【加古川】加古川浜手の播州松巡りとグルメを楽しむ1日散歩|尾上神社

山陽尾上の駅から別府駅にかけての加古川浜手エリアは、由緒のある寺社仏閣や緑豊かな公園が点在するのどかな住宅街です。
山陽尾上の松駅を起点に、旧国鉄高砂線尾上駅跡、播州松巡りの西の名所尾上神社、浜の宮公園を歴史探訪。
公園ではフライングディスクゴルフにも初挑戦!
うっとりするおいしさのスイーツで人気のパティスリーや、石焼きオムライスの名店など、絶品グルメもしっかり満喫。
ゆったりした時間が流れる約4kmのコースをのんびりと散策します。
散策ルート
1.山陽尾上の駅
2.旧国鉄高砂線尾上駅跡
3.尾上神社
4.Epi de Rouge(エピ・ド・ルージュ)
5.浜の宮公園
6.石焼オムライスダイニング クローバーキッチン
ノスタルジックな風情が漂う旧国鉄高砂線尾上駅跡
尾上の松駅は、1923年(大正12年)に神戸姫路電気鉄道開業と同時に設置された歴史ある駅。
ここから加古川浜手の散策をスタートします。
1984年11月末に廃止となった高砂線は、現在のJR加古川駅から高砂港駅までを結んでいた日本国有鉄道(国鉄)の路線。
その路線のちょうど中間あたりに位置する山陽尾上の駅から散策をスタート。
まずは、駅の南東すぐにある旧国鉄高砂線尾上駅跡へ向かいます。
旧国鉄高砂線は加古川の舟運を代替する目的で、舟運の物資集散地であった高砂と流域各地を結ぶ路線として開通しました。
貨物輸送を中心とした運行だったため、旅客列車は本数が少なかったものの、地元の高校生の足として重宝されていたそうです。
1970年代後半まで木造の駅舎が残っていましたが、駅の無人化の影響でそれも撤去され、高砂線在りし日の痕跡は小さな公園に設置された車輪のモニュメントと石銘板だけに。
静寂の中に佇む車輪の風情にノスタルジックな気分を味わいながら、尾上神社に向けて山陽電鉄の線路沿いを進みます。
車輪のモニュメントと石銘板が据えられた旧国鉄高砂線の尾上駅跡。
旧国鉄高砂線が山陽電鉄と並行して走っていた時代を空想しながら尾上神社方面へ。
夫婦愛と長寿の象徴、尾上の松で有名な尾上神社に参拝
由来は神功皇后の三韓征伐まで遡る海の神様、住吉大明神をご祭神に祀る古社を参拝。
「たかさごや〜」から始まる謡曲「高砂」は、夫婦愛、長寿の理想をあらわした謡曲の代表作と言われることから、昔は結婚式に欠かせない謡(うたい)でした。
阿蘇の神主友成が上京の途中に高砂の浦に立ち寄り、相生の松の精である老人夫婦と出会うところから始まる物語で、尾上一帯を舞台としています。
尾上神社の境内には、その中で謡われる相生の霊松「尾上の松」があることで有名。
1つの根から男松(黒松)と女松(赤松)が生えている姿は非常に珍しく、霊松として信仰を集めてきました。
現在の松は七代目。
樹齢約100年の圧巻の姿を拝むことができます。
また、社殿に寄り添って枝を張る「片枝の松」は、神功皇后の後を慕って、枝がすべて東の方向を向いていると言われています。
その形状は、あたかも龍のうずくまった様な神秘的な姿。
真冬でも緑色の葉を茂らせ、寿命が長い松の花言葉は「永遠の若さ」「不老長寿」。
縁起のいい松にあやかれるよう、しっかりとお参りをさせてもらいました。
まずは手水舎(ちょうずや)で身と心を清めます。
拝殿に向かって右側に相生の霊松「尾上の松」が。
幸せな結婚生活の象徴として信仰されてきました。
二礼二拍手のあと、厳かな気持ちで参拝。
深く一礼すると、心が洗われた様な気持ちに。
現在は三代目にあたる「片枝の松」。
片枝の松越しに仰ぎ見る壮麗な本殿は、江戸時代後期に建立された歴史深い建築物です。
スポット名 | 尾上神社 |
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住所 | 加古川市尾上町長田字尾上林518 MAP |
定休日 | 無休 |
電話番号 | 079-422-5676 |
開門時間 | 6:00〜18:00 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 有(参拝者は無料) |
アクセス | 山陽尾上の松駅 徒歩10分 |
HP | 尾上神社【公式HP】 |
その他 | ※尾上の鐘拝観は要予約 お問い合わせ・ご予約の際は「まるはりor姫路みたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。 |
[モデル/大西美耶]
[写真/宇夫方伸一]
[記事/梶井真弓]

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