豊かな自然でリフレッシュ【多可町】観光スポット&お土産にもオススメ特産品まとめ
兵庫県多可町は、田園風景が広がる自然豊かな街です。
大自然をいかした観光スポットや特産品が人気。ここでは、多可町の歴史や観光スポット、特産品などについて紹介していきます。
ぜひ多可町を訪れる際の参考にしてみてくださいね。
多可町の基本情報
多可町は、兵庫県のほとんど中央部に位置する街です。
街中にはいくつもの河川が流れ、水と緑に恵まれています。
「杉原紙」「山田錦」「敬老の日」の発祥の地だといわれています。
人口は、人口は20,445人です。(令和2年4月時点)
アクセスについて
多可町は比較的都心部に近く、都会へのおでかけや通勤に便利です。
姫路からは車で約55分、神戸・三宮からは約75分、大阪からは約85分でアクセスできます。
歴史について
多可町は、2005年に多可郡中町・加美町・八千代町が合併して誕生した街です。
それぞれの地域に由来する「山田錦」「杉原紙」などの伝統を今もなお受け継いでいます。
国民の祝日「敬老の日」が誕生した地域としても有名です。
この土地にあった村の村長が初めて敬老会を開催しました。敬老会の目的はお年寄りに敬意を表すとともに、豊富な知識や人生経験を教えてもらう場を設けることだったそうです。
これが国民に広がり、敬老の日の制定につながりました。
風土・気候について
多可町の気候は、瀬戸内式気候の影響を受けて穏やかです。
しかし内陸性気候の影響も受けているので、寒暖の差が比較的大きいのが特徴です。
多可町のおすすめ観光スポット
多可町には、豊かな自然を生かした観光スポットがいくつもあります。ここからは、多可町を訪れる際のおすすめ観光スポットをお伝えします。
兵庫県立 なか・やちよの森公園
大自然に囲まれた翆明湖(すいめいこ)を一望できる公園です。
湖や山に囲まれた「湖畔の広場」や渓流沿いの散策や、森林浴ができる「渓流の広場」などがあり、公園内でハイキングやサイクリングを楽しめます。
子どもから大人まで楽しめる体験プログラムも充実しており、登山やバードウォッチングなど四季折々のイベントに参加が可能です。
スポット名 | 兵庫県立なか・やちよの森公園 |
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住所 | 兵庫県多可町中区糀屋677-10 MAP |
HP | なか・やちよの森公園【公式】 |
竹谷山渓谷
多可町にある竹谷川沿いの渓谷で、紅葉の名所としても知られています。
大小の滝が連なる渓流は兵庫県観光百選の一つ。渓谷に沿って四国八十八ヶ所石仏群が立ち並ぶ遊歩道を整備しており、自然の中を散策することが可能です。
紅葉の見頃である10月下旬〜11月中旬ごろになると、色鮮やかな紅葉の景色を堪能できます。春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪化粧と、1年を通してさまざまな景観をお楽しみください。
スポット名 | 竹谷山渓谷 |
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住所 | 兵庫県多可郡多可町八千代区俵田 MAP |
鹿子神社
長野・中ノ谷・笠ヶ谷の3つの谷が合流するところにある神社です。
鹿子神社(かのこじんじゃ)の創立は不明ですが、現在の本堂は江戸時代末期に建てられたといわれています。
祭神は少彦名命です。例年10月初旬に実施する神事では、鎧兜を身にまとう武者行列をおこなっています。
スポット名 | 鹿子神社 |
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住所 | 兵庫県多可郡多可町八千代区大屋626 MAP |
多可町の特産品
ここでは、多可町の特産品やグルメを紹介します。これから紹介する特産品を使った品物を旅行のお土産として選んでみてはいかがでしょうか。
杉原紙
「杉原紙」は、楮(こうぞ)を使って作る伝統的な和紙です。
杉原紙には漂白剤などの薬品は一切使用されておらず、自然な白が魅力。
杉原紙は奈良時代後半に「播磨紙」として登場し、室町時代中期からは一般庶民にも広く使われるようになりました。江戸時代では浮世絵や版画に使用されるようになり、庶民の日常生活に欠かせないものだったといわれています。
一時は途絶えてしまった杉原紙を後世に残そうという動きが生まれ、杉原紙研究所の設立により伝統が復活したのです。
杉原紙研究所や展示室、体験工房、お食事やお土産選びが楽しめる道の駅「杉原紙の里・多可」などが集まった「杉原紙の里」も観光におすすめのスポットです。
スポット名 | 杉原紙の里 |
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住所 | 兵庫県多可郡多可町加美区鳥羽768-46 MAP |
HP | 杉原紙の里【公式】 |
播州織
播州織は、北播磨地域で製造されてきた200年以上の歴史を持つ綿織物です。
糸を先に染めてから織る先染めが特徴。後染織物では実現できない奥行きのある色彩が魅力です。染め上がった糸の配置を変えることで、チェックやストライプなどの柄を作っています。
伝統技法を守りつつトレンドデザインを取り入れることで、新たな魅力として人気が上昇。
播州織の生地は有名ブランドの製品にも採用されており、さまざまな商品が生まれています。
山田錦
多可町は日本一の酒造好適米である山田錦の発祥の地としても有名です。
山田錦からできたお酒は芳醇な味わいが特徴。大正12年に誕生した山田錦は現在でも多くの農家が生産しており、全国各地の蔵元へ出荷しています。
気候や土壌などの自然条件が適した多可町だからこそ、最高品質の山田錦が生産できるのです。
お酒のラベルに「山田錦使用」と表示されるほど、酒造好適米としてのブランド力が高いといわれています。
山田錦・杉原紙の発祥の街「多可町」におでかけしませんか?
山々に囲まれた緑豊かな多可町。山田錦・杉原紙といった多可町ならではの特産品が多いのが特徴ですね。多可町を訪れた際は、旅の思い出にお土産を購入してみてくださいね。