兵庫県姫路市、人口53万人を超えるこの都市に、女子バレーボールのプロチームがあるのをご存知でしょうか。今秋開幕の2019-20シーズンをV1リーグで戦う「ヴィクトリーナ姫路」です！　破竹の勢いで成長するチームの魅力と今後の試合日程を余すこと無くご紹介していきます。

「ヴィクトリーナ姫路」が設立されたのは2016年6月。2018-19シーズンでは、Vリーグ参入1年目にしてV2優勝を飾りました。

監督を務める竹下佳江氏は日本人女子選手初の国内リーグにおけるプロ転向者で、2004年にアテネオリンピック、2008年は北京オリンピックに出場。2012年のロンドンオリンピックでは、銅メダル獲得に貢献した元日本代表選手でもあります。

球団オーナーは兵庫県姫路市出身の前女子日本代表監督である眞鍋政義氏が就任。こちらも2012年のロンドンオリンピックで女子バレーボールチームを、銅メダル獲得に導いた名監督です。

「世界のプロ集団と戦っていくためには日本のバレーボールリーグのプロ化が必要」と語る眞鍋氏はもちろん、監督の竹下氏も「企業チームが一般的といった日本バレーボール界で"自立"したプレイヤーを育てたい」との思いがあり、チームの選手全員がプロ契約を結んでいる、Vリーグでも数少ないチームです。

ヴィクトリーナ姫路は、Vリーグ参入1年目にしてV2優勝の快挙を果たし、2019-20シーズンはV１を舞台に戦うことになっています。
これに合わせてチームも新体制へ移行。新たに"V1優勝"を目標に掲げ、新キャプテンには高い守備力を誇るリベロの髙橋咲妃惠、副キャプテンにはアウトサイドヒッターの金杉由香が任命されました。

新キャプテンの高橋は「正直、自分で務まるかという不安な気持ちはありますが、やるからには覚悟と責任感を持ってやり抜きたいと思います」と語り、前キャプテンで北京五輪の代表選手でもあった河合由貴さんの後任という重責に負けない強い意識で臨んでいます。

新体制へと移行し、目標を大きく"V1優勝"と掲げたヴィクトリーナ姫路。今後の2019-20シーズンの活躍に目が離せません。

ホーム会場「ウィンク体育館」での試合は、11月9日（土）・11月16日（土）・12月28日（土）・12月29日（日）。ぜひ会場に行ってヴィクトリーナ姫路を応援しましょう！

●車の場合
姫路バイパス中地インターを北へ約2分。　※タクシーの場合、JR「姫路駅」から約10分です。
●電車の場合
山陽電車「手柄駅」を下車、手柄山中央公園方面（西へ）徒歩約10～15分。
●バスの場合
JR「姫路駅」（南口）南3のりばから、系統番号97または手柄山ループバス（土日祝のみ）に乗車して約8分、「中央体育館・姫路球場前」バス停で下車してすぐ。またはJR「姫路駅」（北口）②のりばから系統番号27・28・29に乗車して約15分、「中地」バス停で下車して徒歩2分。