雄大な自然をまるごと体感【神河町】観光の名所・人気スポットとご当地グルメをご紹介

「砥峰高原」や「新野の水車」、「扁妙の滝」など、自然の豊かさを感じられる場所がたくさんある「神河町」。
ロケ地や撮影スポットとしても人気が高いまちです。
そんな「神河町」のオススメの観光名所や、お土産にもピッタリのご当地グルメをご紹介します。
神河町の基本情報
関西地方でも有数の高原地帯として知られている「砥峰高原」と「峰山高原」が広がる神河町。
関西でオススメの星空スポットとしても人気があります。
兵庫県のほぼ中央に位置し、総人口は約10800人です(令和3年11月末現在)。
アクセスについて
神河町は京阪神からのアクセスが良好で、車の場合、姫路からは播但連絡道経由で約40分、神戸・三宮からは中国自動車道経由で約1時間15分、大阪からは阪神高速11号池田線経由で約1時間20分です。
電車の場合、姫路からは約40分、神戸・三宮からは約1時間30分、大阪駅からは約1時間50分で到着します。
歴史について
2005年に神崎町と大河内町が合併して誕生した神河町。
明治時代に日本で初めて築かれた高速産業道路「銀の馬車道」が2017年に日本遺産に認定されるなど、自然豊かな風土で育まれた歴史的文化遺産が今も数多く残っているまちです。
各地区にはさまざまな伝統行事も残っています。その一つ、ユニークなお祭りとして、化粧を施した男性が花嫁に扮し、担ぎ手に担がれて練り歩く「日吉神社のとんぼ道中」があります。沿道には町内外から多くの観客が集い、にぎわいます。
風土・気候について
暖温帯の気候に属し、一年を通して比較的雨量が安定している神河町。
町花はさくらで、春に町内のさまざまな場所で桜を見ることができます。
峰山高原では、冬にスキー場がオープンし、ウインタースポーツが楽しめます。
神河町のおすすめ観光スポット
自然豊かな神河町には、「砥峰高原」や「扁妙(へんみょう)の滝」「新野の水車」など絶景のフォトスポットが数多くあります。
また、農村公園や木工体験センター、アウトドア施設など、観光施設も多くあります。
砥峰のふもとを流れる犬見川には、夏場に蛍が飛び交う幻想的な光景を見ることができるほか、渓流釣りも楽しめます。
西日本有数のススキ高原「砥峰高原」
90haにおよぶススキの大群生地としても知られている「砥峰高原」。雪彦峰山県立自然公園に位置する山野草の宝庫です。
夏には緑のじゅうたんが、秋には黄金の大海原が広がり、見る人の心をひきつけます。
また、映画やドラマのロケ地として数多くの作品が撮影されています。
スポット名 | 砥峰高原 |
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住所 | 兵庫県神崎郡神河町川上801 MAP |

砥峰高原のススキ【完全ガイド】アクセス・見ごろは?
ノスタルジックな原風景「新野の水車」
1693年(元禄6年)以前から存在していたと言われている「新野の水車」。
田んぼへ水をくみ上げるための水車で、地域住民の取り組みにより、現在、11基の水車が復活しています。
周辺には、水温14℃前後の清流でしか育たず、全国でも生育場所が限られている「梅花藻」が生息。梅の花に似た白い小さな花が4月~5月末ごろまで咲いています。
スポット名 | 新野の水車 |
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住所 | 兵庫県神崎郡神河町新野 MAP |
神秘的な冬の絶景「扁妙の滝」
標高939.4mの笠形山にある名瀑「扁妙(へんみょう)の滝」。その落差は65m。笠形山の登山道入口から徒歩約30分の場所にあります。
四季をとおして変化する風景が大変美しく、特に冬期に凍結する「氷瀑」が有名です。
名称は江戸時代の初期に、滝の近くに不動明王をまつった僧「扁妙(へんみょう)」に由来すると言われています。
スポット名 | 扁妙の滝 |
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住所 | 兵庫県神埼郡神河町根宇野 MAP |
人気の観光スポットをぐるりと一周!「カーミン号」の貸し出しも
神河町では、「カーミンの観光案内所」と「神姫グリーンバス粟賀営業所」で、1人乗りの小型電気自動車「カーミン号」を貸し出しています。
事前予約をしておくと平日は最大2台、土日は最大3台のレンタルが可能です。利用料金は、4時間以下は1,000円、4時間以上は2,000円。営業時間は、午前9時~午後5時です。
また、観光案内所では、レンタサイクルの貸し出しも行っています。こちらの利用料金は、4時間以下は500円、4時間以上は1,000円です。(※電動自転車は、4時間以下1,000円、4時間以上2,000円)
※利用料金はいずれも税込です。
神河町の名物グルメ&特産品
神河町にはゆずや自然薯(じねんじょ)などの特産品や、伝統食「からかわ」といった郷土料理があり、地元の食材を使ったグルメが楽しめます。
からかわ
かつて神崎郡神河町新田地区の各家庭で作られていた、山椒の木の薄皮の佃煮「辛皮(からかわ)」。ピリピリとしびれるような刺激が特徴の珍味で、保存食や酒のつまみとして食べられてきました。
その辛さは山椒の実の数倍にあたり、薬味として豆腐や白飯に少量乗せるとクセになるのだとか。
冬季に山椒の木を切り、流水でアク抜きをし、細かく刻み、炊き上げるもので、手間ひまをかけて作られています。
ゆず
昭和50年ごろから栽培が始まり、その香りの高さや酸味、みずみずしさを生かした、さまざまな加工品の開発が行われてきました。
オススメは「ゆずジャム」や「ゆずサイダー」で、柚子エキスを配合した、潤いたっぷりのスキンケア商品も好評です。ご自宅用にはもちろん、お土産品としてもいかがでしょうか?
「神河町」におでかけしませんか?
「砥峰高原」をはじめ、四季折々の豊かな自然が広がる「神河町」。
「からかわ」や「柚子」などの特産品を生かしたオリジナル商品も豊富です。
そんな魅力あふれる神河町へ、日常をちょっと離れて、リフレッシュしに行きませんか?