まるでスイーツ!ねっとり極甘「焼き芋」がおうちでできる 簡単レシピ集

まるでスイーツ!ねっとり極甘「焼き芋」がおうちでできる 簡単レシピ集
目次

    さつまいもは甘くておいしい上に、栄養価が高い優秀な食べ物です。
    特に焼き芋にすると甘味が増すため、おやつとして食べる方も多いでしょう。

    焼き芋はスーパーなどで購入する場合がほとんどですが、実は家庭でも簡単においしくできるのです。
    そこで今回は、ねっとりおいしい焼き芋の作り方を紹介します。

    ねっとり極甘「焼き芋」をつくるコツ

    ねっとり甘い焼き芋を家庭で作るためには、ただ単に加熱すればいいという訳ではありません。

    ちょっとした工夫が必要になるので、まずはレシピを紹介する前に、ねっとり極甘の焼き芋を作るためのコツを確認しておきましょう。

    ねっとり「焼き芋」向きの品種を選ぶこと

    さつまいもの写真

    さつまいもには様々な品種があり、それぞれ食感や糖度などに違いがあります。
    ねっとりとした甘い焼き芋に仕上げるためには、適切な品種を選ぶことも大切です。

    ねっとり系のさつまいもの中で、特に有名なのは安納芋でしょう。鹿児島県の種子島産のさつまいもで、生の状態の糖度は16度前後もあります。

    安納芋の画像.jpg

    さらに焼き芋にすることで、糖度が40度前後にもなるというので驚きです。細いものより丸いものの方が甘みは強いと言われているので、選ぶ時の参考にしてください。

    ほかにも紅はるかシルクスイートなどもねっとり甘い焼き芋になる品種ですよ。

    低温でじっくり仕上げること

    さつまいもの写真

    ねっとり甘い焼き芋にするためには、調理の際にもコツがあります。実は焼き芋の甘さの理由はデンプンの変化にあり、そこに調理のコツが隠されているのです。

    デンプンは加熱すると糊化し、さらに糊化したデンプンはアミラーゼという酵素の影響で麦芽糖(マルトース)に変化します。
    これがねっとりした食感と甘味の正体なのですが、アミラーゼは加熱温度が80度を超えると活性しなくなるのです。

    そのためねっとり甘い焼き芋にするためには、60~70度前後の低温でじっくり加熱する必要があります。

    お家でできる!簡単ねっとり「焼き芋」の作り方

    ではさっそく、オーブントースターとレンジ、炊飯器、魚焼きグリル、フライパンを使ったねっとりおいしい焼き芋の作り方をそれぞれ見ていきましょう。

    オーブントースター

    焼き芋の写真

    オーブントースターで作る場合、小さめのさつまいもや細いさつまいもを選ぶと火がとおりやすく調理しやすいですよ。
    さつまいもを皮付きのまま洗い、そのままオーブントースターに入れてください。

    温度指定ができるのであれば200度の設定、ワット数しか指定できない場合は850ワットの設定がおすすめ。あとは15~20分程度加熱し、さらにひっくり返して15~20分程度加熱するだけです。

    レンジ

    焼き芋の写真

    レンジを使って低温でじっくり加熱するためには、500wに設定すると良いでしょう。加熱する際は、さつまいもを洗ってから濡らしたキッチンペーパーや新聞紙で包むのがポイントです。

    こうすることでさつまいもの水分が蒸発するのを防ぎ、ねっとりした焼き芋に仕上がります。
    加熱時間は300g程度のさつまいもならば2分を目安にし、竹串などで火のとおり具合を確認しながら必要であればさらに加熱してください。

    炊飯器

    焼き芋の写真

    実は炊飯器でも簡単に焼き芋が作れるのです。さつまいも400gを洗って炊飯器に入れ、そこに水100ccを加えます。そして玄米モードで炊くだけです。

    さつまいもはそのまま入れてもできますが、切って入れた方がねっとりした食感に仕上がります。

    入れる量はあまり多すぎると火のとおりにムラが生じるため、炊飯釜の底にすべてのさつまいもが触れるくらいの量に留めてください。

    魚焼きグリル

    焼き芋の写真

    魚焼きグリルを使う場合、さつまいもを洗ったらアルミホイルで包むようにしましょう。そのままでも作れますが、アルミホイルで包むと熱が伝わりやすくなりおいしくなりますよ。

    アルミホイルで包んださつまいもを魚焼きグリルに入れ、弱火で30分程度焼いたらそのままにして10分程度待ちます。その後竹串などで火のとおり具合を確認してください。
    300g程度のさつまいもならば上記の時間ででき上がると思いますが、固いようならば追加熱しましょう。
    グリルが片面焼きの場合、ひっくり返しながらそれぞれ20分程度焼きます。

    フライパン

    焼き芋の写真

    フライパンで焼き芋を作る場合、洗ったさつまいもを濡らしたキッチンペーパーと新聞紙で2重に包み、さらにそれをアルミホイルで包む必要があります。
    その際、アルミホイルはくしゃくしゃにしてシワを作ってから使うようにしてください。

    包み終わったさつまいもをフライパンに入れ、蓋をして弱火で25分程度焼きます。その後ひっくり返してさらに25分程度焼いたら完成です。
    竹串などで火のとおり具合を確認し、固いようならばもう少し焼いてくださいね。
    太すぎるさつまいもは焼き上がるのに時間がかかるため、直径7cm程度のものを選ぶと良いでしょう。

    余った焼き芋の保存方法!おすすめは「冷凍保存」

    焼き芋はついつい作りすぎてしまい、一度に食べきれないということもありますよね。そのようなときは冷凍保存がおすすめです。
    焼き芋は常温や冷蔵で保存しても2~3日しか日持ちしませんが、冷凍ならば1ヶ月程度美味しく食べられます。

    たくさんの焼き芋.jpg

    焼き芋を冷凍保存する際はしっかりと冷まし、表面に水分が付着しているようならばキッチンペーパーなどで拭き取ってください。そして焼き芋全体をラップで包み、冷凍庫に入れるだけです。

    賞味期限は先ほどお伝えしたように1ヶ月程度ですが、場合によっては2週間くらいになることもあるでしょう。
    食べるときは色やにおいを確認し、異常が見られた場合は食べるのを控えてくださいね。

    食べる際は「自然解凍」で

    焼き芋の写真

    冷凍保存した焼き芋をおいしく食べるには、自然解凍するのがおすすめです。冷凍する前とほとんど変わらない甘い焼き芋が楽しめますよ。
    冷凍庫から取り出して30分程度放置しておけば食べごろになりますが、電子レンジやオーブントースターで加熱してから食べるのも良いでしょう。

    また、半解凍の状態だとアイスのような食感になるので、こちらもおすすめです。

    ねっとり甘い焼き芋を手軽に味わおう

    焼き芋の写真

    焼き芋はさまざまな方法で家庭でも簡単に作れます。ねっとり甘いおいしい焼き芋に仕上げるためには、ねっとりした焼き芋向きの品種選びと、低温加熱が重要なポイントです。

    たくさん作っても冷凍保存すれば1ヶ月は日持ちしますので、おいしい焼き芋を手軽に楽しみましょう。

    2021年11月 8日時点での情報です。
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