今日はお家でゆっくり飲みたい。ビールや日本酒のおともに、今話題の缶詰おつまみはいかがですか？ 保存食として常備するご家庭が多かった缶詰ですが、最近は缶詰のおつまみを取り揃えた「缶詰バー」のようなお店も出ています。

牡蠣や明石だこなど、兵庫のおいしい魚介類の缶詰特集です。あっさりした和風から、アヒージョやチーズが入った洋風まで揃えました。

「定番とは少し違った食べ方を知りたいけど、料理は面倒......」という方必見！ 簡単アレンジもご紹介します。

「牡蠣みそ」（1,620円/税込）

キャッチフレーズは「牡蠣より牡蠣」。使用しているのは、大粒の蒸し高級牡蠣「珠せいろ」。特許製法で牡蠣の旨みが凝縮されているのが特徴で、内閣総理大臣賞を受賞しました。

この「珠せいろ」を贅沢に5つ分ペーストにしたものが入っているのが、自然派缶詰カンナチュールの「牡蠣みそ」です。

一口食べると蟹みそのような舌触りで、牡蠣の濃厚な風味が口いっぱいに広がります。

そのままでもおいしいですが、クラッカーに載せるのもおすすめ。チーズとの相性が抜群なので、バゲットと一緒に食べるのもいいですね。
寿司飯と合わせてお寿司にしたり、ピザと合わせてみたり、和洋問わずさまざまなアレンジが楽しめます。

購入は公式ネットショップからどうぞ。

「チーズとかきのアヒージョ」（500円/税抜）

コクとうま味がありながらも、クセがなく食べやすい「播磨灘の牡蠣」。この播磨灘の牡蠣を、バルの人気メニュー「アヒージョ」にして、一口サイズのチーズを加えたのが「チーズとかきのアヒージョ」です。

缶を開けると、ふっくらとした牡蠣の身がたっぷり。磯の風味とチーズのまろやかさが絶妙にマッチしています。

バジルや唐辛子、ブラックペッパーなどが入った缶汁（アヒージョのオイル）もおいしく、スパイシーでとっても良い香り。今回はフォカッチャを合わせて楽しみました。

ピオレごちそう館にある「パントリー姫路店」で購入できます。大型スーパーマーケットでも取り扱っている店舗がありますので、探してみてくださいね。

「ほたるいか　醤油味」（540円/税込）

兵庫県の特産品を使い、素材を生かして地域らしさを大切にしながら、これまでにないオリジナリティをもった逸品が選定される「五つ星ひょうご」。唯一、７年連続で選ばれたハマダセイが販売する、ホタルイカの缶詰です。

缶詰を開けると、甘辛い匂いが食欲をそそります。ホタルイカはゆでたあと、いったん干されてから佃煮風のタレに漬け込まれています。

足は絶妙な食感で乾燥され、胴体の部分はふっくらとした仕上がり。1匹2cmほどの大きさに、イカのうま味がギュッと詰まっています。
お酒のあてにはもちろん、温かいごはんに載せても美味！

公式ネットショップ以外に、美方郡の直売店や但馬の道の駅で購入可能。JR姫路駅中のピオレ姫路おみやげ館1階にある「播磨本舗　姫想」でも販売しています。

「ほたるいか 味噌味」（540円/税込）

「ほたるいか 醤油味」と同じく、「五つ星ひょうご」に選定された「ほたるいか　味噌味」。香住ガニ（紅ズワイガニ）の缶詰を製造してきたハマダセイのノウハウを活用してつくられています。ホタルイカの缶詰は、全国的にも珍しいそうですよ。

缶詰を開けると、佃煮風のホタルイカがギッシリ！ 醤油味も甘辛くてしっかりとした味付けですが、味噌味はさらにこっくりと濃厚に仕上がっています。

そのまま食べておつまみにも、あつあつご飯のおともにもぴったりですが、缶汁まで余すことなく使った「ほたるいか炊き込みごはん」もオススメ！

味噌味で作るなら、もち米を使って「おこわ」風に仕上げてもおいしいですよ。レシピの詳細は公式ホームページをご覧ください。

「姫路若菜ソース＆舌平目」（580円/税込）

1950年代ごろまで姫路市内で盛んに栽培されていた、伝統野菜「姫路若菜」。これに着目し、東洋大学附属姫路高等学校のプロジェクト東洋さんたちが開発したのが、缶詰「姫路若菜ソース＆舌平目」です。舌平目は地元播磨灘産のものが使われています。

姫路若菜は、生徒さんたちの手によって学校近くの畑で無農薬栽培されたものを使用。露地栽培の姫路若菜は抗酸化力が強く、アンチエイジング効果が期待できますよ。

缶詰を開けると、ホワイトソースがたっぷり。中には細かく刻まれた姫路若菜と、一口大にカットした舌平目のムニエルが入っています。姫路若菜はクセが無く、ほんのりほろ苦い味。ホワイトソースとよく合います。

アレンジのおすすめは、パスタソースとして使うこと。とろみのあるホワイトソースがパスタによく絡んでおいしいですよ。

「夢乃そば」（兵庫県姫路市夢前町置本583）、「ヤマダストアー新辻井店」（兵庫県姫路市東辻井3-159-7）で常時販売されています。

「牡蠣の醤油煮」（価格・量は要問い合わせ）

「この牡蠣を味わって、初めて牡蠣を食べたと言える。」そんな言葉も出てくるほど、おいしさが違う室津牡蠣の「津田宇の牡蠣」。昭和23年から続く、網元漁師「津田宇水産」の自信作です。

この津田宇牡蠣を地元たつの市の名産品である醤油を使って、じっくりと煮込んだのが「牡蠣の醤油煮」です。

缶詰を開けると、ぷっくりと大粒の牡蠣の身が5粒！ 「津田宇の牡蠣は加熱しても身が縮みにくい。」と言われるのが納得のぷりぷり感です。

醤油・砂糖・みりん・清酒というシンプルな調味料で煮込まれた津田宇の牡蠣は、生姜の風味がほんのり効いて、アッサリと上品なお味。

あたための必要はなく、そのままおいしく食べられます。アレンジするなら缶汁も有効活用。大根おろしと缶汁を合わせてあっさりと。細切りにした玉ねぎ、人参、じゃがいもなどの野菜かき揚げ丼もおすすめとのこと。

「牡蠣のアヒージョ」（価格・量は要問い合わせ）

古くから天然の良港として栄えてきた播磨灘の室津漁場。1300年の歴史を持つ漁港は、千種川、揖保川から豊富な栄養分を含む水が流れているのが特徴です。

この室津漁場で丸々と大きく育った室津牡蠣の「津田宇の牡蠣」をオリーブオイルとにんにくで煮込んだのが「牡蠣のアヒージョ」です。

缶詰を開けると、つやつやで大粒の牡蠣の身が5粒！

耐熱容器や小鍋などに移し替えて、2～3分温めるとアヒージョオイルの良い香りが漂います。牡蠣特有のエグみや磯臭さは全く感じさせません。その理由は、養殖期間が1年と短いから。栄養豊富な播磨灘・室津漁場では、1年で牡蠣が十分な大きさに成長するそうです。

牡蠣の風味が効いたオイルまで生かしたアレンジのおすすめは、「かきのオイルパスタ」。茹で上がったパスタに牡蠣を缶汁（アヒージョオイル）ごと和えます。
津田宇水産の直売所で販売されているほか、公式オンラインショップや電話からも注文できます。

「缶つま 明石ダコのアヒージョ」（900円/税抜）

足が太く、ぷりぷりとした弾力のある歯ごたえが人気の「明石ダコ」。この明石ダコを「神戸の白ワイン」でアヒージョにしたのが、K＆Kの「明石ダコのアヒージョ」です。缶詰を開けた瞬間、ニンニクと香辛料のいい香りが漂い、食欲をそそります。

缶詰の中には、明石ダコの大きな足がゴロゴロ！ 一口食べると、うま味がお口いっぱいに広がります。

ニンニクが効いて、しっかりとした味付けの「明石ダコのアヒージョ」は、やはりバゲットに合わせるのがオススメ！湯煎してあたためると、より香り高く、おいしく食べられます。
公式ホームページには、公募で集まったさまざまなアレンジレシピが載っていますよ。

K＆Kの「缶つま」シリーズは、デパートやスーパー、酒屋さんなど、買える場所が多いのもうれしいですね。

「紅ズワイガニ ほぐし肉酒蒸し」（1,100円/税抜）

これは何も手を加えず、シンプルにカニの甘みとうま味を堪能したくなります。アレンジをするなら、缶汁も使って贅沢なかに玉にしてみたり、ちらし寿司の具にしてみたりするのがおすすめ。