恵方巻のルールや正しい食べ方は?2022年の方角もご紹介!

お正月が終わり、次の季節のイベントと言えば2月3日の「節分」。
この日に恵方巻を食べることを、習慣にしている方も多いのではないでしょうか?
そんな恵方巻のルールや由来、おすすめ食材について調べてみました。
恵方巻のルールや正しい食べ方
恵方巻を食べるときは決められたルールがあることを、ご存じの方は多いと思います。
しかし、「細かいルールについては知らない」という方も、いるのではないでしょうか?
恵方巻の正しい食べ方について、改めてご紹介します。
ルール① 恵方を向いて食べる
恵方巻を食べるときは、「恵方を向いて食べる」というルールがあります。
その理由は、一年の厄をはらい、福を招くためです。
その年の福を司る神様がいる方角が「恵方」となり、神様に向かって、敬意を払って食べることが習慣となりました。ちなみに恵方にいる神様は、「歳徳神様(とくとくじんさま)」と呼ばれています。
2022年の恵方は、「北北西」です。方角がわからない場合は、簡単に確認できるスマホのアプリがありますよ。
ルール② 恵方巻は黙って食べる
次に、恵方巻を食べるときは、「黙って食べる」というルールがあります。
理由は、福を逃さないようにするためです。
歳徳神様の方角を向いて食べると、恵方巻の中に福が通過してきます。その福を黙って食べることで、体内に幸運を蓄えることができるのです。
途中で会話してしまうと、せっかく体内に入ってきた福が逃げてしまうと言い伝えられています。
福を逃さないためにも、会話しないことを心に念じながら食べるようにしましょう。
ルール③ 恵方巻は一気に食べる
また、恵方巻には、「一気に食べる」というルールもあります。
理由は、福が口元からこぼれないようにするためです。できるだけ口元から離さずに、一気に食べることで、福をもれなく体内に取り込むことができます。
途中で中断すると邪念が入るので、福を呼び込めなくなるともいわれています。
しかし恵方巻は大きいので、決して無理はしないでくださいね。
自分のペースで、黙々と食べ進めていきましょう。
そもそも恵方巻の由来は?
恵方巻は、「商売繁盛」を目的として、江戸時代から明治時代にかけて始まったといわれています。
もともとは大阪を中心に関西地方で行われていた行事でしたが、近年、コンビニが恵方巻を商品化したことから人気が沸騰。「節分には恵方巻を食べる」という習慣が、全国に広がりました。
洋食化で海苔の消費量が減少していることを心配した大阪の海苔問屋が作る組合が、海苔の販売を拡大するために、キャンペーンを展開したともいわれています。
恵方巻の具材は?
恵方巻の具材は、七福神にあやかり「7種類入れると縁起がよい」と言い伝えられています。
一般的な具材としては、かんぴょうやシイタケ、だし巻き卵、アナゴやウナギ、エビ、桜でんぶ、キュウリなどがあります。
かんぴょうは細く長く生きることができるように、シイタケは傘の形をしているので身を守ってくれるように。黄色いだし巻き卵は金運上昇に、ウナギやアナゴ、エビは縁起の良い食材とされています。
桜でんぶはタイを使っているので「めでたい」といわれ、キュウリは「九つの利益」をもたらすといわれています。
手作り派にオススメの具材!変わり種も
恵方巻は手作りにすると、好きな具材をチョイスし、組み合わせることができます。
ボリューム満点のがっつり系や、糖質を押さえたヘルシー系など、お好みのものを作れるのが魅力です。
手作り派の方に、ぜひ食べていただきたいおすすめの食材をご紹介します。
大人に人気の具材
大人に人気の具材は、がっつり派の方なら「牛肉」でしょう!
レタスや卵、マヨネーズと組み合わせても、とてもおいしいです。
ヘルシー志向の方には、野菜や魚介類を中心とした食材がオススメ。お好きなお刺身を入れて、カイワレ大根や短冊切りの山芋を添えてもよいでしょう。
ゴマ油でいためた牛肉にキムチやキュウリ、たくあんなどを加えると、韓国のキンパ風に。お好みでチーズを加えてもおいしく食べられます。
子どもに人気の具材
子どもにおすすめの食材は、マヨネーズで和えたツナやウインナー、エビフライやハンバーグなどです。ハンバーグは巻きやすいように、細く切っておいてくのがポイントです。
具材を薄焼き卵でくるんだり、レタスやきゅうり、にんじんなどの野菜も一緒に巻いたりすると、栄養バランスがとれて、彩りも豊かに。見た目もかわいらしくなりますよ!
家族みんなで節分を楽しもう!
1年の福や商売繁盛を願う意味をもつ「恵方巻」。
バラエティーに富んだ市販のものも多く見られ、手巻き寿司のように好きな具材をセレクトして、自分で手作りする楽しさもあります。
1年の幸運を願って恵方巻を食べ、家族みんなで節分を楽しみましょう。

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