【赤穂 相生】中身は手作りマスク!不思議なマスクガチャを徹底リサーチ

【赤穂 相生】中身は手作りマスク!不思議なマスクガチャを徹底リサーチ
目次

    「自分用にも子ども用にもマスクが欲しいけど、どこに行っても買えない......」そんな方必見!

    赤穂・相生に布マスクが当たるカプセルトイ、「マスクガチャ」が誕生しました。どんなマスクが、どのくらいの確率で当たるのかを徹底リサーチ! 10ヶ所ある設置場所もご紹介します。

    面白くて実用的と人気「マスクガチャ」とは?

    その名のとおり、マスクが当たるカプセルトイです。

    登場したのは今年の4月半ば。新型コロナウイルスの影響で、使い捨てマスクだけでなく、マスクを手作りするためのガーゼやゴムの入手も難しくなったときでした。

    この「マスクガチャ」、もともとは兵庫県の伝統的工芸品「雲火焼(うんかやき)」の作品が当たる「雲火焼ガチャ」だったそうです。カプセルの中身をつくっているのは、赤穂市にある雲火焼展示館&カフェ「桃井ミュージアム」。

    「そもそも『雲火焼ガチャ』ってどんなもの?」
    「なぜ、伝統工芸品の展示館がマスク入りのカプセルトイを?」
    「どんなマスクが、どれくらいの確率で当たるの?マスク以外の景品は?」

    謎が深まる中、赤穂・相生に10ヶ所ある「マスクガチャ」のうちの1つが設置されている「道の駅あいおい白龍城(ペーロンじょう)」へ向かいました。

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    実際にまわしてみました!

    姫路市街から赤穂市方面へ車を走らせること約30分。中華風で目立つ建物の「道の駅あいおい白龍城」が見えてきます。一般道を使って東から赤穂市方面に向かう際には、必ずこの道を通るので、迷うことがありません。

    「マスクガチャ」があるのは、特産品を売っている場所の一角。「道の駅あいおい白龍城」の東側にある第一駐車場からすぐの場所にあります。

    海の駅あいおい白龍城にあるマスクガチャ

    プレイ代は1回500円です。
    早速、まわしてみました!

    マスクガチャ回している画像

    どんなマスクが入っているの?気になる中身を公開

    ドキドキしながら、カプセルを開けてみると......?

    マスクガチャの中身

    • 大人用の手作りマスク
    • 子ども用の手作りマスク
    • マスクの型紙と作り方の説明書
    • 雲火焼のネックレス
    • 桃井ミュージアムのクーポン付きミニリーフレット

    1つのカプセルにこれだけのグッズが入っていました! 今回はネックレスでしたが、箸置きやぐいのみ、お香立てなど、入っている雲火焼の種類が変わります。どれもプレイ代以上の、600円~数千円相当のものが入っているそう。なんだか得した気分になりますね。

    「道の駅あいおい白龍城」に設置されている「マスクガチャ」のカプセル中身はすべて、マスク2枚(大人用と子ども用)、マスクの型紙と作り方の説明書、桃井ミュージアムのクーポン付きミニリーフレット、そして600円~数千円相当の「雲火焼」の作品という組み合わせになっています。

    同封されているマスクの作り方はとても簡単。布端の処理や耳ゴムも不要。ミシンがなくても、手縫いでもすぐに作れます。気兼ねなく洗えるTシャツ地を使用しているのもポイントです。

    「マスクガチャ」は、ここを含めて赤穂・相生市内の10ヶ所に設置されています。すべてのカプセルにマスクが入っているのは、「道の駅あいおい白龍城」にある「マスクガチャ」のみ。

    それ以外の場所にある「マスクガチャ」は、1等・2等・参加賞と、カプセルによって中身のランクが変わるようになっています。

    40分の1の確率で当たる1等には、価格にして1万円~5万円相当の、10分の1の確率で当たる2等には数千円~1万円相当の雲火焼の作品が入っているとか! ただし、1等と2等のカプセルには、マスクは入っていません。

    そして、1等・2等以外の参加賞のカプセルには、雲火焼の作品にプラスして2分の1の確率でマスク2枚(大人用と子ども用)が入っています。

    確実にマスクがほしい方は、「道の駅あいおい白龍城」の「マスクガチャ」にチャレンジしてくださいね。

    考案したのは、雲火焼(うんかやき)展示館「桃井ミュージアム」

    桃色ミュージアムの外観写真

    「マスクガチャ」を考案したのは、赤穂市にある「雲火焼」の展示館&カフェ「桃井ミュージアム」です。

    「雲火焼」とは、江戸時代の後期から明治時代の初期にかけて、赤穂市に住んでいた大島黄谷(おおしまこうたく)という陶芸家が生み出した焼きものです。

    雲火焼の湯のみの写真

    釉薬(うわぐすり)は使わず、温度計もない時代に、煙と温度を調整しながら焼き上げられた作品は、まるで瀬戸内海の夕焼けを焼きつけたよう。象牙色に黒色、赤色のグラデーションが絶妙に混ざり合い、いつまでも見飽きない美しさがあります。

    その陶法は後世に伝えられることがなく、「雲火焼」は長らく"幻の焼き物"と言われていました。この幻の「雲火焼」を20年近くかけて復元し、展示・販売しているのが「桃井ミュージアム」です。

    水琴窟オブジェの写真

    瀬戸内海を望む小高い丘に建てられた施設は、その素晴らしい庭園も必見! 「水琴窟(すいきんつく)」と呼ばれる、自然界の水の音色を再現する装置が10種類以上置かれており、心落ち着くひとときを過ごせます。

    足湯をしながら、美しい音色と瀬戸内の眺望を楽しめる「足湯水琴窟」(利用料350円 ※タオル付き)もオススメです。

    「雲火焼」と同じ赤穂市の伝統的工芸品「赤穂緞通(あこうだんつう)」も展示。佐賀県の鍋島緞通、大阪府の堺緞通と並び日本三大緞通と呼ばれている敷物です。
    藍・茶・白を基調とした色合いが特徴的な「赤穂緞通」は、1畳分を1枚織り上げるのに半年から1年かかるのだそう。

    桃井ミュージアム・テラスからの景色

    入館料として500円が必要ですが、同額の金券を発行してもらえ、館内のカフェで飲食をしたり、物品を購入したりする際に使用できます。

    マスクをカプセルトイにしたきっかけは?

    そんな「桃井ミュージアム」も、新型コロナウイルス感染症による政府の緊急事態宣言を受け、臨時休業となっていました。

    スタッフの雇用を継続するために、そして先行きの見えない不安な状況の中でも、少しでも明るい気持ちになってもらえるように......。そんな思いのもと、スタッフが手作りしたマスクを入れた「マスクガチャ」が誕生しました。

    ※5月24日(日)から営業再開されています。

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    設置場所はこちら!近くへ立ち寄ったらぜひお試しを

    「マスクガチャ」の前身「雲火焼ガチャ」は、赤穂・相生市内の28ヶ所に設置されていました。しかし、商業施設や旅館内など、新型コロナウイルスの影響で休業している場所も多数。

    「マスクガチャ」として稼働しているのは、以下の10ヶ所です。

    • あいおい白龍城
    • 赤穂大石神社
    • 赤穂パークホテル
    • 赤穂ロイヤルホテル
    • 奥藤(おくとう)酒造郷土館
    • 花岳寺(かがくじ)
    • カナリヤ手芸店
    • サイクルヒット赤穂店
    • さこし高瀬舟
    • しおさい市場おうみや

    まだまだ予断を許さない状況ではありますが、食料品調達のために近くを通られた際などにトライしてみてはいかがでしょうか?

    施設名 桃井ミュージアム
    住所 兵庫県赤穂市御崎634 MAP
    休館日 火曜日
    入館料 500円 ※身障者・小中学生は200円
    電話番号 0791-56-9933
    営業時間 9:00~16:00
    駐車場 有(無料)
    アクセス 山陽自動車道・赤穂ICより車で20分
    HP 桃井ミュージアム【公式】
    その他 お問い合わせの際は「姫路みたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。

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    2020年5月28日時点での情報です。
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