ペーロンで有名な【相生市】観光名所や名物グルメをご紹介!絶景スポットも

ペーロンで有名な【相生市】観光名所や名物グルメをご紹介!絶景スポットも
目次

    兵庫県の相生市は、万葉の岬をはじめとした豊かな観光資源に恵まれた地域です。
    相生ペーロン祭や名物グルメの牡蠣にも注目です。

    この記事では、相生市の魅力を詳しくご紹介します。
    観光やおでかけの参考にしてみてくださいね!

    相生市とは

    南北に広がった地形の相生市は海と山に囲まれ、自然豊かな町です。
    ペーロンや相生かきで有名な地域で、お祭りの時期になると多くの観光客が訪れます。

    まずは、相生市の人口やアクセス、歴史といった基本情報を紹介します。

    基本情報

    相生の景色

    兵庫県の南西部に位置する相生市。

    市の周辺は小高い山に囲まれていて、盆地のようになっています。南部は瀬戸内海に面しており、深く入り組んだ部分は「相生湾」と呼ばれてきました。

    人口は2万8497人(2021年10月末時点)で、のどかで住みやすい町として知られています。

    アクセスについて

    JR相生駅

    相生市は公共交通機関が整備されており、都市圏からのアクセスが便利だといえます。
    中心となっている駅は山陽新幹線も停車する相生駅です。

    相生駅まで電車を利用する場合、姫路からは約20分、神戸・三宮からは約60分程度でアクセスできます。また、大阪からも約75分でアクセスできますよ。

    歴史について

    相生の歴史

    まず1889年に相生市の原点となる赤穂郡相生村が誕生しました。
    そして、1913年に相生町へと変わります。当時は「おおむら」や「おおちょう」と呼ばれていました。「あいおいちょう」となったのは1939年からです。
    その後、ほかの町の編入を経て、1942年に相生市となります。

    相生市は造船のまちとして栄え、1962年には石川島播磨重工業相生工場が新造船建造量で世界一を達成しました。
    また、ペーロン祭やもみじまつりが伝統的に有名で、観光客からも注目されてきました。

    風土・気候について

    快晴の相生市

    瀬戸内式気候の影響を受ける相生市は、1年を通して降雨量が多くありません。
    年間降水量は1200ミリ前後です。

    さらに年間の平均気温は14.5度と穏やかな空気が漂っています。
    どの季節でも暮らしやすいのは相生市の特徴だといえるでしょう。

    相生といえば「相生ペーロン」

    兵庫県相生市はペーロンという舟競漕で知られています。
    そもそもペーロンは中国から長崎県に伝わった行事だといわれています。
    それが相生市に伝承されたのは大正時代のことでした。

    その後、市・商工会議所・播磨造船所の尽力により、大がかりなお祭りとして残されていったのです。ここでは、相生ペーロンについて詳しく紹介します。

    相生ペーロン祭

    ペーロンの写真

    例年5月の最終日曜日に開催される相生ペーロン祭。
    その目玉となるのが、相生湾の特設会場で行われるペーロン競漕です。
    当日は陸上でもパレードが催され、海・陸両方で盛り上がりを見せます。

    前日の土曜日には海上花火大会が実施され、地元民と観光客の楽しみとなってきました。
    お祭りの期間は多くの人が訪れ、相生市がもっともにぎやかになる時期だといえるでしょう。

    ペーロン海館

    ペーロン海館の写真

    相生市で人気の観光スポットのひとつに、ペーロン海館が挙げられます。

    館内には木造のペーロン船12艇が展示されているほか、体験乗船できる設備も整っています。2階の展望ロビーから美しい相生湾を見渡せるのも大きな魅力です。
    4月~10月は水曜定休、11月~3月は土日祝のみ開館しています。

    ペーロン海館は入場料無料なので、気軽に足を運んでみましょう。

    施設名 ペーロン海館
    住所 兵庫県相生市相生6丁目7 MAP

    瀬戸内海が見渡せる!絶景スポット「万葉の岬」

    相生市万葉岬の写真

    相生湾にある「万葉の岬」は、相生市が誇る絶景ポイントです。
    その名称は、万葉集の歌人、山部赤人たちに詠まれたことが由来だとされています。

    東端に立つと、明石海峡から牛窓までの景色を見渡せるでしょう。
    さらに、春になると満開の桜が、冬には椿が楽しめます。
    ドライブコースにもなっており、車の窓から見るパノラマもおすすめです。

    施設名 万葉の岬
    住所 兵庫県相生市相生金ケ崎5321 MAP

    国指定史跡「感状山城跡」

    感状山城跡の写真

    かつて相生にあった感状山城の跡地も足を運んでみたい場所です。

    感状山城跡は感状山の尾根上に築かれていて、その建造は鎌倉時代とも南北朝時代ともいわれています。

    南北朝時代の草創期、建武3年(1336年)。
    足利尊氏(北朝)は、建武の乱で楠木正成(南朝)との戦に敗れ、九州に逃れます。
    尊氏を追う新田義貞軍(南朝)に対し、赤松円心の白旗城に呼応した赤松則祐(北朝)が、城に立てこもり防戦します。
    結果、新田軍を50日余り足止めすることに成功。その功績により尊氏から感状が与えられ、城名の由来となったと伝えられています。

    現在は登山コースの一部になっており、城跡と同時に物見岩や井戸跡も楽しめますよ。

    施設名 感状山城跡
    住所 兵庫県相生市矢野町 MAP

    名物グルメ「相生かき」

    相生かき

    相生市のご当地グルメとして外せないのが「相生かき」。
    相生かきは相生湾で育つ種類を指し、ふっくらしたサイズと弾力性が魅力です。

    通常の牡蠣が種付けから捕獲までに2~3年かかるのに対し、相生かきは半年ほどで食べごろになります。
    相生湾には山々の栄養分を含んだ雨水が流れ込み、その栄養分を吸収した牡蠣が短期間で特大サイズに成長するからです。

    火を通しても縮みにくいので、焼き牡蠣として食べるのがおすすめです。

    相生かきまつり

    かきまつりの様子

    毎年2月の第2週の日曜日には、IHIふれあい広場にて「相生かきまつり」が開催されてきました。

    これは、相生かきまつり実行委員会による、特産品の牡蠣をPRするためのお祭りです。
    会場では特製牡蠣汁や焼き牡蠣が振舞われているので、観光に行くなら狙い目のタイミングです。

    もちろん、牡蠣そのものをお土産に買うこともできます。

    「相生市」に遊びに出かけよう

    美しい自然とグルメ、情熱の込められた伝統行事がある兵庫県相生市は絶好の観光スポットです。
    特に、ペーロンや牡蠣にまつわるお祭りは見逃せません。
    お祭りの時期を狙って遊びにいくのもおすすめです。

    2021年12月 8日時点での情報です。
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