【恵美酒宮天満神社の秋祭り】2022年の開催は？台場練りや歴史についてもご紹介

播州秋祭りは、兵庫県播磨地域一帯で開催されるお祭りのことです。その中でも恵美酒宮天満神社の秋祭りは、「台場練り」という豪快な技が有名。今回は、恵美酒宮天満神社の秋祭りをご紹介します。

写真提供：@rsG6k9RRHJBxZVYさん

恵美酒宮天満神社の秋祭りは、兵庫県播磨地域を中心に開催されている播州秋祭りの1つです。
お祭りは、宵宮・本宮の2日間となっています。

本宮では朝から山陽電車飾磨駅北側に集結し、当番町を先頭にして恵美酒宮天満神社へ出発。8地域から屋台が集まり、周辺地域を巡行しながら宮入りを目指します。

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恵美酒宮天満神社は、事代主命（ことしろぬしのみこと）を漁猟の神として祀っていました。

事代主命は「戎（えびす）の神」とも言われていることから、「恵美酒宮」と呼ばれるようになり、このあたりの町名の起源となりました。
後に、菅原道真公が立ち寄ったことで人々が慕うようになり、現在の御祭神は事代主命と菅原道真が祀られています。

境内には狛犬・燈籠（とうろう）・力石など、江戸時代期の石造品があり、歴史を感じることができます。

日程は、毎年変わらず10月8日・9日の2日間でおこなわれ、播州秋祭りで1番早い開催となります。

2020年・2021年は新型コロナウイルス感染拡大のため、宮入はおこなわれず、神事のみ斎行されました。

2022年は3年ぶりに神事・宮入りともに従来通り執り行われる予定です。

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恵美酒宮天満神社の秋祭りでは、「台場練り」が最大の見せ場と言われています。2007年には姫路市無形民俗文化財として指定。

台場練りとは、屋台を高く上げている間に24人が台場に入り込んだ後、合図にあわせて周りの練り子が手を離し、台場の練り子だけで屋台を支えるという力技のこと。

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遠くから見ると、屋台が浮いているかのように見える様子はまさに圧巻です。24人の練り子だけで重さ2トンを超える屋台を練るという命がけの台場練り。 迫力満点の台場練りを見るために観光客が訪れるほど注目されています。

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台場練りが有名な恵美酒宮天満神社の秋祭りですが、練り合わせも見逃せません。練り合わせとは、屋台同士が横にぴったりとくっついて押し合い、力比べすること。

練り合わせでは屋台が縦横無尽に回転し、見る人を圧倒させます。
特に、本宮で行われる、鳥居前の「浜先」での練り合わせが最高潮の盛り上がりを見せます。

夜になると屋台に電飾や提灯が灯され、昼間とは違った姿が見られるのもおすすめです。

また、8年に1度おこなわれる本神事の年には、神輿と屋台が全町を巡行。本神事では、8台の屋台が一斉に行う台場練りを見られるのも魅力です。

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■電車
山陽電車「飾磨駅」より徒歩約10分
■バス
神姫バス「恵美酒神社前」停留所から徒歩約3分
■車
※祭り期間は交通規制があります。車での来場はご遠慮いただき、公共交通機関をご利用ください。
※祭り期間は恵美酒宮天満神社の駐車場は利用できません
姫路バイパス「姫路南ランプ」より南へ約10分

2020年・2021年は規模を縮小しての開催でしたが、今年は神事・宮入りともに執り行われる予定です。

恵美酒宮天満神社の秋祭りで、日本の秋を感じてみてはいかがでしょうか。