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【加古川】MINI COOPERと一緒に、加古川の人気スポットを巡る秋のドライブ|千成亭

【加古川】MINI COOPERと一緒に、加古川の人気スポットを巡る秋のドライブ|千成亭
目次

    フレンチシェフの技が満載の絶品かつめし

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    本日最後の訪問先は、加古川のソウルフード「かつめし」の名店です。

    かつめしとは、洋皿に盛ったご飯の上に平たいビフカツをのせ、デミグラスソース系のタレをかけた箸で食べる洋食。
    加古川市とその周辺では、100店舗以上のお店で提供されています。

    数ある候補の中から取材班が選んだのは、大行列ができる人気店「千成亭」。
    元フレンチシェフが丹精込めて仕込むかつめしが絶品と評判のお店です。

    場所は加古川市神野町の、ほぼ廃墟と化した「神野市場」の一角。
    1970年代には買い物客で賑わっていたであろう市場の中で、たった1軒だけ営業を続けているのが「千成亭」。
    このユニークなロケーションに、大勢の人がかつめしを求めて集まってくるのです。

    その秘訣は、第一にデミグラスソースの完成度。
    フレンチ出身の店主・千久谷武さんにとって、フランス料理に不可欠なデミグラスソースは、慣れ親しんだ料理の要とも言えるもの。

    まずは厳選した牛骨とすじ肉、セロリや玉ねぎ、にんじんなど7〜8種の野菜を1日煮込んでフォン・ド・ヴォーをとります。
    さらに、トマトやワイン、調味料を加え、味を調整しながら丸3日。
    フレンチの技が凝縮した至高のソースが完成します。

    ビフカツにはシンタマと呼ばれる丸い形をした脂肪が少ない赤身肉を使用。
    モモの中でも肉のきめが細かく柔らかいことが特長で、ステーキやローストビーフにもよく使われる部位を薄く叩き、カリッとクリスピーに揚げています。

    実食してみると、サクサクの衣に、素材の旨味がギュッと詰まった酸味と甘味のバランスが絶妙なソースが絡み、お箸が止まりません!
    ビフカツの牛肉も舌の上でとろけるよう。
    ボリューム満点の一皿を、飽きることなく完食してしまいました。

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    店の看板には「中華食堂 千成亭」との表記が。
    ちょっとドキドキしながら、お店の暖簾を潜ります。

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    陽気で朗らかな2代目店主、千久谷武さんとすっかり打ち解けた取材班。

    四角くカットされたビフカツを、ひと切れごとにご飯と一緒に食べる「四角食べ」が千成亭流と教えていただきました。

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    「千成名物 かつめし」は、クリスピーなビフカツ2枚のった圧巻のボリューム。
    ご飯は小でも200g(写真)、中300g、大450gから選べます。

    つけ合わせのキャベツとスパゲティーに加え、豆腐を揚げて作る自家製厚揚げ、日替わり小鉢、味噌汁に漬物、デザートのフルーツサラダまでついて、なんとお値段1,200円!

    大満足間違いなしの1日50食限定の看板メニューです。

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    「まるで飲み物?」と疑うほどトロトロのプリン(300円)は、蒸し器を使って低温で火入れし、固まるギリギリの状態を見極めて作るこだわりの逸品。

    赤穂市の卵と鳥取県のジャージー牛乳、砂糖だけで作ったシンプルな味わいながら、プロしかできない完成度。
    ビターなカラメルソースもクセになる、1日60個限定品(テイクアウト可)。

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    牛乳を加えたミルキーなスープが女性にも人気の「モーモーらーめん(900円)」。

    コク深いのに、さっぱりまろやかなスープと麺を引き立たせてくれる豆苗、チャーシュー2枚、糸唐辛子のトッピングも絶妙。

    料理人としてのこだわりが人気を支える秘訣

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    店主の武さんは約30年にわたり、フレンチ一筋で腕を磨いてきた熟練シェフ。
    1977年創業の「千成亭」は、ご両親が中華料理をメインに長年店を切り盛りしていました。

    しかし、お父さまが鬼籍に入られ、病気で塞ぎ込んでいるお母さまのために、武さんは「千成亭」を継ぐことを決意。

    「当時は神戸・北野のフレンチレストランで副料理長を任されていたので、今までのキャリアを捨てることに、正直かなり悩みはしました。でも、子どもの頃からの"家"でもありますし、何より母に元気を出してほしかったんで」と4年前を振り返ります。

    店を継いで1年以上も試行錯誤を重ねたうえで、ソースの隠し味に和風ダシを使うなど、現在のかつめしのレシピを完成させたそうです。

    口コミで評判が広がり、テレビなどのメディアで取り上げられることで、認知度もアップ。
    50食限定のかつめしは、早い時で12時30分頃には完売してしまうほどの人気店となっています。

    かつめしのつけ合わせのスパゲティーは、ご飯に合うようにと醤油とニンニクを利かせた和風の味付けに。
    フルーツサラダには生クリームを使用するなど、提供する料理に一切の手抜きなし!

    料理人としてのこだわりが、ここまでの人気を支えていることが実感できました。

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    2代目店主の千久谷武さんとすっかり元気を取り戻したお母さま。
    店主家族の温かな人柄が滲み出ているようなアットホームな雰囲気です。

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    テーブル席2卓、カウンター6席の店内は、11時の開店と同時に満席になることも珍しくありません。
    スタッフもフル回転で料理をサーブします。

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    テレビ番組の企画から登場した「角煮チャーシューオムten津飯」は、店主渾身の角煮がドカンとのった1日10食限定の天津飯。

    「からあげ定食」や「はらぺこセット」など、かつめし以外のメニューもボリューム満点!

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    行列の絶えない人気店。
    待ち時間に座れるようにと椅子の用意してくれるお客さまにやさしいお店です。

    店名 千成亭
    住所 加古川市神野町西条416-3 MAP
    定休日 月・水・金曜日
    電話番号 079-438-4263
    営業時間 11:00〜15:00
    駐車場
    アクセス 加古川ランプ 車13分
    HP 千成亭【公式Instagram】
    その他 お問い合わせ・ご予約の際は「まるはりorみたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。
    2025年10月27日時点での情報です。
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