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【兵庫】食欲の秋到来!ベニズワイガニ漁解禁・香住ガニの初競りを密着レポート

【兵庫】食欲の秋到来!ベニズワイガニ漁解禁・香住ガニの初競りを密着レポート
目次

    日本一の鮮度を誇る香住漁港のベニズワイガニ「香住ガニ」の漁が9月1日に解禁され、2019年9月4日(水)早朝に初競りが行われました。今回は、その初競りの模様の速報と、香住ガニの魅力に迫ります。

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    香住ガニとは?

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    水温が低い深海で育つベニズワイガニの中でも、特に香住漁港で水揚げされるものだけを「香住ガニ」と呼びます。

    なぜ香住ガニは特別なの?

    一定数のベニズワイガニを活きたまま水揚げしていることが最大の特徴です。これは全国的にも例がありません。
    出航から帰港まで12時間以内をめどに漁を行い、さらに2年前からは、深海の水温と同じ温度を保つことができる水冷装置を船に設置するなどの工夫で鮮度を保っています。

    黄金ガニも絶品!

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    水深600mよりも浅いところに生息するズワイガニ(松葉ガニ)と、水深800mよりも深いところに生息するベニズワイガニ(香住ガニ)が、偶然交配して生まれたカニが「黄金ガニ」です。数千匹に1匹程度しか水揚げされない非常に貴重なカニです。松葉ガニの特徴である身の詰まりと、香住ガニの特徴である甘さが同時に味わえるため、グルメな方に愛されています。

    香住ガニ漁が遂に解禁!

    そんな日本一の鮮度と美味しさを誇る香住ガニの漁が9月1日より解禁となり、2019年9月4日(水)に初競りが開催されました。

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    前日に帰港した漁船から降ろされた香住ガニは、(かつ)ガニや黄金ガニ、足の欠損の有無、大きさ別などで仕分けられます。

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    今回の初競りのために水揚げされたカニの量は約22t。おおよそ40000匹。初競りのタイミングだと海水温が高いため、活ガニの量が少ないですが、冬場のシーズンに突入すると、活ガニだらけになるそうです。

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    競りスタート

    競り人さんの鐘の音を合図に競りが開始。威勢のいい掛け声とともに、香住ガニの買い手が次々と決まっていきます。

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    今年は例年以上の水揚げ量で、売上高も好調のようです。身の甘さや美味しさは例年どおり。これから始まる本格的なカニのシーズンをたっぷり堪能したいですね。漁期は来年5月末までです。

    最高価格のカニ

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    毎年話題となる最高値のカニは、重さ約1.2kg、大きさ60cm以上の活ベニズワイガニです。なんと松葉ガニの価格をはるかに超える10万円で落札されました!

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    落札したのは、香住漁港の斜め向かいにある「にしともかに市場」の店長の山田直弘さん。香住ガニをもっと広めたいという気持ちで落札したそうです。

    最高額のカニを水揚げした「福元丸」

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    その最高額のカニを水揚げした漁船・福元丸の船長、福本好孝さん。「香住港小型ベニガニ組合」の組合長も務めています。香住ガニの鮮度と足の揃いにこだわる漁師歴40年の大ベテランで、今回の香住港の取材で大変お世話になりました。

    競り人さんのインタビュー

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    威勢のいい掛け声で競りを仕切っているのは、競り人の澤田敏幸さんです。但馬漁業協同組合・香住支所販売課の課長として活躍しています。「浜に魚やカニがたくさんあってナンボ。漁師さんたちのモチベーションが上がる競りを心掛けたい」という競りのプロ中のプロです。

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    2019年9月11日時点での情報です。
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