【西脇】播州織の最新アイテムが登場する「I♡播州織逸品展」|2025年5月2日(金)~22日(木)

糸を染め、染めあがった糸で柄を織る「先染織物」という手法により、自然な風合いや豊かな色彩、肌触りのよい生地を生み出す「播州織」は、200年以上の歴史と伝統を誇る西脇市を代表する地場産業です。
西脇市の市街地には、のこぎり屋根が特徴の織物工場を改装した施設「播州織工房館」があり、約60社のアイテムが展示販売されているほか、播州織の情報発信拠点として、イベントなども開催されています。
中でも、最新の播州織アイテムに出会える「I♡播州織逸品展」は要注目!
本年度は2025年5月2日(金)を皮切りに、2026年2月26日(木)まで、9つの会期中、約18のファクトリーブランドが登場予定です。
そこで、多彩な魅力満載の播州織ブランドをシリーズでご紹介。
第1回目は、2025年5月2日(金)~22日(木)、2025年6月6日(金)~26日(木)、2025年7月4日(金)~24日(木)の会期に展示・販売されるブランドにフォーカス。
しっかりチェックして、ぜひイベントに足を運んでみてください。
生地屋がつくる素材にフォーカスした「mulberry fabric」~桑村繊維株式会社~
播州織コットンリネンチェックを使ったシリーズは、ワンショルダーバッグ、巾着バッグ、サコッシュ、ストラップ付きポーチなどのアイテムを5色で展開。
「mulberry fabric(マルベリー ファブリック)」を手掛けるのは、綿や綿麻など天然繊維を使った生地で定評が高い兵庫県多可町の桑村繊維株式会社。
1928年(昭和3年)に織物工場からスタートした約100年の伝統と高い技術力を誇る生地屋発のブランドとあって、品質にこだわった長く使えるアイテムがラインナップしています。
天然のコットンリネンをあらかじめ洗いにかけて、洗い晒しのさらっとした質感の生地を使用。
播州織ならではの発色も鮮やかなタータンチェックを5色展開しています。
内布にはオックス生地、ロゴを刻印したネームは革パッチ、国内の協力工場で丁寧に縫製されたワンショルダーバッグやストラップ付きポーチなどは、手に取るだけで質の高さが伝わるハイエンドな仕上がりになっています。
ほどよくトレンドを取り入れたデザインは、飽きがこないので、長く愛用できるのも魅力。
自分へのご褒美だけでなく、大切な人へのギフトにも喜ばれそう。
播州織逸品展では、ニューアイテムのサコッシュが登場。
ぜひ、チェックしてみて。
5色展開のサコッシュは、播州織逸品展で初お披露目される最新アイテム。
中底にも綿麻の生地を使用し、クッション性の高いルームシューズは、履き心地抜群!
ストラップ付きポーチは、タテ12cm、ヨコ上部20cm・下部12cm、マチ幅8cmで小物がたっぷり入ります。
加古川ヤマトヤシキ店の「播磨モノがたりコーナー」に常設。
その他、百貨店やイベントでポップアップも随時開催されています。

詳細情報はこちら
「播州織逸品展」出展日 | 2025年5月2日(金)~22日(木) |
問い合わせ先 | 桑村繊維株式会社 |
電話番号 | 0795-32-1180 |
HP | mulberry fabric(桑村繊維株式会社)【公式HP】 mulberry fabric(桑村繊維株式会社)【公式Instagram】 |
糸のやさしい風合いを生かした「FUJI GAUZE」の肌触りに夢中~藤原染工株式会社~
繊細な色使いとボタニカルパターンが美しいブラウスと播州織ストールをコーディネート。
糸染めに最適な高度の低い清水に恵まれた西脇市で、1950年(昭和25年)から染色工場を営む藤原染工株式会社。
独自の染色技術により、美しい色彩や自然な風合い、柔らかな肌触りを実現した同社の播州織は定評が高く、2020年にファクトリーブランド「FUJI GAUZE(フジ ガーゼ)」を立ち上げました。
中でも注目したいのは、トリプルガーゼ(3重ガーゼ)を使ったアイテム。
極上の肌触りと柔らかな質感は、直接肌に触れるタオルや衣類に最適!
空気をたっぷり含んでいるので、冬は保温性に富んで暖かく、夏は通気性が良く涼しく、機能性も抜群です。
商品企画を担当するのは、長年アパレルの現場でデザインを担当してきた藤原雅子さん。
糸と糸の色の組み合わせの妙を生かした製品作りにその経験が生かされているようです。
生地の織りのパターンは播州織ならではの高度な技術を駆使したタータンに、クラシカルなボタニカルパターン、そして色彩の組み合わせの効果を全面に押し出したボーダーと多彩。
すべて社内で少量生産しているため、一点物も多数あります。
そのやさしい風合いと製品の力が認められ、2025年4月12日(土)から姫路市立美術館で開催される「TAKADA KENZO CHASING DREAMS」の期間中、ミュージアムショップでの販売が取り扱われます。
7月21日(月・祝)まで回顧展は開催されているので、そちらにも足を運んでみてください。
また、各地の百貨店などでポップアップストアを展開しています。
Instagramに情報がアップされているので、ぜひフォローを。
大判なのに軽いストールとくしゅくしゅアームカバー。
綿麻素材なので、真夏でもベタつかず、さらっとさわやかな肌触りです。
どちらも先染めの糸を使っているから発色がよくコーディネートのアクセントに。
ビビットなカラーとかわいいフォルムが魅力の播州織のメガネスタンド。
糸の染まり具合や色むらをチェックするために使う小型の編み機で1つずつアームカバーは編み上げられます。

詳細情報はこちら
「播州織逸品展」出展日 | 2025年5月2日(金)~22日(木) |
HP | FUJI GAUZE(藤原染工株式会社)【公式HP】 FUJI GAUZE(藤原染工株式会社)【公式Instagram】 |
レピアドビー織り機8台を駆使して繊細な布を織り上げる「Goho_bi」~藤井S.K工房~
工房に併設されたショールームでは作家とのコラボで仕立て上げられたワンピースなども販売されています。
杉原川が流れる山間の里に「藤井S.K工房」はあります。
その工房で、レピアドビー織り機を巧みに操る藤井茂さんには夢があります。
それは播州織の魅力を世に知らしめること。
先染めの糸でさまざまな柄の布を織り上げる播州織は、その多様性を生かし多くのブランドで使われ、メイドインジャパンの織物のなかで屈指のシェアを占めています。
鮮やかな色合いの先染め糸で織り上げられる播州織は、多彩な糸でどんな生地も織ることができるという柔軟性がゆえに、個性がないと見られているのです。
その播州織を産地の特性を生かしたプロモーションの手段として藤井さんは、ファクトリーブランド「Goho_bi(ゴホウビ)」を立ち上げました。
2018年から風合いを感じてもらうことを重視してブランドをスタートしたGoho_bi。
藤井さん自らテキスタイルデザインを手掛けたストールに加え、数年かけて一点ものを手掛ける作家さんなどブレインを増やし、トートバッグやブラウスなど商品ラインナップも増やしていきました。
今では百貨店へのポップアップストアでの出店に加え、工房にはショールームを常設するなど多方面に活動を展開しています。
メインアイテムとなるストールは季節ごとに色柄が変わっていくので、一点もの感覚で使えるのがいい。
藤井さんがテキスタイルを手掛け、作家さんに依頼して制作したトートバッグもおすすめ。
工房併設のショールームにて。
丁寧にディスプレイされたストールに藤井さんの播州織への愛情を感じます。

詳細情報はこちら
「播州織逸品展」出展日 | 2025年5月2日(金)~22日(木) |
問い合わせ先 | 藤井S.K工房 |
電話番号 | 0795-22-6630 |
HP | Goho_bi(藤井S.K工房)【公式Instagram】 |
お問い合わせ先
施設名 | 播州織工房館 |
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住所 | 西脇市西脇452-1 MAP |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) |
電話番号 | 0795-22-3775 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
駐車場 | 西脇TMOの駐車場を利用可(徒歩1分) |
アクセス | 滝野社IC 車15分 |
HP | 播州織工房館【公式HP】 |
その他 | お問い合わせの際は「まるはりor姫路みたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。 |

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