宍粟市は、渓谷や川といった自然の美しさを堪能できる場所です。
おいしい空気と水が豊富で、新鮮な食材を使ったグルメを楽しめるのも魅力の一つ。

ここでは、宍粟市の観光スポットやグルメなどについてお伝えしていきます。

宍粟市は広大な土地の約90％が森林で、驚くほど美しい自然に囲まれています。

豊かな自然に恵まれたこの地域ならではの歴史や文化、食が発展してきました。

基本情報

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宍粟市は、兵庫県中西部に位置するまちです。市の大部分を森林が占める、自然豊かなまちとして知られています。

大自然を生かし、古くから森林資源を使った木材・木工製品などが生産されてきました。人口は、令和3年10月31日時点で36,084人です。

アクセスについて

宍粟市には大阪府と山口県を結ぶ中国自動車道や、山陽と山陰を結ぶ国道29号が通っており、交通の要衝となっています。

姫路からは車で約45分、神戸・三宮からは約80分、大阪からは約90分でアクセスすることが可能ですよ。

歴史について

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豊かな自然と清らかな水がある宍粟市は、発酵食品や日本酒が根付くまちです。

「播磨国風土記」には、宍粟市内にある庭田神社で初めて「かび＝麹」を使用した"庭酒"をつくり、神様に献上したことを意味する記述が残っています。

日本酒に関する最も古い記述が風土記にあるため、「日本酒発祥の地」といわれています。

江戸時代から作られていた地酒の復活や、明治以降に衰退した「播州山崎藍染め」の復活など、宍粟市の伝統が新しい世代へ受け継がれています。

風土・気候について

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宍粟市の北部は日本海型気候の影響により、比較的雨が多いのが特徴です。冬は積雪が多くなるため、ウインタースポーツが盛んです。

一方、南部地域は瀬戸内海型気候の影響を受けており、温暖で過ごしやすい気候です。
キャンプなど自然を生かしたアクティビティを楽しめます。

ここからは、宍粟市観光におすすめの人気スポットを紹介していきます。

大歳神社「千年藤」

西暦960年に植えられたとされる大歳神社の「千年藤」は、兵庫県の天然記念物に指定されています。

平成13年には、環境省のかおり風景100選に選ばれました。

開花時期は4月下旬〜5月上旬ごろです。
例年5月上旬ごろに開催する藤まつりでは、大勢の人が千年藤を見に訪れます。

ちくさ湿原「クリンソウ群生地」

ちくさ湿原の「クリンソウ群生地」は、兵庫県の絶滅危惧種に指定されているクリンソウが咲き誇る場所です。

クリンソウの開花時期は5月中旬〜6月中旬ごろです。約40万株のクリンソウが咲く風景を楽しみましょう。

最上山公園もみじ山

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最上山公園もみじ山は、国内外のカエデを植栽している場所です。
約3,000本の日本のカエデと、世界各国のカエデ約400本を見ることができます。

例年11月中旬から下旬が見頃で、燃えるような美しい赤に染まる風景が魅力。
山の中には遊歩道があり、紅葉の景色を見ながら散策する人で賑わいます。

波賀歴史伝承の家

築300年以上の古民家を使用した歴史民俗資料館です。
昭和初期以降の生活道具や農作業道具などを展示しています。

座敷へ上がり、昔懐かしの囲炉裏や唐臼などを間近で見ることが可能です。
入場無料の施設なので、気軽に行けるのもうれしいポイントですね。

宍粟市に旅行するなら、その地域ならではのグルメも楽しみたいですよね。

ここからは、宍粟市で味わいたいグルメを紹介します。

宍粟牛

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宍粟牛は、宍粟市の牧場で育てた但馬牛の血統を受け継いだ純正の黒毛和牛です。

宍粟市にある自家牧場で、特製飼料を使って肥育されるというこだわり。
山の湧き水やおいしい空気で育った宍粟牛は、ほどよく脂身がのった食べ応えのあるお肉だといわれています。

アユ・アマゴ

名水100選の千種川や揖保川の清流で育った、アユやアマゴも有名です。
急流で育ったアユ・アマゴは、しっかり身が引き締まっています。

宍粟市を観光するなら、アユやアマゴを使った川魚料理を堪能してみましょう。
旅行のお土産として、市内で販売している川魚を選ぶのもおすすめですよ。

やたら漬け

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やたら漬けとは、標高約500mの高地にある宍粟市の西河内で独自に発展した漬物です。
深い雪に覆われて外に出られなくなる冬場に、保存食として食べられていたもの。

きゅうりやなす、みょうがといったさまざまな種類の野菜を半年かけて塩漬けします。
「野菜をやたら使って、やたらおいしい」というのが名前の由来です。

自然に囲まれた宍粟市は、地域の特徴を生かした観光スポットやグルメが人気です。
忙しい日常に疲れている方は、宍粟市に訪れて体と心を癒やしてはいかがでしょうか。