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新春ふくふく夢前七福神めぐり

新春ふくふく夢前七福神めぐり
目次

    七福神巡りは、七つの難が滅び七つの福が生じると言われています。 御朱印帳をたずさえて神社仏閣歩きが趣味の方には、新春にふさわしい福徳巡りをしてみませんか?御朱印には興味があるけれど最初の一歩が踏みだせない方がいたら、夢前七福神巡りでデビューしましょう。各寺に御朱印を記して頂ける色紙が用意されています。

    選りすぐり日帰り温泉3選

    おしゃれでお得な姫路の日帰り温泉を紹介します。ほっこり、まったりしてみませんか?

    布袋尊(ほていそん) 通宝山弥勒寺 天台宗

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    長保2年(1000年)性空上人が草庵を結ばれ隠棲されたのが始まりで、書寫山圓教寺の奥の院と呼ばれています。本堂とご本尊弥勒菩薩は国指定重要文化財。普段は非公開ですが、お正月は特別拝観ができます。

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    布袋さまは弥勒仏の化身とされ、七福神の中で唯一実在の人物と伝えられています。大きな袋を背負った太鼓腹のスキンヘッド僧侶として描かれる布袋尊。にこにこと笑顔をたやさないポジティブな神様は、成功、金運、福徳のご利益を授けてくださいます。

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    除夜から元旦にかけて参拝すると、縁起がよいとされる二年参りができます。正月3ケ日は甘酒のおもてなしがあります。

     
    第一番札所terrain 通宝山 弥勒寺
    所在地place 兵庫県姫路市夢前町寺1051 MAP
    お問合せ先phone 079-335-0330
    駐車場local_parking 有(無料)
    公式HPlink 公式ホームページ

    寿老人(じゅろうじん) 莇野山正覚寺 天台宗

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    長保4年(1004年)性空上人により堂山山上に建立されたと伝えられ、江戸時代の宝暦年間に現在地に移築されました。ご本尊は阿弥陀如来。おみくじの創始者とされる元三大師もお祀りされています。

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    寿老人は、幸福(福)財産(禄)長寿(寿)の三徳の神様。南極星の化身とも言われ、福を招く芭蕉扇、長壽を示す杖、禄に繋がる鹿を従える姿に表されることが多くあります。福禄寿とは同体異名ともされます。

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    お正月の3日間は、お茶と茶菓子のおもてなしがあります。

     
    第二番札所terrain 莇野山 正覚寺
    所在地place 兵庫県姫路市夢前町戸倉419MAP
    お問合せ先phone 079-336-2638
    079-336-0933(圓楽寺)
    駐車場local_parking 有(無料)

    福禄寿(ふくろくじゅ) 金林山真楽寺 高野山真言宗

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    書大永元年(1521年)に覚尊上人により創建されたお寺で、入り口には馬頭観音を祀る若宮社があり受験シーズンには遠方より沢山のお参りがあります。護摩堂に雪彦山護国寺筆頭鎮護寺本尊大日如来がお祀りされています。

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    幸福(福)財産(禄)長寿(寿)の三徳の神様。背は低く、長い頭に長い髭の容貌。巻物を結んだ杖を持ち、長寿のシンボルとして鶴を従えています。健康長寿の神、人徳の神として信仰されています。

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    新春夢前七福神の3日間は、村人が育てた大根と地元酒蔵「壺坂酒造」の酒粕で作ったかす汁がふるまわれます。

     
    第三番札所terrain 金林山 真楽寺
    所在地place 兵庫県姫路市夢前町山之内己527 MAP
    お問合せ先phone 079-338-0105
    駐車場local_parking 有(無料)
    公式HPlink 公式ホームページ

    毘沙門天(びしゃもんてん) 八正山生福寺 高野山真言宗

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    正保元年(1664年)後光明天皇代に僧台坊上人が御出座しのときに創建されました。当時は地蔵院と号し、地蔵菩薩をご本尊に脇佛に毘沙門天がお祀りされました。宝暦元年(1751年)現在の地に移転し生福寺と改められました。

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    持国天、増長天、広目天と共に多聞天と呼ばれる四天王の一尊。右手に宝塔、左手に宝棒と三叉戟ほこを持ち、甲冑姿の勇ましい姿をしています。武神であるところから勝負事にご利益があると崇められ、恵比寿や大黒天にならぶ福の神としても人気があります。

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    通常は境内の毘沙門天にお詣りしますが、お正月はご本堂に安置されているご本尊が特別公開されます。

     
    第四番札所terrain 八正山 生福寺
    所在地place 兵庫県姫路市夢前町山之内甲442 MAP
    お問合せ先phone 079-338-0146
    駐車場local_parking 有(無料)

    大黒天(だいこくてん) 百丈山臨済寺 臨済宗

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    康暦元年(1379年)播磨の領主赤松義則が京より招いた別峰大殊円光国師により開山。姫路城主松平直矩が大龍寺から霊應紹泉和尚を中興開山に招き、延宝3年(1675年)復興した経緯があります。夢前で臨済宗の中心地となっています。

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    米俵に乗り福袋と打出の小槌を持った微笑の長者の姿かたちで表される大黒様。食物、農業をつかさどる糧食財宝の神です。一家を支える人を大黒柱というように、大福徳を授けてくださいます。

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    お正月の3日間は、夢前名物のたまごせんべいと柚子茶でおもてなしくださいます。カーナビの案内は迷うことがあるようです。グーグルマップを利用してお詣りしてください。

     
    第五番札所terrain 百丈山 臨済寺
    所在地place 兵庫県姫路市夢前町新庄1468-4 MAP
    お問合せ先phone 079-336-0198
    駐車場local_parking 有(無料)

    恵比寿(えびす) 一乗山蓮華寺 天台宗

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    天長年中(824年~833年)慈覚大師の建立と伝えられる蓮華寺。寺の名にふさわしく蓮の季節には参道や境内に咲き乱れます。愛宕山麓の斜面を削りとった桁行九間、梁間三間、貫三段の木造懸造りのご本堂はうっとり見とれる美しさです。

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    ふくよかな満面の笑み「えびす顔」をたたえる豊漁と商売繁盛の神様です。恵比寿さまが抱える鯛は、すべてのめでたいことを授ける証とされ、釣竿の一筋の糸は、足ることを知るありがたさを示しています。正直者に福を与えてくださいます。

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    お正月の間はご本堂が開帳され、御朱印もご本堂で拝受されます。みかんのおもてなしの他、新春の絵馬を無料でご奉納させていただけます。

     
    第六番札所terrain 一乗山 蓮華寺
    所在地place 兵庫県姫路市夢前町杉之内291 MAP
    お問合せ先phone 079-336-0818
    駐車場local_parking 有(無料)

    弁財天(べんざいてん) 冨田山性海寺 天台宗

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    霊亀2年(716年)徳道上人により開山されました。室町時代は播磨の守護赤松氏、英賀城主三木氏庇護を受け、江戸年間は僧知琳、衣笠氏、有賀氏の援助を得、存亡の危機を乗り越えました。弁天堂は1975年に宮置中心地より遍座したものです。

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    ヒンドゥー教の女神サラスヴァティーが原型といわれている弁才天は、学問、芸術の保護神です。インドの河川の守護を司ることから、人の汚れを払い幸せと富をもたらすご利益や、子孫繁栄を恵むご加護もあります。

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    ご本堂の左手に新春のめでたさを象徴する五葉松があります。樹齢400年の老木にあやかり一年の門出を祝いましょう。おもてなしに甘酒がふるまわれます。

     
    第七番札所terrain 冨田山 性海寺
    所在地place 兵庫県姫路市夢前町宮置812MAP
    お問合せ先phone 079-335-1988
    駐車場local_parking 有(無料)

    楽しく七福神巡り

    御朱印は神様を参拝した証です。一期一会のご縁を頂戴するのですから、失礼のないように参拝したいですね。
    最初に手水舎ちょうずやで身を清めます。作用は右手に持った柄杓で水を汲み、左手にかけます。柄杓を左手に持ち替えて、右手を洗います。もう一度柄杓を右手に持ち左手の平で水を受け、口をすすぎます。柄杓を立てるようにして、残った水で触れた柄を清めます。
    賽銭は参拝前に入れ、鈴がある場合は鳴らします。二礼二拍手一礼をもって参拝します。
    御朱印の御代は、神様に参拝するご縁を頂いた気持ちを志納するものです。お釣りがないようにあらかじめ小銭を用意しておきます。夢前七福神の御朱印初穂料は300円です。
    マナーや節度を守れば、七福神巡りはもっと楽しくなります。神様も喜んでくださるでしょう。

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    いにしえから、正月は枕の下に七福神や宝船の絵を入れてる慣わしがありました。そうして見た初夢は、神様のご加護があり必ず叶えられると信じられてきたのです。夢前七福神巡りの色紙は、宝船に一同に介する神様が描かれています。さらに神様とご縁を結んだ証の御朱印がしるされていますから、一年の幸せをもたらす縁起物になります。

    2018年11月28日時点での情報です。
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