tamaki niime~社員食堂編~播州織のブランドが大切にする衣食住への意識とは

兵庫県のほぼ中央部にあり「日本のへそ」と呼ばれる西脇市では「播州織」が地場産業として伝えられています。こちらのシリーズでは、西脇市を拠点にするブランド「tamaki niime」の取り組みをお届け。
200年以上の歴史と伝統をもつ播州織を新しい感覚で捉えた作品を生み出す「tamaki niime」が、良い物を作るために大切にしていることとは?

【tamaki niime】あなただけの特別の色を見つけませんか?
社員食堂に使用されているお洒落なカフェスペース
「tamaki niime」は、2004年大阪でブランドを立ち上げ、その後西脇へ移住。西脇でも3回移転していて、ShopとLabの規模を拡大しつつ現在に至っています。
社員食堂に使用されている店舗2階のカフェスペースは、観葉植物が飾られた気持ちの良い空間です。大きな窓には田園風景が広がり、季節の移ろいが感じられます。
スタッフの方が「晴れの日も良いですが、雨の日もしっとりしていて好きなんです」と話します。
カフェスペースのインテリア
カフェスペースには、スタッフの作品が飾られています。
見てもらうことで制作のモチベーションが上がり、また作品に反映していけるようにと、定期的に変えて展示をしているそう。
また、店舗で販売していない播州織の作品がインテリアに取り入れられることもあります。椅子の座面、ソファやクッションに生地を使ったり、余り布を無駄にしないようコースターやマットにしたりと、さまざまな工夫が見られます。
ランチタイムを豊かにする食材や食器
食器棚には、日本各地でセレクトしてきたさまざまな食器が並んでいます。料理が似合う器を選ぶのも、とても楽しい時間です。
社員食堂では、自家菜園や地元で取れた野菜たっぷりの手作りおばんざいがいただけます。野菜は、無農薬にこだわり、体に優しいものばかり。
玄米と白米から選べるご飯は、おかわり自由!
お気に入りの食器に盛ると、色鮮やかで食欲をそそり、それだけで笑顔になりそうですね。

【三木市】身も心も癒しのおばんざいバイキング
玉木さんの「食」への思い
デザイナーの玉木さんは、当初から食堂の構想があったと話します。
「ものづくりをする上で、とにかくがむしゃらにやってきた。新しい工場も作り、機械も入れた。自分が思う作品ができた今は、人づくりを大切にしています。ちゃんと食べて、体が元気でないと、良い作品はできない」
「朝夕は個人に任せるとして、お昼はしっかり食べてほしい。みんなめっちゃ食べるんです(笑)。気持ち良く、そして長く身に着けてもらえる物を作るために、スタッフが健康で前向きにものづくりに取り組むことが大事」
「衣・食・住」への意識とは?
衣・食・住の全てを提案し、ファッションもクリエイションの一部として考えている玉木さん。
「食や家具をはじめとする自分の身の周りの物が、全て自分たちで作った物で満たされれば」と話します。そんな考えから、原材料の綿の栽培、米・野菜の無農薬栽培にもチャレンジを始めました。
「自分たちが気に入る物を自分たちで作っていく」という姿勢で取り組まれるからこそ、多くの人が「tamaki niime」の作品に魅了されるのかもしれません。

【tamaki niime】色と遊び唯一無二の物づくり -染色職人-
店舗情報まとめ
カフェスペースの見学やご利用については、店舗までお問合せください。
店名 | tamaki niime(タマキニイメ) |
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住所 | 兵庫県西脇市比延町550-1 MAP |
定休日 | 火曜日 |
電話番号 | 0795-38-8113 |
営業時間 | 11:00~18:00 |
駐車場 | 有(無料) |
アクセス | JR加古川線「日本へそ公園」より徒歩5分 |
HP | 公式ホームページ |
その他 | お問合せの際は「姫路みたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。 |
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