兵庫県たつの市にある「すくね茶屋」さん。
大正13年築の醤油蔵を移築した趣きある店内です。
テーブルの一部は当時醤油を使っている際に使用していた道具を使用しており、ロマンもたっぷり。
窓際の席からは、龍野の山々や街並みをが楽しめます。



食事は山菜や会席料理などありますが、特に人気なのが揖保乃糸の超特級品の三神を使用したそうめんメニューです。
三神とは、選抜指定された熟練した職人のみが製造できる幻とも言えます。
普段口にする機会の多い赤帯より更に細いのですが、コシがしっかりとあり喉越しもばっちり。



三神天婦羅定食。（1950円/税込）
定食内容は、そう麺（冷・温から選べます。）、天婦羅、煮物、小鉢、ごはん、山菜のお漬物。
にゅう麺は丼ぶりにたっぷり1.5束。
黄金色に輝くスープは、やさしい出汁の味が口いっぱい広がり幸福感に満ち溢れます。
全部飲み干しても、塩分で喉が渇くことのない魔法のスープでした。
この日の天婦羅は、エビ2尾、かぼちゃ、人参、いんげん。
どれもさっくり揚っており、にゅう麺やごはんとも相性ばっちり。
副菜の漬物や煮物も、素材を生かした味付けでどんどんお箸が進みます。



単品もありますよ。
写真は三神そう麺（冷）の単品。
薬味にはネギと生姜とワサビの3種。
錦糸卵と甘く煮付けた椎茸が添えられおり、いいアクセントに。



三神のほかに、大ひねもあります。
こちらは3年熟成したものを指すのですが、そうめんの際立つ香りが伴う贅沢な1品です。
そのため通常とは違ったうまみが味わえます。
こちらもにゅう麺かそう麺、単品かセットが選べます。



和デザートも各種ありますが、特におすすめなのが自家製わらび餅。
国産わらび粉を使用したわらび餅は、本来の旨味とぷるんぷるんの食感がうれしい一品です。
テイクアウトもできる人気メニューですよ◎