姫路城は有名な観光スポットですが、その敷地内に動物園があることをご存知でしたか？

この記事では姫路市立動物園の基本情報や見どころ、おすすめのイベントや撮影スポットなどを詳しくご紹介します。

※姫路市立動物園の新型コロナウイルス感染予防対策について※

※新型コロナ感染拡大予防のため、カバ舎の一部は現在閉鎖されています。（2021.9.24時点）

1951年に開園した姫路市立動物園は、姫路城の敷地内にある人気スポットです。

園内は外から見るよりも大きく広がっており、カバやライオン、キリンなどの大型の動物はもちろん、ペンギンやフラミンゴのような鳥類、ヘビやカメといった爬虫類など、100種類ほどの動物がいます。

入園料金は大人が210円、小人（5歳から中学3年生まで）は30円となります。

この値段はほかの動物園の入園料金と比べても、非常にリーズナブル！ 姫路城観光のついでにちょっと立ち寄るのにもぴったりですよね。

開園時間は午前9時から午後5時まで、入園は午後4時半までとなっています。

電車ならJR姫路駅または山陽電車姫路駅で下車し、北へ15分ほど歩けば姫路市立動物園に辿り着きます。

バスで「姫路城大手門前」まで行くこともでき、バス停から動物園までは徒歩5分です。また、姫路城周辺には公営駐車場も多数あるので、車で行くのもおすすめですよ。

リーズナブルな料金で入園できる姫路市立動物園ですが、お値段以上の見どころが盛りだくさん！

ここでは特に見ていただきたい動物を厳選してご紹介します。

幸せのハートマークを探そう【キリン】

アミメキリンの「コウスケ」には、右の前足にハートマークのような模様があります。このハートマークを見つけると幸せになれるという噂もあるので、探してみてくださいね。

2018年にはメスの「キキ」がやってきて、2021年5月にはメスの赤ちゃんが誕生しています。

動物園でも出会える【ペンギン】

ペンギンといえば水族館のイメージがあるかもしれませんが、姫路市立動物園でも出会えます。

姫路市立動物園のペンギンにはそれぞれに専用の巣箱が与えられており、これを「ぺんぎんあぱーと」と呼んでいるのだそう。

住み心地が良いらしくペンギンはみんな元気で、ヒナもたくさん生まれていますよ。

のんびりした姿に癒される【カピバラ】

カピバラは、指の間に水かきがあって泳ぎが得意なネズミの仲間。

姫路市立動物園にはオスの「カロン」とメスの「オモチ」がおり、2019年には6つ子の赤ちゃんが産まれています。

カピバラたちはお風呂が大好きで、特にオモチは1日に何度もお風呂に入っている姿が見られます。
のんびりと過ごす姿がかわいくて、癒されますよ。

姫路市立動物園の人気者【レッサーパンダ】

日本で人気のあるレッサーパンダですが、実は本来、中国やネパールの高い山に生息している動物です。

姫路市立動物園では、オスの「ひなた」とメスの「ミホ」のかわいらしい姿が見られます。
ひなたの方が愛嬌を振りまくタイプで、展示場所に来た人々を出迎えてくれることもあるのだそう。

リラックスした姿が愛らしい【アカカンガルー】

アカカンガルーは跳躍力が高く走行スピードもあり、草原や荒地、半砂漠地帯などに生息しています。

オス同士の闘争では蹴りを繰り出すこともあり、すこし荒っぽいイメージがあるかもしれませんが、姫路市立動物園のアカカンガルーは穏やかです。

愛嬌のある仕草や、横になってのんびりしている様子がかわいらしくて人気ですよ。

あいさつが得意な【インコ】

インコは、人の言葉を真似ることもある頭のいい鳥です。

姫路市立動物園には、ペットショップなどではなかなかお目にかかれない、オオバタンやコンゴウインコなど大型のインコも多数います。
元気なあいさつで出迎えてくれるインコもいますよ。

幸福を呼ぶ謎の生物【ケセランパサラン】

ケセランパサランとは、ふわふわとした白い毛玉のようなもので、植物なのか動物なのかもはっきりしていない謎の物体です。

姫路市立動物園では猛禽舎の近くで展示されています。見た人は幸せになれるという言い伝えもありますので、見に行ってみてください。

※新型コロナ感染拡大予防のため、現在は閉鎖されています。（2021.9.24時点）

動物たちとふれあえる「ふれあい広場」があるのも、姫路市立動物園の魅力です。

モルモットやヤギ、ヒツジなどの動物たちと直接ふれあえる「ふれあいタイム」は、午前10時半から11時半までと、午後1時半から2時半までの1日2回設けられています。

お子さんにも人気のスポットですので、家族みんなで足を運んでみてくださいね。

姫路市立動物園ではさまざまなイベントも開催されています。

中でも、毎日行われている注目のイベントが「アヒルの帰宅」です。アヒル池とサル舎の間をアヒルが歩いて帰るようすを、午後4時半ごろから見られて癒されるイベントです。

年間行事として開催されているイベントでは、4月19日（飼育の日）のヒツジの毛刈りがおすすめです。

姫路市立動物園にいるヒツジが毛刈りされているようすを、間近で見られる貴重な機会です。刈り取られた毛は、プレゼントされることもあるようです。

※新型コロナ感染拡大予防のため、室内休憩所での食事は禁止されています。テーブルも撤去されています。（2021.9.24時点）

姫路市立動物園では飲食物の持ち込みOK！ お弁当を持ってきて園内で食べる方もたくさんいますよ。
室内の無料休憩所、ペンギン舎やふれあい広場にあるふじ棚の休憩所など、休憩スポットも多数。

天気が良い日はゾウ舎前や野外ステージ前にある広場にビニールシートを広げて、そこでお弁当を食べるのもおすすめです。

園内の北と南には遊園地もあり、昔懐かしいレトロな乗りものが楽しめます。
北エリアにある乗りものは、モノレールやティーカップ、イモムシ列車などです。
南エリアには、新幹線や観覧車、飛行機などがあります。

特に注目なのが南エリアの観覧車で、地上から約12ｍという低さと、屋根がないオープンタイプなのが特徴的。
頂上からは姫路城がきれいに見え、国宝・世界遺産を独り占めできますよ。

姫路市立動物園を訪れた記念に、写真を撮りたいという方におすすめの撮影スポットもご紹介します。

まずは動物園入り口の顔出しパネル。動物たちと姫路城が描かれた、姫路市立動物園ならではのイラストの一部になって記念撮影をしましょう。

また、園内には姫路城を撮影するのにぴったりの場所がいくつもあります。

特に、姫路動物園の正面入り口からまっすぐ進むと見えてくる「城見橋」から見える姫路城は、堂々とした姿が圧巻。
動物園外であれば、「城見台公園」から城見橋と姫路城をいっしょに撮るのもおすすめです。

園内中央の人工芝生広場を北西に進んだビューポイントからは、内堀の水面に姫路城が映るため、「逆さ大天守」を撮影することもできますよ。

姫路市立動物園ではたくさんの動物たちに出会えて、直接ふれあえる時間もあります。

小さな遊園地まであるので、子どもたちもきっと喜んでくれるでしょう。
休憩所も充実しているので、家族みんなでのお出かけにぴったりです。ぜひ遊びに行ってみてくださいね。