫路の勢いは止まらない。最後は姫路・松本がリリーフサーバーでコートに入り、見事サービスエースで勝利した。
「2024-25 大同生命SV.LEAGUE WOMEN レギュラーシーズン 第21節 GAME1 - A帳票」より引用
この日のPOM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)は、サービスエースでマッチポイントを決めた#8 松本愛希穂選手。
2023-24シーズンにはキャプテンを務め、V2リーグ女子完全優勝に導いた松本選手は、ホームゲーム最終節前日に引退を発表。5シーズンの大きな活躍に、ファンの皆さまから祝福の拍手が贈られました。
3月30日(日)帝国電機製作所 Special Match
今日こそ勝ち星をあげたいアランマーレ山形と2連勝をかけたヴィクトリーナ姫路の一戦。2,000名を超える観衆の声援を後押しに戦いに挑む。
第1セット(〇姫路 25 - 20 A山形)
姫路・井上の連続スパイクポイントから始まる。流れを呼び込みたいA山形は、伊藤がサービスエースを連続で取りリードするが、姫路・伊藤、井上がすぐに取り返す。中盤まで競った展開を見せたが、姫路・佐々木がリリーフサーバーで入り相手を崩して流れを掴むと、最後は渡邉がスパイクを決めセットを先取した。
第2セット(〇姫路 25 - 21 A山形)
姫路・伊藤のブロックポイントから始まり、セットを取り返したいA山形はアウトサイドヒッターの吉村と木村が奮闘する。対する姫路はセッター柴田の多彩なトスワークでA山形を翻弄し、河俣のブロックを利用した攻撃と、宮部の角度あるクイックで得点を重ねる。A山形はインディグウェがブロックで応戦するが、メンバーチェンジで入った姫路・野津と足立が踏ん張り、得点をとってセットを連取した。
第3セット(〇姫路 27 - 25 A山形)
A山形の緩急つけた攻撃とサーブが機能し、姫路が苦しい展開になるが姫路・柴田の意表をついたツーアタックが決まり流れを呼び込むと、河俣が気迫のこもったスパイクで躍動する。さらに1点差まで詰めたところで河俣がブロックポイントも取り同点に追いつく。A山形も意地を見せるが姫路も底力を出し25‐25とデュースの展開になる。熱い声援が送られる中、最後は姫路・井上がスパイクを叩き込み勝利した。
「2024-25 大同生命SV.LEAGUE WOMEN レギュラーシーズン 第21節 GAME2 - A帳票」より引用
この日のPOM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)は、2セット目に交代選手として入り、粘り強い攻撃を見せた#15 野津亜珠佳選手。
松本選手と同じく現役引退を発表した野津選手は「今シーズン初めて試合が出ることができたのは、私を出すためにチームの皆が頑張ってくれて、皆のおかげで今日プレーすることができて嬉しかったです」と涙ぐむシーンも。ファンからもチームからも愛された野津選手に大きな拍手が贈られました。
松本・野津選手の記者会見
3月28日に現役引退を発表した松本選手・野津選手の記者会見が開かれました。(一部質疑応答を抜粋)
Q:試合の感想をお願いします。
松本選手:ケガで欠けている選手がいる中で、次(別)の人が入っても同じレベルで戦うことができるのが姫路が今目指しているところかつ強みになりつつあり、それが良くなってきている試合だと思いました。
野津選手:ユニフォームを着させてもらって、試合に出る心の準備はしていましたが、まさか前衛で出るとは思っていなかったのでびっくりしつつも、楽しい気持ちでバレーをすることが出来ました。
Q:引退後の展望は?
松本選手:まだ何をするかは言えませんが、自分が培ってきたものをどこかに還元したいと思っています。
野津選手:ハッキリとは言えませんが、地元でバレーボール選手として活動していけた恩返しをしたいと思っています。
Q:ヴィクトリーナ姫路に所属して得たものは?
松本選手:バレーボールの価値観を教えていただきました。プロとしてバレーボールでお金を稼ぐということが学生バレーと違い、最初は一致しなくて難しいところもありましたが、それで価値観を得ることができました。
野津選手:学生のときは先輩・後輩という関係がしっかりあったのですが、姫路は良い意味でフラットで、だけどすごく尊敬できる人がたくさんいます。プレーだけでなく人としての在り方など学べることがたくさんあり、今後の人生においてすごく大きな経験をさせていただきました。
Q:ファンに今一番伝えたいことは?
松本選手:自分の価値をファンの方に教えていただきました。自分がどれだけできるか・できないかを推し量るものが自分の中にはなくて、それをファンの方のコメントや応援で知らせていただきましたことにとても感謝しています。
野津選手:(兵庫県は)私の地元であり、もっと試合に出てもっとプレーをお見せできればと申し訳ない気持ちもありますが、このチームにいるだけで応援してくださる方がたくさん居て、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
チャンピオンシップ進出決定!ヴィクトリーナ姫路を応援しよう!
ヴィクトリーナ姫路は、レギュラーシーズン8位以上が確定し、2024-25 大同生命SV.LEAGUE WOMEN チャンピオンシップへの進出が決定しています。
残念ながら、4月第3週(金曜日から翌火曜日)に実施されるクォーターファイナルはホームゲーム開催となりませんでしたが、4月第4週(金曜日から翌火曜日)に実施されるセミファイナルはまだホーム開催の可能性があります。
※トーナメント式でレギュラーシーズンの順位が上位クラブがホーム開催。
SVリーグ初代女王を目指すヴィクトリーナ姫路を、最後まで応援しましょう!
▼ チャンピオンシップの詳細はこちらから
https://www.victorina-vc.jp/information/2024-25_championship/
過去の大会レポート

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11月2日・3日の試合レポートはこちら

11月16日・17日の試合レポートはこちら

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11月30日・12月1日の試合レポートはこちら

12月28日・29日の試合レポートはこちら

1月11日・12日の試合レポートはこちら

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3月15日・16日の試合レポートはこちら

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