日帰り旅行におすすめのスポット「家島」。姫路港から30分で行けるこの島なら、近場で旅行気分が味わえますよ。

今回は、観光の中心となっている「家島」と「坊勢島」の絶品グルメをご紹介します。島で獲れた魚を使った、ここでしか食べられない料理が盛りだくさん！　家島ならではの海の恵みを味わって、幸せな休日を過ごしませんか？

真浦港から徒歩2分で行ける「料理旅館おかべ」。じゃこ鍋と究極の鯖寿司が人気のお店で、店主は観光事業組合の組合長もされているのだとか。

「じゃこ鍋」1人前7,150円〜（税込）※要予約
1番人気のおかべ名物。じゃこ鍋が目的で来店される方が、お客さんの7～8割を占めるのだとか。

じゃこ鍋は、水揚げされたばかりの魚を鍋にして食べる郷土料理。新鮮な魚を、まずは刺身で味わってから、お次は鍋の出汁でしゃぶしゃぶ風に。熱い出汁にくぐらせると、刺身とは違う口当たりになって、身がほろほろとほどけていきます。

鍋の締めは素麺で。魚の旨味たっぷりの出汁が、素麺を引き立てます。このあとに雑炊もできますよ。家島の魚介をすみずみまで堪能できる一品です。

「究極の鯖寿司」3,300円（税込）※夏季は販売していません

秋冬に訪問するならこちらがおすすめです。旬の坊勢鯖は脂の乗りが格別で、その旨味を最大限に生かすため、仕込みには10時間もかけるそう。手間のかかったその味は、まさに究極。ほかとは違う鯖寿司です。
※仕込みに時間がかかるため、2日前の予約が必要です。

そのほか、予約なしで食べられる「刺身定食」（1,980円/税込）はランチタイムに大人気！ 新鮮な魚が楽しめてボリュームもたっぷり。大満足のメニューですよ。

2018年にオープンした「海がみえるカフェ スコット」は、家島唯一のカフェ。真浦港から徒歩1分と近く、船を待つ間にも利用できますよ。昼営業は16時までなので、お昼ご飯を食べ損ねた方にもおすすめです。

「家島えびカレー」850円（税込）
家島で獲れたエビをふんだんに使ったカレーです。地元産のエビが入ったカレーは、家島で親しまれている家庭料理。エビでとった出汁が使われており、コク深いエビの風味が口いっぱいに広がります。

「釜揚げしらす丼」920円（税込）
しらすがどっさりと盛られた、スコットの人気メニューです。釜揚げされたしらすは、真っ白でふわふわ！ 優しい食感がたまらない逸品です。
卵黄を崩すと、より贅沢な味わいになり、ますますお箸が進みます。味噌汁と漬物も付いているので、満足度もばっちり。

パスタなら、「海苔のクリームパスタ」（850円/税込）が大人気。お手ごろ価格で島の食材が味わえるのはうれしいですよね。

また、スコットはイベントスペースとしても利用できます。
デコレーション巻き寿司やアロマフレグランスストーン、家島バーガーを作るなど、楽しい催しが開かれてきました（※現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催されていません）。再開するのが楽しみですね。

貸し切りや、イベントスペースとしての利用もできます。詳しくは問い合わせてみてくださいね。

宮港から徒歩8分、目の前には清水の浜海水浴場！ 海沿いにある「割烹旅館志みず」では、すばらしい絶景と一緒に料理が楽しめます。

「志みず御膳」3,960円（税込）
家島の海の幸を存分に味わいたいなら、こちらがおすすめ。魚料理の内容は日替わりで、獲れたて食材が使われています。新鮮な食材を、その日のうちに食べてもらうために作られたメニューなのだとか。

この日の煮つけは鯛。素材の旨味を生かすため、味付けはシンプルに酒、水、醤油のみ。砂糖は使われていないので、魚本来の甘味が堪能できますよ。

志みずではお馴染みの島鯖のあぶりは、臭みがまったくなく、口の中で脂がとろけます。家島産の塩で食べるのが、店主のイチオシなのだとか。

「穴重」2,200円（税込）
ランチ1番人気のこちらは、肉汁を逃がさないように焼かれています。穴子の身は、閉じ込められた肉汁でふっくら。旨味も逃げていないので、素材の持つおいしさを十二分に味わえます。

「あふれる肉汁がもったいない」という店主の思いから生まれたメニュー。焼き方の開発には、なんと3年もかかったそう。ジューシーな穴子は食べ応えがあり絶品！ 一度は食べていただきたい一品です。

海の幸だけでなく、播州の地酒も楽しめるのが志みずの魅力。季節によって数は変わりますが、多いときの品揃えは50種類にもなるそう。ノンアルコールもありますので、みんなで一緒に楽しめるのがうれしいですね。

坊勢島の汽船乗り場からすぐのところにある「らーめん うぉんちゅ」。ほかのお店では食べられない珍しいラーメンが楽しめるお店です。

「坊勢ラーメン」700円（税込）
坊勢ラーメンのスープには「干ガレイ」が使われています。ラーメン好きの方からも「今までに食べたことのない味」と言われることが多いそう。

家島諸島で獲れる「がんどがれい」は、あまり市場には出回らないカレイです。それを干物にした干ガレイから出汁を取り、醤油で仕立てられた唯一無二の味は、ラーメンマニアからも大好評！

干ガレイは島伝統の食材で、お正月の雑煮の出汁取りなどで使われていたのだとか。坊勢島で昔から愛され続けている味が楽しめますよ。

「がんどがれい飯」並200円・大300円（税込）
甘辛い醤油ダレの香りが食欲をそそる「がんどがれい飯」は、干したがんどがれいを焼き、熱いうちに醤油ダレに漬込んだものを、白ごはんの上にのせたメニュー。香ばしく焼かれたカレイにタレが染み込んだ、食欲をそそる一品です。

がんどがれい飯は、坊勢や家島に古くから伝わる郷土飯です。漁師が船の上で食べる定番の「漁師メシ」でもあるのだとか。

汁のない「焼きラーメン」（800円/税込）と「チャーシュー丼」（500円/税込）も人気です。坊勢ラーメン限定のセットメニューもありますよ。

家島で獲れる海の幸は、季節ごとに変わります。新鮮な旬の食材を楽しむため、季節が変わるたびに同じお店をリピートされる方も多いそう。

自分へのご褒美に、友達とのおでかけに、家島・坊勢島グルメを食べに行きませんか？ 四季折々の郷土料理や、おいしい島グルメがもてなしてくれますよ。