相生にペーロンが伝来して今年で100周年！

その記念すべき「相生ペーロン祭（まつり）」が2022年５月29日（日）開催に決定しました！

新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため、「前夜祭花火大会」は中止し、「海上の部ペーロン競漕」と、規模を縮小して「陸上の部パレード」が実施されます。

毎年5月の最終日曜日に相生湾で開催される「相生ペーロン祭（まつり）」。播州路に初夏を告げる一大イベントです。

メインイベントは「ペーロン競漕」。「ペーロン船」と呼ばれる手漕ぎの龍船で片道300mの距離を進み、ターンして戻ってくる速さを競う海上レースです。

一隻の船に乗り込むのは28名の漕ぎ手と太鼓と銅鑼（ドラ）、舵取り、そして指揮をする艇長を合わせた32名。チーム全員で息を合わせて力漕します。

漕ぎ手のリズムとタイミングを取るため、ドン！デン！ジャン！ と打ち鳴らされる太鼓と銅鑼（ドラ）の音は勇壮で、まさに龍が水面を駆けるよう。特にターン付近では毎年多くドラマが生まれ、見る者の心を熱くさせます。

例年は「ペーロン競漕」のほかに、前夜祭花火大会、露店の出店、陸上の部、写真コンテスト、マリンスポーツ体験などが行われてきた相生ペーロン祭。

今年はペーロン伝来１００周年記念大会として「海上の部ペーロン競漕」と、ポート公園内にて規模を縮小して「陸上の部パレード」を、感染対策を行ったうえで開催します。

詳しいイベントスケジュールは以下のパンフレットをご確認ください。

中国音の「白龍 (パイロン)」から語源が来ているといわれるペーロン。その歴史は古く、西暦紀元前300年ごろの中国が発祥の地なのだそう。日本には明暦元年(1655年)に長崎に伝来しました。

相生の地に伝わったのは大正11年(1922年）。長崎県出身の播磨造船所（現IHI）の従業員によって持ち込まれ、終戦までは毎年5月27日の海軍記念日に行われてきました。

2022年は、相生にペーロンが伝来して100周年となる記念すべき年です。感染対策を行ったうえで楽しみましょう。