子午線のまち【明石市】観光名所や名物グルメを厳選してご紹介!

東経135度日本標準時子午線がとおるまち「明石市」。
工業や漁業など多彩な産業で栄えるほか、「魚の棚商店街」や「明石市立天文科学館」などがある観光地としても知られています。
名産品の「明石だこ」や人気の「明石焼」など、名物グルメもいっぱい! そんな明石市の魅力を紹介します。
明石市の基本情報
「東経135度日本標準時子午線」や「明石海峡大橋」で有名な明石市。江戸時代から続く酒造り、そして年間100種類もの魚が水揚げされる漁業のまちとしても知られています。
兵庫県南部に位置し、神戸市や加古川市と隣接し、明石海峡をはさんで淡路島と向き合っています。人口は約30万人の中核市です。
アクセスについて
明石市へのアクセスは、JR神戸線(山陽本線)の新快速の利用が便利です。姫路から約25分、神戸・三ノ宮からは約15分、そして大阪からは約40分となっています。
山陽新幹線「西明石駅」からJR「明石駅」へはわずか3分なので、遠方からのアクセスも良好です。
JRと並行して山陽電車が走っており、「山陽姫路駅」~「山陽明石駅」間を約30分で結んでいます。
歴史について
陸上と海上交通の要衝として、古くから栄えた明石市。源氏物語や柿本人麻呂の歌にも登場するなど、古来より風光明媚な場所として知られています。
1619年(元和5年)に明石城が築城され、城下町として繁栄しました。現在の明石市は1919年(大正8年)に成立。神戸や大阪のベッドタウンとしても人気を集めています。
風土・気候について
晴れの日が兵庫県で2番目に多い明石市。瀬戸内海に面し、年間を通じて温暖で穏やかな気候が特徴です。
年間降水量は、国内の平均が約1700ミリなのに対して、1000ミリ程度。日照時間は国内の平均が約1850時間程度に対して2196時間で、快適に過ごせるまちです。
明石市に行くなら!おすすめ観光スポット
海上交通の拠点として古くから栄えた歴史や瀬戸内海に面した自然、まち歩きなど、魅力が尽きない明石市。
ぜひ押さえたいオススメの観光スポットを紹介します。
魚の棚商店街
地元で獲れる「明石鯛」や「明石だこ」など、新鮮な魚介類を扱う店が並ぶ「魚の棚商店街(うおんたな)」。
明石市の中心部にある全長約350mのアーケードに、約100店舗が軒を連ねています。練り物や乾物、お土産品などを扱う店もあってにぎやかです。
年末に多くの大漁旗が掲げられる様子は圧巻! 「明石焼」などのご当地グルメも楽しめますよ。
約400年前に明石城が築城された際、宮本武蔵が行った区画整理「町割り」によってできたと伝えられています。
スポット名 | 魚の棚商店街 |
---|---|
住所 | 兵庫県明石市本町1 MAP |
HP | 魚の棚商店街【公式】 |
明石市立天文科学館
東経135度日本標準時子午線の上に建っている「明石市立天文科学館」。
1960年6月10日の「時の記念日」に開館した、「時と宇宙」をテーマとする博物館です。
特に有名なのが国内現役最古のプラネタリウムで、学芸員が肉声で解説するプログラムが人気。宇宙や星に関する展示物も充実しています。
スポット名 | 明石市立天文科学館 |
---|---|
住所 | 兵庫県明石市人丸町2-6 MAP |
HP | 明石市立天文科学館【公式】 |
明石城&兵庫県立明石公園
明石藩初代藩主・小笠原忠政(後の忠真)が1619年に築城した名城「明石城」。
「坤櫓(ひつじさるやぐら)」と「巽櫓(たつみやぐら)」は、日本に12基しか現存していない三重櫓のうちの2基で、いずれも国の重要文化財に指定されています。
明石城跡を中心に「兵庫県立明石公園」として整備されており、四季折々の自然を満喫できる憩いの場として多くの人が訪れます。「日本さくら名所100選」にも選ばれており、春には約1400本のソメイヨシノが咲き誇ります。
スポット名 | 明石城&兵庫県立明石公園 |
---|---|
住所 | 兵庫県明石市明石公園1-27 MAP |
HP | 明石城【公式】、兵庫県立明石公園【公式】 |
大蔵海岸公園
海に面した開放感が魅力の「大蔵海岸公園」。目の前には明石海峡大橋、その向こうには淡路島を臨みます。
海水浴場のほか、バーベキュー施設、遊具がある「こども広場」、フットサルやグラウンドゴルフができる多目的広場などの設備が充実。
生物観察ができる人工の干潟・磯場もあり、大人から子どもまで1日たっぷり遊べます。
スポット名 | 大蔵海岸公園 |
---|---|
住所 | 兵庫県明石市大蔵海岸通2丁目 MAP |
HP | 大蔵海岸公園【公式】 |
明石市に行くなら絶対食べたい!名物グルメ
瀬戸内海に面し、漁業も盛んな「明石市」。特に明石海峡は栄養が豊富で潮の流れが速い、日本でも有数の漁場です。
全国的にも有名な「明石鯛」や「明石だこ」、タコを使った「明石焼」など、明石市に行ったらぜひ食べたい地元グルメを紹介します。
明石焼
卵たっぷりの丸い生地にコリコリのタコが入った「明石焼」。地元では「玉子焼」の名前で親しまれています。たこ焼きのルーツといわれており、見た目も似ていますが、さまざまな違いがあります。
生地に小麦粉を多く使うたこ焼きに対して、明石焼は小麦粉とじん粉(小麦粉のでんぷんを精製したもの)を使用しているためふわふわとした食感が特徴です。
また、たこ焼きにはソースやマヨネーズをかけるのに対し、明石焼はだし汁につけます。だし汁につけるのには、熱々を冷ますことで食べやすくする意味もあるのだとか。
市内には専門店が約70軒あるので、ぜひ立ち寄ってみましょう。

【魚の棚周辺】明石焼 有名なお店9選!
明石だこ
明石海峡の潮流に耐えるため、太く短い脚を持つのが特徴の「明石だこ」。身が引き締まって食感はプリプリ。噛むとほのかに甘みを感じます。
お刺身や煮物・酢の物など、さまざまな楽しみ方がありますが、オススメは干しダコを炊きこんだ明石の郷土料理「タコ飯」。干すことで凝縮したタコの旨味がご飯にしみ込んで、おかわりしたくなるおいしさです。
明石鯛
明石海峡の豊かな恵みを受けて育った「明石鯛」。身がよく引き締まり、高級品として知られています。
特に秋は脂がのって甘みと旨味も強く絶品です。
※写真はイメージです。
お刺身や湯引き、塩焼きのほか、焼いた鯛でだしを取って炊く「鯛めし」や、刺身の漬けをのせた「鯛茶漬け」もおすすめです。
見どころいっぱい・おいしいものもいっぱいの「明石市」へ遊びに行こう
「明石鯛」や「明石だこ」といった新鮮な魚介類や、独自の「明石焼」など、グルメ満載の「明石市」。
「魚の棚商店街」や「明石市立天文科学館」をはじめとする観光スポットも多彩で、楽しみが尽きません。
アクセスも便利な「明石市」を、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。