桃の節句たより 愛らしいお雛様に会える龍野歴史文化資料館ミニひいな展

桃の節句たより 愛らしいお雛様に会える龍野歴史文化資料館ミニひいな展
目次

    ひいな展は龍野歴史文化資料館の開館当初より恒例となる展示会です。
    龍野に春を告げる行事として定着し、心待ちにしていらっしゃる方が多いことでしょう。
    2018年は明治時代のお雛様を中心に、江戸後期そして昭和まで12 組が展示されます。
    立雛、古今雛、御殿飾り、善事枠飾りなど多彩な形式に時代の変遷が感じられます。
    女雛の衣装の色にも注目してみましょう。
    紅唐の朱色から色鮮やかな緋色へ変わっていくのがわかります。
    お雛様のほかに江戸年間の復刻版冊子5点、旧暦後節句の図といった貴重な浮世絵、抱き雛、流し雛などの郷土玩具12点が同時公開されます。

    ひな祭りの由来

    上巳じょうしとは3月上旬の巳の日をさします。
    奈良時代よりこの日に草や藁などで作った人形ひとがたで体をなで、穢れと共に水に流す風習がありました。
    季節の変わり目にあって、無病息災を願う厄払い行事です。

    平安時代になると貴族階級の女の子の「ひいな遊び」がさかんになります。
    当初は紙で作った簡素な人形だったようですが、着物の端切れなどで豪華に彩られるようになっていきました。
    奈良時代のおまじない儀式と「ひいな遊び」が結びついてひな祭りになったと伝えられています。

    江戸時代になると上巳じょうしの節句は3月3日と定められました。
    上流階級から一般庶民にいたるまで、女子の健やかな成長と幸せな結婚を願って桃の節句を祝うようになったのです。

    「ひいな」とは雛の古語で、小さくて可愛らしいものという意味があるそうです。
    ひな菊やひなげしなど可憐な花につけられていますね。
    また大きなものを小さくするという意味も含まれ、小さくした人形ひとがたが女児の災いの身代わりになると信じられていたようです。

    展示お雛様の紹介

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    天児あまがつ這子ほうこ(展示番号1・2)
    幼児のそばに置き、災厄を移し負わせる人形のことをさします。
    這子は赤ちゃんが這う姿を模したもので、天児より後のものとされています。共に上巳の節句に贈られ、幼子が3歳になるまでは身に携え、無事な成長を祈った形代です。

    ●立雛(展示番号3・4)
    雛人形のルーツは人形に原型を持つ立雛です。
    最古の座り雛は室町時代に創られたとされていますが、江戸時代に入ってからの作という説もあり定かではありません。
    江戸時代の中期から後期にかけて座り雛が一般的になってからも、立雛が忘れられることはありませんでした。

    ●御殿飾り15人揃え(展示番号12)
    京御所・紫宸殿ししんでんを模した御殿に、天皇皇后を模した内裏雛を飾り、華やかな御所の様子を再現した雛飾りです。
    江戸時代後期に登場し、明治大正時代にはさらに細やかな表現を加え洗練されていきました。
    高度成長期を迎えると商品の画一化とともに次第に姿を消していくことになります。
    展示の御殿飾りは個人寄託による昭和28年のもので、とても貴重な逸品といえるでしょう。

    ●源氏枠飾り(展示番号8)
    源氏枠とは屋根を省略した御殿のことで、源氏物語絵巻を見るように御殿内部をうかがい見ることができます。
    展示される雛飾りは明治時代の作品です。
    源氏枠飾りは、御殿飾りより早く姿がみられなくなりました。

    ●古今雛
    江戸時代に登場し、現在までつづく雛人形です。
    古今の名前は平安朝への憧憬から名づけられたとされています。
    江戸時代の初めに作られた寛永雛は、着物に袴姿の小さなものでした。
    次に十二単をもとった元禄雛が台頭しますが、雛飾りは1、2段で屏風を立てる程度の質素なものでした。
    その後流行した享保雛の時代になると次第に大きな雛人形が創られるようになります。
    古今雛の頃になると三人官女や五人ばやしが加わり、段飾りは7段8段と豪華さを増していきました。

    龍野歴史文化資料館の催しと関連イベント

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    ユネスコ「世界の記憶」登録記念企画として「脇坂安董と朝鮮通信使」が開催されています。
    会期は4月8日(日)まで。
    龍野藩脇坂家の中興の祖・脇坂安董生誕250年を記念し、脇坂家と朝鮮通信使資料が一挙公開されています。

    3月4日(日)は大阪観光大学名誉教授・中尾清氏による「朝鮮通信使を活かした観光まちづくり」の講演が行われます。
    会場はたつの市立中央公民館、13時30分から。
    聴講は無料、申込は不要ですが先着80名になります。

    お得な三館共通券

    龍野歴史文化資料館、うすくち龍野醤油資料館、霞城館の3館を回られる方は、共通券の利用がお得です。
    龍野歴史文化資料館入館料200円、うすくち龍野醤油資料館入館料10円、霞城館入館料200円、合計410円が300円になります。
    小学生・中学生は140円、高校生・大学生は220円。
    しかも3館をまわりスタンプを集めた人には抽選でたつのの名産品が当たります。
    抽選は4ヶ月に1回、トータル14名にプレゼント。
    1等賞は『龍野の里』醤油詰め合わせセットのようです。

    山菜料理と魅惑のそうめん料理が味わえる「すくね茶屋」

    帰りに寄りたい絶品にゅうめんのお店

    イベント名 たつの市立龍野歴史文化資料館ミニひいな展
    日時 2018年3月3日(土)~4月8日(日)
    9:00~17:00(入館は16:30まで)
    休館日 月曜日
    ※3月19日(月)は開館します。
    開催場所 たつの市立龍野歴史文化資料館 MAP
    入場料 〈一般〉200円(団体150円)
    〈小~大学生〉100円(団体60円)
    〈65歳以上〉100円
    お問合せ先 0791-63-0907
    駐車場 有(無料)
    アクセス 【電車】JR姫新線「本竜野駅」より1.7km
    【バス】神姫バス姫路北口3番乗場39系「龍野」停留所下車500m
    その他 お問合せの際は「姫路みたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。

    3月17日から25日まで龍野ひなまつりが開催されます。3月21日の龍野ひな流しもおススメです。

    2018年3月 1日時点での情報です。
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