【佐用町】観光&映えスポットをご紹介!名物グルメ「ホルモン焼うどん」も外せない
「日本の棚田100選」に認定されている棚田、静かで美しい水を好むホタルやメダカが生息する川辺など、雄大な自然のなかにある兵庫県佐用町。古くから自然と人が共存してきたこの町は、訪れた人を優しく迎えてくれる場所です。
「気分転換したい」というときには、佐用町でおいしいものを食べ、自然の恵みを堪能してリフレッシュしてみませんか。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マスクの着用や人との距離を保つなどの対策をとるようにしましょう。
佐用町とは
雄大な自然に囲まれる佐用町は、何十万本ものひまわりが咲き誇るひまわり畑で知られ、「ひまわりの町」とも言われています。もちろん、そのほかにも魅力がたくさん! お出かけの前に佐用町の情報を知って、より楽しく過ごしましょう。
基本情報
佐用町は兵庫県南西部、出雲街道と因幡街道が交わる岡山県との県境にある町で、人口は兵庫県全体の0.2%ほどにあたる1万6055人(令和3年5月31日現在)です。盆地に位置しており、80%が山林という緑豊かな環境が魅力となっています。
「全国名水百選」のひとつである千種川、その支流である佐用川が流れ、川沿いには宿場町として栄えた名残が今もなお残っています。北部には山々があり、中部には多くの人々が暮らし、南部は自然とともに播磨科学公園都市がひろがっています。
アクセスについて
車なら姫路市から中国自動車道経由で約1時間、神戸(三宮)からは約1時間40分で到着できます。また、大阪からは中国自動車道経由で約1時間45分です。
電車の場合、姫路駅から約1時間10分、神戸(三宮)からは特急利用で約1時間15分、大阪からは特急利用で約1時間40分です。
主要都市からの移動も1~2時間圏内となっており、ちょっとした小旅行気分でお出かけできますよ。
歴史について
江戸時代、佐用町は利神(りかん)城の城下町としてにぎわい、因幡街道の宿場町として経済的拠点になっていました。宿場町時代の名残は現在もあり、魅力的な街並を見ることができます。
また、佐用町は商業の地としても栄えていました。毎年7月ごろには、かつて千種川や佐用川で食材や生活必需品などを運んだ高瀬舟の伝統的な行事も開催されています。
風土・気候について
佐用町は南北に長い地形で、降雪が少ない南部に比べ、北部の山林地帯では雪が多い傾向があります。盆地ゆえに霧が発生しやすいというのも、特徴のひとつです。特に晩秋~冬にかけての早朝には、幻想的な「佐用の朝霧」を見に訪れる観光客が増えるのだそう。
佐用観光に行くなら!押さえておきたいスポット
佐用町は豊かな自然のなかでリラックスして過ごすことができますが、この町の魅力はそれだけではありません。宿場町の名残や歴史的建造物の風情あるたたずまいなども、しっかりと堪能できますよ。
400年前のレトロな景観が残る「宿場町 平福」
平福は城下町として栄えたあと、宿場町として因幡街道の重要拠点となりました。旧街道沿いには当時の面影を残す家々の千本格子、なまこ壁の川屋敷、土蔵群などがあります。
展望台から利神城跡が見える道の駅や、おいしいコーヒー・スイーツなどを堪能できる古民家カフェもありますので、のんびりお散歩も楽しめますよ。平福には剣豪の宮本武蔵が13歳で初決闘をして勝利したという歴史的な場所もあり、多くのファンが訪れています。
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ドラマのロケ地としても有名な「飛龍(ひりゅう)の滝」
佐用インターチェンジから車で約30分の場所に、佐用随一の「飛龍の滝」があります。流れ落ちる滝の中央には岩が飛び出しており、水流に変化がついて飛龍のように見えることが名前の由来になったのだそう。
約16mの高さから、3本に分かれつつ流れ落ちる水のしぶきは大迫力で、見応えバツグンです。この滝はドラマのロケ地として使用されたこともあります。極寒の冬には氷瀑を見ることができ、絶景を求めて訪れる人が多いのだとか。
場所 | 飛龍の滝 |
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住所 | 兵庫県佐用郡佐用町櫛田 MAP |
雲海に浮かぶ「利神(りかん)城跡」
平福にある利神城跡は、南北朝時代に利神山に築かれた山城です。三層の楼閣が雲海を衝くような姿から「雲突城」という別名もあります。当時は山のふもとに武家屋敷、街道沿いに町民が住む城下町がありました。
利神城跡には当時の石垣が残っているものの、登山道の荒廃により、一般客は入山することができません。ただし、登山許可を持った専用ガイドが案内をしてくれる「利神城ガイドツアー」に申し込めば入山可能です。貴重な経験になること間違いなしですよ。
場所 | 利神城跡 |
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住所 | 兵庫県佐用郡佐用町平福 MAP |
季節によって楽しめる!おすすめ映えスポット
佐用町はどの季節に出かけてもゆっくりとした時間が流れる穏やかな町ですが、せっかくならば、その季節だからこそ楽しめる場所もチェックしておきたいですよね。おすすめ映えスポットで写真撮影し、友達や家族と旅先での感動を共有しましょう。
【夏】「南光ひまわり畑」
「ひまわりの町」とも言われる佐用町にある「南光ひまわり畑」。7月中旬~8月上旬にかけては、南光地区で「佐用町南光ひまわり祭り」が開催されます。
関西最大級の数を誇るひまわりが咲き誇り、毎年7~8万人が訪れている人気観光スポットです。ひまわりでいっぱいの畑は写真映えするので、カメラ持参で出かけるのもおすすめですよ。
イベント名 | 南光ひまわり畑 |
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公式HP | 佐用町【公式】 |
【佐用町】「南光ひまわり畑」開園!見頃やランチ・お土産情報も
【夏~秋】「乙大木谷(おつおおきだに)の棚田」
平安~室町時代に開墾され、農林水産省の「日本の棚田百選」に選ばれた、23ヘクタールもの広大な棚田。
田植えの時期である5月上旬から、稲刈りが行われる9月上旬あたりまでが見ごろです。特に、収穫直前の時季は黄金色の稲穂が神秘的に輝き、圧巻の美しさを楽しめます。
場所 | 乙大木谷の棚田 |
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住所 | 兵庫県佐用郡佐用町大木谷1156 MAP |
【秋】樹齢1000年の大木「大イチョウ」
JR佐用駅から徒歩10分の場所にある樹齢1,000年の大イチョウは、佐用町の歴史を見つめ続けてきた、町の象徴です。
高さ28m、根回りが9mもある大木で、県指定の天然記念物になっています。紅葉した秋の大イチョウは迫力の姿です。
場所 | 佐用の大イチョウ |
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住所 | 兵庫県佐用郡佐用町佐用3140 MAP |
【秋~冬】神秘的な朝霧が見られる「大撫山(おおなでさん)」
大撫山にある展望台からは、晩秋~冬にかけて発生する「佐用の朝霧」の神秘的な姿を見ることができます。
幻想的な美しさがあるとして、全国的にも有名な雲海スポットです。早朝の山の清々しい空気を吸い、霧の海のなかで日が昇る美しさを堪能しませんか。
場所 | 大撫山 |
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住所 | 兵庫県佐用郡佐用町長尾 大撫山展望台 MAP |
佐用町のご当地グルメ「ホルモン焼うどん」
佐用町で一度は食べていただきたいのが「ホルモン焼うどん」。佐用町のご当地グルメで、町内にはホルモン焼うどんを食べられる店がたくさんあります。
畜産・精肉業が盛んだった佐用町では新鮮なホルモンが低価格で入手できたため、70年以上前から家庭料理として愛されてきました。
ホルモン焼うどんの特徴は、なんといっても「つけダレ」につけて食べること。タレはお店によって違うので、お気に入りの味を見つけるのも佐用町の楽しみ方の1つですよ。
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自然の恵み豊かな佐用町でリフレッシュ!
兵庫県佐用町は姫路市や神戸市、大阪などの都市部からも2時間圏内で、すこし足をのばせば遊びに行けるのが魅力です。ひまわり畑や滝など、見応えがあるスポットがあるほか、ご当地グルメのホルモン焼きうどんも堪能できますよ。
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