【2024-25 大同生命SV女子】ヴィクトリーナ姫路 vs デンソーエアリービーズ 新加入の秋本選手・河俣選手がホームゲームに初出場&初得点!

2025年3月15日・16日。
ヴィクトリーナ・ウインク体育館にて、ヴィクトリーナ姫路のホームゲーム・第19節が開催されました。
対戦相手は、すでにチャンピオンシップ進出を決めている「デンソーエアリービーズ」。
第19節・姫路大会のレポートのほか、先日引退を発表した#10 井上愛里沙選手の会見の様子など内容盛りだくさんでお届けします!
3月15日(土)
第1セット(〇姫路 26 - 24 デンソー)
ヴィクトリーナ姫路は、ミンニャの連続ブロックで幕を開けた。途中、デンソーエアリービーズのサーブで崩され拮抗した場面もあったが、最後もミンニャの強烈なブロックが決まる。第1セットは姫路が奪取した。
第2セット(姫路 21 - 25 デンソー○)
デンソーがロザマリアや石倉のスパイクで序盤から点差を広げる。終盤、姫路・井上の活躍で点差を縮めるも、デンソーがセットを奪い返した。
第3セット(〇姫路 25 - 23 デンソー)
姫路は櫻井のサービスエースやミンニャのスパイクでリードの展開が続く。姫路はサーブで崩しブロックポイントという展開でこのセットを支配する。最後は宮部のスパイクで姫路がセットを取った。
第4セット(〇姫路 25 - 22 デンソー)
序盤はデンソーが横山、アマンダのスパイクでリードするも、姫路はミンニャの活躍で同点に追いつき、宮部のサーブ、井上のスパイク、最後はまたもミンニャのブロックでこのセットを奪い、セットカウント3-1で勝利した。
「2024-25 大同生命SV.LEAGUE WOMEN レギュラーシーズン 第19節 GAME1 - A帳票」より引用
井上愛里沙選手の引退記者会見
この日、フル出場・チーム最多得点をとった#10 井上選手。
3月12日に現役引退を発表し、試合後には単独の記者会見が開かれました。(一部質疑応答を抜粋)
Q:現役引退を決意した理由は?
井上選手:ヴィクトリーナ姫路に来た時にも「パリオリンピックまで」と自分の中では決めていました。自分自身の(海外リーグなどの)経験をSVリーグに還元したいという気持ちがありましたが、昨シーズンはあまり試合に出場できておらず還元できていなかったと感じました。自分が持っているすべてをヴィクトリーナ姫路に還元して、優勝して終わろうという気持ちになりました。
また、自分が引退したあとのセカンドキャリアにつなげていくために、このワンシーズンはプレー以外にも運営の方も勉強させていただいています。
自身がオリンピックを経験して、世界で日本が勝っていくためには"人間力"が大事なのかなと感じました。そこを今度は未来ある若いプレーヤーに還元していきたいと思い、引退を決意しました。
Q:今日も素晴らしい活躍をされていて、今シーズン絶好調かと思います。現役引退がもったいないように感じますが、そのあたりはどう考えられていますか。
井上選手:(引退を決意した上で)「明日バレーができなくなっても良いや」と思うくらい後悔のないように120%の力でシーズンに取り組んでいることが、結果につながっているのかと思います。
Q:なぜこのタイミングで発表されましたか?
井上選手:本来はリーグの後に黒鷲旗があり試合を見ていただけますが、今シーズンからはSVリーグが終わると試合がないので、一人でも多くの方に試合を観に来ていただいて、関わってくださった方々にお礼を伝えたいからです。
Q:セカンドキャリアはどういう風に思い描いていますか?
井上選手:(出身地の)京都府に中学校のクラブチームを作りたいと思っています。
そのために、指導力を高めることや運営を学びたいと思っています。
Q:最後の所属クラブとなった姫路のファンの方に向けてメッセージをお願いします。
井上選手:久光に居た時から、姫路のホームゲームの一体感のある応援を羨ましく思っていました。
姫路の熱い応援は私たちの武器のひとつだと思います。
姫路は、地域・ファンの皆さまやスポンサーの皆さまの温かさをすごく感じています。私も、引退しても皆さまにしてもらったように、誰かの光になれるような人間でありたいなと思っています。
3月16日(日)西部電気建設 Special Match
ホーム連勝を狙うヴィクトリーナ姫路とデンソーエアリービーズとの4戦目。
第1セット(姫路 16 - 25 デンソー○)
スタートから勢いに乗るデンソーが第1セットを先取する。
第2セット(〇姫路 25 - 23 デンソー)
姫路の秋本の連続得点で序盤流れを掴む。デンソーも応戦するが、及ばない。姫路・秋本、ミンニャの高さのある攻撃が勝り、第2セットは姫路が取る。
第3セット(姫路 21 - 25 デンソー○)
デンソーが終始リードを保ちこのセットを獲得する。
第4セット(姫路 23 - 25 デンソー○)
デンソーがリードを保った状態だったが、姫路は秋本、河俣の活躍で追いつくもデンソーが逃げ切り、3-1でデンソーの勝利となった。
「2024-25 大同生命SV.LEAGUE WOMEN レギュラーシーズン 第19節 GAME2 - A帳票」より引用
足立・秋本・河俣選手の記者会見
Q:本日の試合の感想をお願いします。
足立選手:ケガをした選手もいて、急遽今日(スターティングメンバーに)入るよと監督に言われ、コートに入ると先輩方がリードしてくださりましたが、リードされているだけではだめなので、自分も発信しながら試合ができたかと思います。
秋本選手:自分もスタートから入るとは思っていなくて驚きましたが、自分が出せる全力を出せたかと思います。
河俣選手:自分はユニフォームを着るとは思っていなくてまず「ユニフォーム持っている?」と聞かれました(笑)まさか今日入るとは思っていなくてとても緊張しましたが、自分のやるべきことをやろうと思って、コートに入りました。
Q:(秋本選手と河俣選手に)SVリーグ初得点をとった気持ちを教えてください。
秋本選手:みんなが一生懸命つないでくれたボールを決めることができてとても嬉しかったです。
河俣選手:後ろからまりさん(#6 森田茉莉選手/リベロ)が「思いっきり打って良いよ!」と言ってくれたので気持ちよく打てました。
Q:(足立選手に)この一週間最も練習してきて試合で発揮できた部分は?
足立選手:特に、スパイクの打点を下げずに高いところから自分の得意なコースを打つことを意識して練習しました。自分の強みのパワーを活かした高さから打てたので、相手のタッチのあと届かない高さでボールが飛んでいったり、ブロックがいないところに綺麗に決まったかと思います。
Q:(秋本選手と河俣選手に)高校バレーと、このトップリーグで感じたレベルの違いを教えてください。
秋本選手:いつもなら決まっているボールが決められなかったです。(高校なら)ブロックを飛ばせていたのにパワーが足りないと感じました。
河俣選手:高校では自分より背が高い人がほとんどいませんでしたが、当たり前に自分より大きい選手がいることが、高校とプロの違いだと思いました。
Q:(秋本選手と河俣選手に)今回試合に出てみて、この世界で「やれる!」という自信はつきましたか?
秋本選手:決められたポイントもたくさんありましたが、ミスした場面もあったので「まだまだだな」と思いました。
河俣選手:やっていきます!(笑)
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「令和6年度 天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会ファイナルラウンド 女子」でフルセット・逆転勝利し、優勝を果たしたヴィクトリーナ姫路。
どの試合も、スローガンの"百%"全力の熱い試合を観戦することができます。

試合レポートはこちら
3月にはヴィクトリーナ・ウインク体育館(姫路市)で残り2試合が開催されます。
試合以外にも、会場ではワークショップや縁日などの子ども向け企画「VIC PARK」が毎回実施されています!
小・中学生が無料で観戦できるチケットも販売されているので、ご家族で観戦に出かけてみてはいかがでしょうか♪
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過去の大会レポート

10月19日・20日の試合レポートはこちら

11月2日・3日の試合レポートはこちら

11月16日・17日の試合レポートはこちら

11月23日・24日の試合レポートはこちら

11月30日・12月1日の試合レポートはこちら

12月28日・29日の試合レポートはこちら

1月11日・12日の試合レポートはこちら

2月1日・2日の試合レポートはこちら

3月1日・2日の試合レポートはこちら

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