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【加古川】ふるさと納税返礼品を使ってみました! 肉職人のまちから「志方和牛ホルモンセット」

【加古川】ふるさと納税返礼品を使ってみました! 肉職人のまちから「志方和牛ホルモンセット」
目次

    水の恵みを受けて早くから文明が開け、母なる川「加古川」と共に発展してきた加古川市。

    沿岸部には日本有数の鉄鋼工場があり、播磨臨海工業地帯の一翼を担っています。

    内陸部では農業・畜産が営まれているほか、県内の生産量の約半分をしめる靴下、江戸時代から続く緻密な細工を施したデザインが特徴の国包建具(くにかねたてぐ)など、伝統ある地場産業が有名。

    また150年以上の歴史がある、国内で最も古い牛肉処理施設の1つである加古川食肉センターがあり、「肉のまち」としても知られています。

    今回は日本経済を産業と食で支えてきたまち・加古川市のふるさと納税返礼品の中から、「志方和牛ホルモンセット」をご紹介します。

    食肉文化が根付いたまち・加古川市

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    兵庫県内で一番長く、流域面積も最大の一級河川「加古川」が流れる加古川市。

    豊かな自然に恵まれ、農業では水稲、レンコン、にんじんなどが生産され、近年では全国的にも珍しいパプリカの露地生産や、日本で初めて品種登録されたデュラム小麦「セトデュール」の栽培なども行われています。

    また、1873年(明治6年)に現在の志方町に食肉処理場が設立され、肉用牛の生産が盛んに行われてきた「肉のまち」でもあります。

    今回は、加古川市内にある和牛肉専門店「和牛うらい」の店長・川村さんにお話をお伺いしました。

    肉のエキスパートのみが成せる1頭買い

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    1950年(昭和25年)に創業し、70余年を迎える「有限会社うらい」。

    同社が加古川市内で営む和牛肉専門店「和牛うらい」は「おいしいお肉がリーズナブルに買える!」と、地元の方はもちろん、遠方からも口コミでお客さまが訪れる人気店です。

    そのおいしさのヒミツは、同社独自の厳しい選定基準。

    取り扱う和牛は、雌牛で肥育月齢30ヶ月以上(一般的な流通では平均生後27カ月~28カ月)、枝肉重量450kg以下(一般的な流通では500㎏ほど)といった条件をクリアしたうえで、長年の経験で培ってきた目利きで厳選されたもののみ。

    仕入れの約半分は、骨付きの肉を自社で捌き、精肉に加工する技術と合わせ、販売力なども必要とされる昔ながらの1頭買いで行っています。

    気になる「志方和牛ホルモンセット」のお味は?

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    今回ご紹介する加古川市のふるさと納税返礼品「志方和牛ホルモンセット」は、長年の実績と肉に関するあらゆる知識、技術を持ち合わせた同社だからこそ提供できる逸品。

    希少部位であるホルモンは実は仕入れること自体が難しく、さらに質の良いものを確保するのは至難の業なのだそうです。

    同社は長年かけて築き上げた独自のルートで、新鮮かつ高品質なホルモンを調達。

    オゾン水を使って丁寧に洗浄し、フレッシュなうちに急速冷凍しています。

    このオゾン水を生成する装置は導入だけでなくメンテナンスにもコストがかかるそうですが、「おいしくなることがわかっている以上、肉屋としておかないという選択肢はない」と川村さん。

    こうして私たちのもとに届けられる「志方和牛ホルモンセット」は臭みがなく、ほどよい脂と甘みがありぷりっぷり!

    また、うまみや栄養分が流れ、臭みの原因にもなるドリップがほとんど出ず、加熱しても身が縮みにくいのもポイントです。

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    「志方和牛ホルモンセット」
    内容:小腸400g、MIXホルモン400g
    事業者名:有限会社うらい
    寄附金額:13,000円

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    志方和牛ホルモンうどんレシピ紹介記事

    詳細情報はこちら

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    志方和牛ミックスホルモンの竜田揚げレシピ紹介記事

    詳細情報はこちら

    ふるさと納税返礼品を通して知る、加古川市の魅力とは?

    「和牛うらい」の店長職のみにとどまらず、加古川が誇る食肉産業を盛り上げるために尽力されている川村さん。

    同市が持つ肉文化や肉屋の技術、経験をブランド化する試みの一環として2023年からスタートしたイベント「ジャパンビーフフェスティバル in 加古川」の実行委員も務めています。

    「肉のまち・加古川は、肉職人のまちでもあるんです」と川村さん。

    同イベント第2回目の開催となる2024年9月21日、そんな肉職人が揃うまちだからこそ実現できることを!と挑戦したのが、「世界最大の生肉ケーキ」のギネス世界記録Ⓡ。

    この時、川村さんたちがこだわったのが「見た目の美しさ」。

    肉職人の誇りをかけて、ケーキを構成するスライス肉1枚1枚の美しさを追求されたそうです。

    イベント当日は約30社・50人以上の協力により、重さ125㎏を超える和牛を使って約4時間かけて製造された肉ケーキが登場!

    見事ギネス世界記録Ⓡに認定されました。

    豊かな牛文化が地域に深く根付いている「肉のまち・加古川」ですが、ここでも人材確保や後継者不足が深刻なのだそうです。

    「このようなイベントを通して、加古川のおいしい肉と合わせて肉職人にもスポットが当たり、志す若い方たちが出てきてくれるとうれしい」と川村さんは話します。

    また、川村さんは神戸大学大学院農学部を主とする兵庫県の産官学連携プロジェクトにも参画。

    長年の経験に基づく職人の勘や技術に科学的根拠を与えて、数値化する新しい取り組みにも力を入れています。

    また、特殊なフィルムで真空包装をし消費期限を延長することでフードロスを削減、教育機関に出向いての食育活動、地域課題の1つである害獣を狩猟し活用するなど、川村さんの取り組みは広がり続けています。

    同社のHP内にある「うらいブログ」では、食肉に関する知識や同社のこだわりについてのほか、さまざまなイベントや取り組みに込められた想いや、その裏側などについても書かれていますので、こちらもぜひ読んでみてくださいね。

    また、実店舗「和牛うらい」では、コロッケやメンチカツ、ビフカツなど、お肉同様にこだわり抜いたレシピで作られたお惣菜もあり、こちらも大人気!

    予算や用途に合わせたお肉選びや、店頭に並んでいるお肉のオススメの食べ方などのアドバイスをもらえるのも、実店舗ならではの魅力です。

    ぜひ加古川観光がてら、お店にも足を運んでみたいですね。


    加古川市ではほかにも、上でご紹介したデュラム小麦「セトデュール」を使った「加古川パスタ」や、市内にある工場で製造されたラム酒のコクと芳醇なバニラの香りが特徴の「チェザート バニラカヌレ」、雑草が根こそぎ抜ける「除草バイブレーター」など魅力的な返礼品を取り扱っています。

    またビストロで働いているときに食材について勉強する中で肉の奥深さに触れ、この世界に入ったという川村さんが自宅に来てくれて、オーダーメイドのお肉料理を提供し、プロならではの知識や技術、お肉のまち・加古川の魅力などを伝えてくれる出張お料理プランもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

    加古川市のふるさと納税ページ【加古川市役所】

    問い合わせ先 加古川市役所 産業経済部 産業振興課 観光振興係
    住所 加古川市加古川町北在家2000 MAP
    定休日 土・日曜日、祝日、12/29~1/3
    電話番号 079-424-2190
    開庁時間 8:30~17:15
    駐車場 有(有料 ※ただし入場後30分は一律無料)
    アクセス JR加古川駅 徒歩20分
    HP 加古川市役所【公式HP】
    加古川市役所 ふるさと納税(寄附金)のご案内【公式HP】
    和牛うらい【公式HP】
    その他 お問い合わせ・ご予約の際は「まるはりor姫路みたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。
    2024年12月25日時点での情報です。
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