感動の姫路「第九」公演を聴いてきました2017年

感動の姫路「第九」公演を聴いてきました2017年
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    2017姫路第九合唱団を公演まじかに控えた11月に取材させて頂いたオサメです。 主催する労音さんのご好意で公演にご招待いただき、晴れの舞台に同席する機会を得ました。
    願ってもないラッキーに、開場時間の1時間前に会場についてしまったのですが、すでに姫路市民ホールロビーは、公演を待ち望む人たちであふれていました。
    あちらこちらお友達の輪ができ、話がはずんでいる様子。耳を傾けると、「久しぶり!今年は観客なの?」「今年は家族の応援団です。」「来年は私も歌いたいと思っているのです。」など、第九で結ばれた人たちのようです。
    姫路市内の中学校の合唱部でしょうか。顧問の先生に引率されて開演を待っていました。ずいぶんお行儀のよい生徒さんたちで、常に2列縦隊。
    ロビー階下のリハーサル室前には、黒のロングスカート、蝶ネクタイで正装された姫路第九合唱団の方達が、こわばった面もちで待機されていました。
    入念な練習を重ねてこられたことでしょう。それだけに本番前の緊張感が伝わってきます。

    午後2時30分の開場時間、姫路みたい編集部のしぶたにと落ち合って、大ホールへ入り着席。私たちの席は前の方だったので、後方をふりかえると満場のお客様でした。

    関西フィルハーモニー管弦楽団と客演指揮するのは、三ツ橋敬子さん。東京藝術大学、同大学院を修了後、ウィーン国立音楽大学に留学。小澤征爾氏、小林研一郎氏などに指示。両氏の秘蔵っ子と言われています。その呼び名にふさわしく、コンクール入賞歴も華々しいといえます。第10回アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールで日本人初の優勝をかわきりに、第9回アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクールでは女性として初めての受賞、第12回齋藤秀雄メモリアル基金金賞など次々と受賞されています。今、もっとも注目を集めている世界を代表するコンダクターです。

    ヴェートベンは古典クラッシックに分類される作曲家です。しかし、その作風の破天荒さはクラッシックファンでなくても知らない人はいないでしょう。センセーショナルな旋律で唐突に始まり、そして次の瞬間あっけもなく淘汰されます。
    古典クラッシック楽曲では主旋律を繰り返し聴き手に感動を与える技法が優先されてきました。
    第九はヴェートベン音楽の集大成の作品。壮大な合唱に至る第4楽章では、第1楽章、第2楽章、第3楽章の主題が否定され、歓喜の歌への導線を紡ぎます。
    三ツ橋敬子氏の導くヴェートベン第九の第4楽章は、目が醒める思いでした。

    三ツ橋敬子さんのエネルギッシュな指揮に導かれて、第九第4楽章は次第にクライマックスへ。
    姫路第九合唱団が歌い始めると、会場には熱い波動が波うちます。それは、合唱団で歌う家族を、知人を応援する心かもしれません。私たちの隣席の人は103歳で参加されている藤井千代子さんのお知り合いのようでした。

    演奏が終わると、会場からは後を絶たないブラボーの声と指笛。
    ヴェートベンは「自由」「平等」「平和」を主眼とするフランス革命を主題に、最後の交響曲として第九を創りました。
    今日の第九公演に参加させていただいて、この人類悲願が叶うのも遠い未来ではないと思うのです。



    しぶたに

    第九を通じて参加者と聴衆に生まれる一体感が感動的でした



    おさめ

    姫路市の姉妹都市・韓国 昌平市( チャンウォン)市民合唱団も参加。国境の垣根を越えた歓喜の歌でした。



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    2017年12月20日時点での情報です。
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