寒い冬にほっこり飲みたい【甘酒】の飲み方と、あったかレシピをご紹介!
日本の伝統的な発酵食品は、「麹」が使われているものがほとんど。麹が持つ「酵素」が食品の成分を分解し、おいしくて体にやさしい食べ物になるのです。家庭で気軽に作れる麹の発酵食品といえば「甘酒」ですよね。
冬にほっこり飲みたい甘酒の活用法や、アレンジレシピなどをご紹介します。
甘酒って、冬に飲むもの?
寒い日に温めてほっこり飲みたくなるのが甘酒。近年は、お正月などに温かい甘酒を飲む風習が根付いています。しかし「甘酒」という言葉は、俳句では夏の季語となっているのです。昔から、甘酒は夏バテ防止のために飲まれていました。
実は、甘酒に含まれている美容や健康に効果的な成分は、とても熱に弱いのです! 次の項目では、せっかくの成分を損なわないために、甘酒を温めるときの工夫を紹介します。
麹同様、体に優しく栄養たっぷりのモリンガもチェック
甘酒の温めて飲むときの注意点
甘酒を温めて飲むときは、ちょっとした工夫で、甘酒に含まれている美容や健康に効果のある成分を損なわずに、おいしく飲むことができます。
美肌に効果のある「コウジ酸」などの成分は熱に弱く、温めすぎるとその効果が期待できなくなってしまいます。なるべく失わないようにするポイントは、加熱しすぎないこと。
その温度はズバリ 「60℃」以下!
麹に含まれる酵素は60℃を超えると失活するといわれています。温め過ぎないように気を付けて。
ほっこり温かい甘酒の美味しい飲み方とは
「60℃ってちょっとぬるいんじゃない?」という声が聞こえてきそうですが、 いえいえ、そんなことはありません。ちょうど良いくらいの熱さですよ。むしろ、結構熱いです!
それでも「温まりたいからもっと温度を上げたい!」という方は、生姜を甘酒に入れるのがおすすめ。甘酒に刻んだ生姜を入れて温めると、飲んだ瞬間からじわーっと身体がポカポカしてきます。
こんな少しの工夫で甘酒の効果を失わず、おいしく飲んでほっこり温まることができるんです。
飲むだけじゃない!甘酒アレンジのススメ
甘酒=飲むもの。というイメージがあるかもしれませんが、飲む以外にも色々な活用法があります。手作りした甘酒には、麹の持つ酵素やビタミン類などの栄養素がたっぷり入っています。美容効果・健康効果が期待できる成分を最大限に摂りたいなら、自分で手作りした甘酒を生のまま飲むのが一番です。
しかし、甘酒の味が苦手な人方や、温めた甘酒は苦手な人がいるかもしれません。また、毎日飲んでいると甘酒の味に飽きてしまう人もいると思います。
そんな人には甘酒のアレンジをおすすめします。
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まずは基本の甘酒を作りましょう
まずは基本の甘酒を作りましょう。レシピの分量はあくまで目安。麹や水の量は好みで変えても全く問題ありません。
<材料>
・米麹 230g・水 750ml
A:米 180ml
水 720ml
①Aでおかゆを固めに作り、水750mlを加えてほぐす。
②60℃以下に冷めたら米麹を加えてよく混ぜ、炊飯器やヨーグルトメーカーで50~60℃を保ちながら8時間ほど保温する。
冬に食べたい甘酒活用レシピ
続いてアレンジレシピです。甘酒の原料は米と麹だけ。なのに米が甘くなるのは、麹の持っている酵素が米のデンプンを分解して、ブドウ糖にしてくれるから。この原理は、米でなくても同じです。
ということは、甘酒の作り方と全く同じ要領で、お米以外のものも甘くできるということです!
今回は、お米の代わりに小豆を使い、砂糖なしでも甘~いあんこが作れる「小豆麹」のレシピをご紹介します。
<材料>
・米麹 250g・小豆 250g (乾燥状態で)
① 小豆を柔らかくなるまで煮る。
② 60℃以下に冷まし、麹とよく混ぜて55℃~60℃で約8時間保温する。
小豆を煮るときと、麹と混ぜたときの水分量は、お好みの固さになるように水を足したりして調整してください。できたてのホカホカもおいしいですよ。冷めたら小分けにして冷凍できます。
甘酒の要領で米を小豆に変えて作った、砂糖不使用のヘルシーなあんこ。通常、あんこを作るときはかなりの量の砂糖を入れますが、麹があれば、砂糖を一切使わなくてもしっかりと甘味を感じるあんこを作れるのです。
ほかにも、おしるこ、おはぎ、お饅頭、たい焼き、パンケーキにのせるなど、いろんな用途に使えます!
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まとめ
美容と健康にものすごいパワーを発揮してくれる甘酒。基本のレシピや、アレンジレシピを紹介しました。甘酒にナッツやフルーツを混ぜ込んで食べるシンプルなアレンジもおすすめです。
自然な甘さのスイーツってうれしいですよね。子どものおやつにもピッタリ!
ぜひ、家庭での手作りにチャレンジしてみてください。そして、いろんなアレンジを楽しんでみてくださいね!
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