9月のオープンに先駆けて「アクリエひめじ（姫路市文化コンベンションセンター）」の完成記念式典が2021年7月10日（土）に開催されました。

式典の内容、自由に見学できる市民内覧会の日程のほか、緞帳を手がけた世界的デザイナー 故・髙田賢三氏の作品展についてもご紹介します。

播磨圏域では初となる2,010席を誇る大ホール、屋内外の展示場などを備えた姫路市文化コンベンションセンター「アクリエひめじ」。

ライブや展示会、コンベンションなどさまざまなイベントに対応できる大規模複合施設です。

2018年10月からJR姫路駅の東側で建設が進められ、2021年2月に竣工、2021年9月1日（水）にいよいよオープンします。

世界遺産・姫路城をイメージして作られた外観は、石垣を模したレンガ造りになっています。

JR姫路駅から施設までは徒歩約10分。直結した屋根付きの連絡通路がありアクセスも良好です。

「姫路大恐竜博」や人気歌手のコンサート、オペラ、狂言、成人式などさまざまなジャンルのイベントが予定されています。

施設の詳細、イベントカレンダーはこちらから。

9月のオープンに先駆けて、2021年7月10日（土）に開催された「アクリエひめじ 完成記念式典」。 事前公募された一般観覧の応募総数は、約5,000通。その中から抽選で選ばれた約200組（400名）の市民が招待されました。

提供：姫路市

テープカットセレモニーに始まり、大ホールで式典がおこなわれました。

式典では、姫路市長 清元秀泰氏の挨拶、兵庫県知事 井戸敏三氏をはじめ来賓者からの祝辞、大ホールと中ホールの緞帳をデザインした世界的デザイナー 故・髙田賢三氏への名誉市民称号贈呈などがありました。

披露された大ホールの緞帳「Sunrise」。朝日が姫路城と大地を照らしていく情景をシャクヤクの花をモチーフとともに表現されたものです。

中ホールの緞帳は、夕映えの幻想的な光の中に浮かぶ姫路城を表現したもので「Sunset」と題されています。

姫路市出身の演歌歌手 丘みどりさんからのビデオメッセージでは完成祝いの言葉が贈られました。

その他、ピアニスト 仲道郁代さんのピアノ開きコンサートや、作曲家 池辺晋一郎さん指揮、姫路市立山陽中学校吹奏楽部・広嶺中学校・灘中学校コーラス部による「交響ひめじ～第3楽章～こどもの祭り」も披露され、にぎわいと交流の拠点として新たな門出を祝いました。

開館までの期間内に、施設内を見学できる市民内覧会が実施されます。

日程・時間は以下のとおり。

事前の申し込みは不要です。
興味のある方は、この機会に見学されてみてはいかがでしょうか。

「アクリエひめじ」の大・中ホールの緞帳デザインを寄贈した、姫路市出身の世界的デザイナー故・髙田賢三氏。

2021年7月11日（日）から8月15日（日）までの期間、「"夢"髙田賢三展」が開催されます。

会場では、宝塚大劇場のこけら落とし公演の衣装デザインや、アテネオリンピックの日本選手団公式ユニフォームとそれらのデザイン画などを展示。

髙田賢三氏が手がけた数々の作品・功績を写真・映像・衣装展示などを通して鑑賞できます。