【三木】ふるさと納税返礼品を使ってみました! 特A地区産山田錦100%使用の米粉麺
兵庫県の東播磨地域に位置し、「三木金物」ブランドで全国的にも有名な三木市。
馬事公苑や大型リゾート施設など、多彩な観光資源を有し、ゴルフ場数25カ所は西日本一を誇ります。
今回は、そんな魅力あふれるまち・三木市のふるさと納税返礼品の中から、ほかにはないようなおいしくてヘルシーな米粉麺をご紹介します。
山田錦の生産量が全国一の三木市
ブドウやイチゴ、黒枝豆など、多様な品目が栽培され、農業が盛んな三木市。
「酒米の最高峰」といわれる山田錦の生産に適した土壌・地形・気候を兼ね備え、産地の格付けで最上である「特A地区」を有することでも知られています。
今回ご紹介するふるさと納税返礼品「こめDEごめん」を生産するのは、三木市の北側に位置する口吉川町にあるお米に特化したカフェ「リ カフェ ナゴミ」。
自身も山田錦の生産に携わる、オーナーの鍛治本 美和さんにお話をお伺いしました。
「こめDEごめん」誕生ヒストリー
特A地区・三木市口吉川町産の山田錦のみを使った、グルテンフリーな米粉麺「こめDEごめん」は、2022年に誕生しました。
生産者の鍛治本さんはご実家が農家で、自身も幼少の頃より生産のお手伝いをしながら、祖父や父が一生懸命に丹精を込めてお米を育てる姿を見て育ったといいます。
そのような中、「正規品と味のおいしさは変わらないのに、規格から外れてしまったために出荷できない山田錦を利活用したい!」との思いを強くし、米粉麺を開発する決意をされたそうです。
商品化にあたって、特に苦労したのが製麺所探し。
「米粉を100%使用した麺なんて無理!」と多くの製麺所から断られる中で、「サンプルを作って送りますね」と返事をくれたのが、今の「こめDEごめん」をつくっている製麺所。
食べた瞬間、鍛治本さん自身もそのおいしさに驚き、商品化に向けての決意を新たにしました。
気になるお味は?
次に迷ったのは米粉麺の色。
現行の「こめDEごめん」は薄茶色ですが、初回の生産ロットのものは白色でした。
「今の米粉麺が薄茶色なのは、玄米を使っているからです。こちらのほうが味は良いのですが、『米粉を100%使った米粉麺』を打ち出すにあたって、あえて一般的なお米のイメージである白色にし、まずは認知度を上げることに注力しました」と鍛治本さん。
2回目の生産ロット以降は念願の玄米を使用し、より風味豊かで栄養価も高く、精米の工程で出るフードロスも削減した米粉麺を実現しました。
こうした苦労と段階を経て誕生した「こめDEごめん」は、ひとくち食べると、そのもちもちとした食感と心地の良い噛み応えに驚かされます。
茹で時間が4分と短く、玄米を使うことでビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養価が高いのもポイント。
グルテンフリーなだけでなく、アレルギーの特定原材料8品目は使用していません。
酒米を使っていますが、アルコール分は入っていませんのでご安心を。
お米を主原料とした麺はシンプルでクセのない味なので、和洋中さまざまなジャンルの料理に合い、アレンジが楽しめます。
鍛治本さんの元には、「こめDEごめん」を使ったサラダ麺やタイ料理の「パッタイ」、やわらかく煮た離乳食など、さまざまなアレンジレシピが寄せられていて、それを見るのも楽しみなのだそう。
「山田錦100% 身体に優しいグルテンフリー米粉麺 "こめDEごめん"」
内容:100g×6パック
事業者名:リ カフェ ナゴミ
寄附金額:14,000円
詳細情報はこちら
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ふるさと納税返礼品を通して知る、三木市の魅力とは?
生まれも育ちも三木市の鍛治本さんですが、2017年からの3年間はお子さまの進学の関係で兵庫県の日本海側にある香美町に移住されたそうです。
そのときは「地域おこし協力隊」として活動し、香美町への移住を検討している方の対応や空き家バンクの管理などに従事。
そのまま香美町に定住することも考えましたが、郷里を離れ他地域の課題解決に携わる中で、「三木市の地域課題って何だろう」と考えるようになったと言います。
そうして三木市に帰り、2022年12月にブランド米・ミルキークイーンを使ったお弁当や、山田錦を使った米粉のスイーツなどを販売する「リ カフェ ナゴミ」をオープンしました。
店内で使われているお米は、すべて鍛治本さん一家が生産したものを使用。
お店は地域の方の交流場にもなっていて、ご高齢の方がご近所さんと一緒に並んで座り、おいしそうに米粉のクレープを召し上がる微笑ましい姿も見られます。
また、「三木市だけでなく、全国的に起こっている農業の課題は2つ。
1つ目は、農業従事者の高齢化。
2つ目は、一方で若い方が農業を始めたいと思っても初期投資に費用がかかり、参入のハードルが高いことです。」と鍛治本さん。
課題解決のための一歩として、資格を取得し農業にドローンを導入。
今は自身の農園が中心ですが、重労働であった農薬や肥料の散布などに活用し、農業従事者の負担を軽減することを目指しています。
生産者さんを応援し、三木市のさらなる活性化につなげるためにも、おいしい「こめDEごめん」を食べて、観光がてら「リ カフェ ナゴミ」にも遊びに行ってみるのはいかがでしょうか。
「カフェに来られる際は、早めにご連絡をいただけるとうれしいです。できる限りの対応をさせていただきます。」と鍛治本さん。
三木市ではほかにも、市内に製造工場があるサーティワンアイスクリームと交換できる電子ギフト券や金物のまち・三木の技術が結集したアウトドアナイフ、ゴルフ場利用券など、魅力的な返礼品を取り扱っています。
ぜひチェックしてみてくださいね。
問い合わせ先 | 三木市役所 総合政策部 縁結び課 |
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住所 | 三木市上の丸町10-30 MAP |
定休日 | 土・日曜日、祝日、12/29~1/3 |
電話番号 | 0794-82-3030 |
開庁時間 | 8:30~17:00 |
駐車場 | 有(無料) |
アクセス | 神戸電鉄上の丸駅 徒歩20分 |
HP | 三木市役所【公式HP】 リ カフェ ナゴミ【公式Instagram】 |
その他 | お問い合わせ・ご予約の際は「まるはりor姫路みたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。 |