わたしを鬼の世界につれてって~姫路市立水族館~【2019年1月26日から3月4日】

節分に登場するのは、福の神と鬼。柔和な福に対して恐ろしい形相の鬼のほうが主役の座を勝ち取っています。姫路市立水族館では節分を迎えて企画展「わたしを鬼の世界につれていって」を開催します。
「鬼は外!福は内!」と豆をまく節分行事は、室町時代ごろ庶民に定着したといわれています。季節の変わり目に邪気が生じるとされ、禍を追い払う中国から伝わった儀式だそうです。日本では、
「鬼」というと秋田県男鹿市のナマハゲが思い浮かびます。「親の言うこど聞がね子はいねがぁ」「泣く子はいねがぁ」と包丁を片手に暴れまわるおどろおどろしい姿。厄災をはらい吉事をもたらす伝統行事で、2018年に世界無形文化遺産に登録されました。
浅瀬の岩が侵食により造られる波状岩は、「鬼の洗濯板」と呼ばれています。宮崎県の青島が有名ですが、近畿では和歌山加太でみられます。まさか鬼が虎のパンツを洗濯していたわけではないでしょうが、地球の内側がむき出しになったような絶景はたしかに鬼の住む地獄を思わせます。
自然界には「鬼」がつく生物がたくさんあります。昆虫には「オニヤンマ」「オニグモ」、植物には「オニユリ」「オニグルミ」があります。水中にも「鬼」の名前持つ生物がたくさんいます。ダイバーが一度は遭遇したいと憧れるマンタの日本名は「オニイトマキエイ」です。ニライカサゴは沖縄の他界概念ニライカナイにちなんで名づけられました。地獄の番人さながらのモンスターぶり。ユニコーンのような角を持つ「オニテングハギ」は、どことなくヒョウキンに泳ぎます。鬼の名前が付く魚は、あげればきりがないほどです。企画展ではヤシャベラ、オニハタタテダイ、オニカサゴ、ナミダクロハギ、オニハタ、オニダルマオコゼなどの展示を予定しています。どんな水中の鬼に会えるか楽しみですね。

手柄山周辺公営駐車場
水族館へ行くには立体駐車場が便利です
姫路市立水族館の企画展「わたしを鬼の世界へつれてって」では、鬼の名前がつく水中生物の展示のほか、節分の行事にちなんだ鬼の的あてゲームや塗り絵コーナー、鬼のかぶりもの等を企画。ちびっ子たちが大喜びしそうなイベントで鬼の世界を盛りあげます。2月2日(土)、3日(日)は鬼のお面をかぶって行きましょう。小中学生with鬼のお面で入館料が無料になります。
イベント名 | 企画展「わたしを鬼の世界につれてって」 |
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開催場所 | 姫路市立水族館 |
開催期間 | 2019年1月26日(土)~3月4日(月) |
開館時間 | 9:00~17:00(入館16:30まで) |
休館日 | 火曜日 |
入館料 | 大人510円 小・中学生200円 |
住所 | 兵庫県姫路市西延末440MAP |
電話番号 | 079-297-0321 |
駐車場 | 有(1日200円) |
アクセス | 山陽電車 手柄駅下車 徒歩10分 JR姫路駅、南口から神姫バス 95、96番路線 姫路市文化センター前下車 徒歩5分 |
ホームページ | 姫路市立水族館公式ホームページ |