【大塩天満宮の秋祭り】2022年の開催は?獅子舞や歴史についてもご紹介

兵庫県南西部の地域を指す「播磨」。古くは播磨国があり、この地域を中心におこなわれている「播州秋祭り」は全国的にも有名で、毎年多くの観光客が訪れます。
今回は大塩天満宮の「秋季例大祭」をご紹介いたします。
2022年の日程・開催は?
播州秋祭りの1つである大塩の秋祭り「秋季例大祭」は「大塩の獅子舞」「毛獅子の舞」などとも呼ばれています。日程は毎年10月14日・15日の2日間にわたっておこなわれ、多くの見物客が訪れます。
2022年は3年ぶりに神事・宮入りともに執り行われる予定です。

2022年開催・中止など最新情報も
大塩天満宮の歴史
昌泰4年(901年)に菅原道真が大宰府へ左遷される途中に伊保の港に訪れ、大塩荘牛谷村の普光寺(のちの妙泉寺)に霊鏡を奉納したことが由緒とされています。
寿永の頃(12世紀末)、兵乱を避けるために霊鏡はお寺の近くの小山に埋められましたが、後に埋めた場所がわからなくなってしまいました。道真公の霊を鎮めるため、その小山に社を建てて、天神山と称しました。
その後、天分2年(1533年)に城主であった大塩次郎景範(かげのり)が南方の地(駅の北側)に社殿を移転しました。
時代は平成になり、都市計画道路拡張のため、平成10年(1998年)に駅の北側の旧社殿から現在の地に移転となりました。
8つの自治体が盛り上げています
大塩天満宮「秋季例大祭」自治会まとめ |
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町名 |
シデの色 |
屋台 |
毛獅子 |
東之丁 |
青 |
〇 |
〇 |
宮本丁 |
赤 |
〇 |
〇 |
中之丁 |
白・紺 |
〇 |
〇 |
西之丁 |
黄 |
〇 |
〇 |
北脇丁 |
白・赤 |
〇 |
〇 |
西濱丁 |
緑 |
〇 |
〇 |
牛谷 |
赤紫 |
- |
〇 |
小林 |
桃 |
- |
〇 |
見どころ1:「獅子舞」
毛獅子
大塩天満宮の播州秋祭りを盛り上げる獅子舞は、1989年に兵庫県の重要無形民俗文化財に指定されている「毛獅子」を使用しておこなわれます。
毛獅子は胴体の全てが黒い毛で覆われている、ほかでは見られない珍しいものです。
この獅子舞は大塩町の8地区の氏子によって守られ、各地区に違った「毛獅子」がいます。
8地区の毛獅子はそれぞれに特長があり、地区によって舞の意味も違っています。
地舞・道中舞
神前の舞台で奉納される「地舞」も見逃せませんが、大迫力の「道中舞」は必見です。
道中舞とは8地区の毛獅子が鳥居前から神前まで1列に並び、数人で組んで毛獅子の頭を高く差し上げ舞い進む迫力満点な舞のこと。
太鼓と笛の音に合わせて激しく舞う姿は圧巻で、この道中舞を目当てとする見物客も多くいます。
見どころ2:「練り合わせ」
大塩天満宮の秋祭りでは、本宮の夜に6町全ての屋台が鳥居から本堂まで1列に並んで始まる練り合わせが見どころです。夜になると灯される電飾が雰囲気を盛り上げ、熱気は最高潮に。
重さ2トンあまりの屋台が激しく上下に揺れ、屋台を近くに寄せることでさらに迫力が生まれます。どこの町が1番長く担いでいられるか、最後まで見逃せません!
大塩天満宮へのアクセス
■電車
山陽電車「大塩駅」より徒歩約3分
■車
姫路バイパス「別所ランプ」より南へ約10分
※祭り期間は交通規制があります。車での来場はご遠慮いただき、公共交通機関をご利用ください。
※大塩天満宮には駐車場はありません。
過去のプレイバック
姫路みたい公式Twitterで開催したキャンペーンにご参加いただいたフォロワーさんからお写真を提供していただきました。素敵な写真で過去のお祭りを振り返りましょう!(ご参加いただいたフォロワー様、ありがとうございます!)
写真提供:@ni_ni1033さん(以下同様)
写真提供:@ToTonotochanさん
写真提供:@koh0270さん

大塩天満宮の祭り男に取材!
3年ぶりの開催を楽しみましょう!
大塩天満宮の秋祭りでは6台の屋台や、兵庫県の重要無形民俗文化財にも指定されている、毛獅子による獅子舞が更に祭りを盛り上げます。
2020年・2021年は神事のみ、必要最小限の規模での開催でしたが、今年は神事・宮入りともに執り行われる予定です。3年ぶりの開催を楽しみましょう!
イベント名 | 大塩天満宮 秋季例大祭(大塩の獅子舞・毛獅子の舞) |
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会場 | 大塩天満宮 |
住所 | 兵庫県姫路市大塩町汐咲1-50 MAP |
お問合せ先 | 079-254-0980 |
その他 | お問い合わせの際は「姫路みたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。 |