【明石】爽やかな海風薫る 初夏の明石で海沿い散歩|明石丁&大蔵海岸公園

日本標準時子午線上に位置する明石市は、瀬戸内海に面した東西15.6kmの海岸線があり、風光明媚な海峡の街として知られています。
季節は折しも海が恋しくなる初夏。
明石海峡大橋が一望できる大蔵海岸を散歩して、伝統的な味を守り続ける絶品の玉子焼きに舌鼓。
デザインもキュートなクッキー缶を購入し、眼前に海が広がるハンバーガー専門店で爽快ランチ。
多彩な風味のクラフトビールを飲んで気分も最高!
爽やかな海風を浴びながら、丸1日、明石散策に外せない旬のスポットを巡ります。
散策ルート
究極のふわトロ食感に感激!技ありの激ウマ玉子焼き
地元では「玉子焼き」の名で親しまれる明石焼き。
明石に来たなら、食べずには帰れません!
ということで、大蔵海岸公園に行く前にちょっと腹ごなし。
明石市内に約70軒あると言われている明石焼きの店の中で取材班が訪れたのは、王道の玉子焼きがいただける「明石丁」です。
ここの玉子焼きの最大の特長は、大玉でふわトロな絶妙な焼き加減。
その一番の秘訣は、驚くほどキレイに手入れされた銅鍋で、じっくりと時間をかけて低温で火を通すこと。
シャバシャバの卵液は、箸で返すこと自体が至難の業。
火の通り加減を見極めながら、絶妙のタイミングで返すこと3回転、まさに専門店のプロにしかできない達人技がおいしさの秘訣です。
ダシはカツオと昆布でとった滋味深いやさしい風味。
タコはもちろん本場の明石ダコを使用し、食べる時に一番おいしくなるよう茹で加減にもノウハウが。
素材、レシピ、焼き方、すべてにこだわった究極の玉子焼きが15個700円と財布にもやさしいお値段で楽しめます。
テーブルには七味のみ。
ソースなし、アレンジなし、玉子焼き一筋で勝負する「明石丁」。
リピート決定です!
ダシの含有量が多いシャバシャバの卵液を、箸だけを使って見事な手さばきで返していきます。
時間がかかるので、効率は悪いそうですが、「おいしいものを提供したい」との思いから丁寧に焼きあげてくれます。
明石焼銅鍋の元祖「ヤスフク明石焼工房」の手打ち銅鍋を使用。
残念ながら3代目の安福保弘さんご逝去のあと、後継がなく閉店してしまったため、現在は店主が年4〜5回は炊き直しをするなど、丁寧にメンテナンスをするそうです。
仕上がりの美しさも「明石丁」ならでは。
焼きたては、箸でつまめないほどふわトロ。
口の中でほろほろと溶けていく食感と、ダシと卵のやさしい風味を堪能しました。
春はタケノコ、夏は新レンコン、秋はきのこなど、旬の素材を使った季節限定のあんかけ明石焼き(900円)は、明石丁の隠れ人気メニュー。
あんかけ目当てに通う常連も多いそうです。
テーブル席と1人でも気軽に利用できるカウンター席を用意。
店を始めたとき、15個600円だった明石焼き。
30年後の現在、15個700円とわずか100円だけの値上げで提供してくれるありがたいお店です。
テイクアウトは15個750円。
開業から2025年でちょうど30周年。
現在は2代目の辰巳さんが、先代の味を守り続けています。
店名 | 明石丁(あかしてい) |
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住所 | 明石市鍛治屋町4-17 MAP |
定休日 | 水・木曜日(祝日の場合は営業) |
電話番号 | 078-917-1301 |
営業時間 | 11:30~18:00頃 |
駐車場 | 無 |
アクセス | JR・山陽明石駅 徒歩8分 |
HP | 明石丁(一般社団法人 明石観光協会)【公式HP】 |
その他 | お問い合わせ・ご予約の際は「まるはりorみたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。 |
明石海峡大橋が一望できる、ビーチフロントの海浜公園
大満足の明石焼きでお腹を満たしたら、いよいよ海沿い散歩に出発!
明石丁から徒歩12分の距離にある大蔵海岸公園にやってきました。
ここは、明石海峡大橋を間近に望む絶好のロケーションにある海浜公園です。
32haもの広大な敷地内には、散歩やジョギングが楽しめる遊歩道、夏には海水浴場が開設され、自然観察ができる磯浜では、家族連れの利用客で賑わいます。
また、人工芝でフットサルなどができる施設(多目的広場)やバーベキュー施設など、多彩な施設が揃っています。
今回のお目当ては、真っ赤なハートマークが映える"アモーレ海岸"。
ここは、2016年に明石観光協会のボランティア組織「明石観光PR隊」のメンバーが、明石の新名所になることを願って、地面にペンキを塗って完成させた観光スポットです。
眼前には紺碧の海に浮かぶように見える明石海峡大橋。
バラ色のハートマークの中には、明石の観光PRキャッチコピー「アモーレ♡明石」の文字(アモーレはイタリア語で「愛」「愛する人」という意味)が!
明石海峡大橋をバックに撮影ができるとあって、カップルで、ペットや自転車と一緒になど、さまざまなポーズやアングルで写真を撮る人が増えています。
爽やかな海風を浴びながら、エメラルドに輝く海と美しい明石海峡大橋の絶景に、たっぷり初夏気分を楽しみました。
夏には海水浴場が開設。
ファミリー向けのイベントやビーチスポーツなどが行われるそうなので、情報をチェックしてみて。
大小の自然石や玉砂利を敷並べた人工の干潟、磯浜。
水生生物の観察ができるので、子ども連れのファミリーに人気のスポットです。
フォトスポット"アモーレ海岸"は、磯浜の東隣のあたり。
カップルで「アモーレ」な写真を撮りたいですね。
施設名 | 大蔵海岸公園 |
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住所 | 明石市大蔵海岸通2丁目 MAP |
電話番号 | 078-914-7255(大蔵海岸公園管理事務所/9:00~18:00) |
駐車場 | 有 |
アクセス | 山陽人丸前駅 徒歩7分 |
HP | 大蔵海岸公園【公式HP】 |

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