【西脇】播州織の最新アイテムが登場する「I♡播州織逸品展」|2025年9月5日(金)~25日(木)

200年以上の歴史と伝統を誇る「播州織」は、西脇市を代表する地場産業です。
糸を先に染め、染めあがった糸で柄を織る「先染織物」という手法により、自然な風合い、豊かな色彩、肌触りのよい生地に仕上がるとあって、国内先染織物の70%以上のシェアを占めています。
そんな播州織の情報発信をする施設が「播州織工房館」。
約60社のアイテムが展示販売されているほか、イベントも開催されます。
中でも、最新の播州織アイテムが登場する「I♡播州織逸品展」は人気のイベント。
本年度は2025年の5月2日(金)を皮切りに、2026年の2月26日(木)まで、9つの会期中、約18のファクトリーブランドが登場予定です。
そこで、多彩な魅力満載の播州織ブランドをシリーズでご紹介!
第2回は、2025年9月5日(金)~25日(木)、2025年10月3日(金)~23日(木)、2025年11月7日(金)~27日(木)に展示・販売されるブランドです。
糸選びからこだわった上質生地で仕立てた「HaTaKaKe」~島田製織株式会社~
新作のワイドブラウスとギャザーパンツ。
播州織を身近に感じてもらえるようにリラックスできる仕立てになっています。
創業から90年を数える島田製織株式会社の「HaTaKaKe(ハタカケ)」は、ふわりとしたハリ感のある播州織独特の素材を活かしたリラックスウェアブランドです。
着ていて肩が凝らないゆったり感があるのに、どこかきちんとしている、それがHaTaKaKeのテイスト。
播州織の特徴は、先染め織物であること。
先に糸を染め、色を順番に並べて織ることで生地をつくり、その美しい風合いを生かしてHaTaKaKeは作られています。
アイテムは、シャツやブラウス、パンツ、ワンピース・チュニック、バブーシュとフルラインナップを展開。
ドレスシャツ向けのコットンの高級糸を使ったり、光沢感のあるコットンと通気性の良いリネンを組み合わせたりと、長年培ってきた生地作りのノウハウを活かして、着シワができにくく、上質感のあるクオリティーに仕上がっています。
今回の「I♡播州織逸品展」には、新作の綿シルクを使ったワイドブラウスとギャザーパンツのセットアップも出展。
ゆったりとしたドレープが風に揺れるスタンドカラーのワイドブラウスに、薄手で軽い爽やかな素材のギャザーパンツのコーディネートは、秋のお出かけにぴったり!
ぜひ、手にとって素材の上質感と洗練されたデザインを試してみてください。
ブランド立ち上げ時からの定番アイテムのオーガニックコットンのエプロン。
平織りのグリーン、ライトブルー、ダークグレーに加え、ヘリンボーンのグリーン、オレンジ、ブラック、ライトブルーが新色として登場。
和紙の糸とコットンを織り合わせてハリ感でふわっと首もともサラリとした和紙コットンストール。
カラーは、さわやかなミントと、涼しげなペールグレー。
ゆったりと波打つドレープがきれいなシルエットを生みだすワイドワンピース。
ほのかな光沢を持つ生地がやさしい空気感を醸し出しています。

詳細情報はこちら
「播州織逸品展」出展日 | 2025年9月5日(金)~25日(木) |
問い合わせ先 | 島田製織株式会社(お問い合わせはオンラインストアのお問い合わせフォームより) |
HP | 島田製織株式会社【公式HP】 HaTaKaKe【公式オンラインショップ】 |
播州織の手触りと風合いのよさを大切にする「sawa-ri」~高邦商事株式会社~
播州織の生地を知り尽くした高橋さんが染めた藍の生葉染のストール。
高邦商事株式会社は、製糸から染色、製織、生地の風合いを左右する仕上げまでを独自のネットワークで結ぶ産元繊維商社。
代表の高橋さんは播州織の魅力を広めたいと独自ブランド「sawa-ri(サワリ)」を立ち上げ、神戸各地で開催するファーマーズマーケットEAT LOCAL KOBEや百貨店での特設コーナーなどに出店しています。
過去の「I♡播州織逸品展」では、2023年には白一色、2024年には黒一色と個性的なテーマ展開で、播州織の風合いや、手触りのよさをアピール。
2025年は初心に戻り、「sawa-ri」立ち上げ当初に力を入れていた草木染めを前面に押し出す予定だとか。
草木染めは栗、ヨモギ、茜に加えて藍の生葉染めで商品開発。
栗は上品なベージュに、ヨモギは爽やかな新緑の色合い、茜は夕焼けの鮮やかな茜色、藍の生葉染めは明るいスカイブルーに染まります。
また、藍染めにも着手し、藍農家の村井さんから苗を譲り受け、自宅の庭で栽培。
高橋さん自ら摘んで、粉砕した染料を使って、さまざまな青を表現しました。
高邦商事のステージには、藍の生葉染の明るい青、栗のナチュラルなベージュ、ヨモギの緑、茜のビビッドなオレンジに染められたスカーフが色とりどりに登場予定。
草木染めは二度と同じ色合いが得られない、まさに一点物。
ぜひ、あなた色のスカーフを探しに、「I♡播州織逸品展」に足を運んでください。
高橋さんが自宅の庭から摘んだばかりの生き生きとした藍の葉。
これが藍の生葉染の染料になります。
藍の染料成分は緑色に見えますが、空気に触れて酸化することで青く染まっていきます。
染料の濃度、漬けられていた時間、そして空気に触れた状態で藍はさまざまな青に変化していきます。
生地を染料に漬け込んだ時間によって、色合いが変化していきます。
ときには青空にふわふわと浮かぶ雲のような模様が浮かび上がることもあります。

詳細情報はこちら
「播州織逸品展」出展日 | 2025年9月5日(金)~25日(木) |
問い合わせ先 | 高邦商事株式会社 |
電話番号 | 0795-32-3418 |
HP | sawa-ri(高邦商事株式会社)【公式HP】 |
播州織に特化して染色・サイジング・織布・加工までワンストップで対応~東播染工株式会社~
先染織物ならではの繊細な色の重なりや織り組織の表情、風合いなど、さまざまなテキスタイルで仕立てたTOBAN TEXTILE。
播州織に特化した精緻な先染め織物を作り続けてきた東播染工株式会社。
コットンをはじめ天然素材を中心に、蓄積された技術と向き合いながら表情豊かなテキスタイルを探求してきました。
原料から厳選したシャツ地からコート地、オーガニックコットンやリネン素材まで、上質なテキスタイルを手掛けています。
「I♡播州織逸品展」では、メインとなる「TOBAN TEXTILE(トーバン・テキスタイル)」に、2025年に始動した新ブランド「jisetsu(ジセツ)」。
そして、多種多色な"残糸"を利用したアップサイクルソックス「SAYUU(サユウ)」が登場予定。
TOBAN TEXTILEではエプロンやスリッパ、ハンカチといった生活を彩るベーシックなアイテムをラインナップ。
新ブランドのjisetsuは、着心地のよさと仕上がりの美しさを大切にすることで、着る人が自分らしく日常のさまざまな場面で着こなせる服を提案。
パッと目を引く派手さよりも、触れて初めて気づく美しさ、身体に心地よく、着て美しいシャツやパンツなどのウェアがお目見えします。
「SAYUU」は、廃棄するには惜しいほど、品質も色も素晴らしい"残糸"を再利用するため、加古川市の創業100年を超える老舗靴下メーカー「田中繊維」と協業。
少量ながらも素材を活かした履き心地の良い靴下を展開しています。
手仕事の温かみを感じる手刺しのような織り柄が美しいSASHIKOのスリッパ。
ふっくらとしたクッション性があってマンションでも階下に足音が響かないよう工夫されています。
今年の春に発表されたアパレルブランドjisetsuのアイテム。
シャツとパンツを中心とした独自の抜け感が美しいベーシック服です。
3色の糸をミックスして編み上げたアースカラーが魅力のSAYUUのソックス。
独特の凸凹感のある糸を使っているので、保温性が有り、吸湿性・放湿性にも優れています。

詳細情報はこちら
「播州織逸品展」出展日 | 2025年9月5日(金)~25日(木) |
問い合わせ先 | 東播染工株式会社 |
電話番号 | 0795-22-1000 |
HP | 東播染工株式会社【公式HP】 |
お問い合わせ先
施設名 | 播州織工房館 |
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住所 | 西脇市西脇452-1 MAP |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) |
電話番号 | 0795-22-3775 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
駐車場 | 西脇TMOの駐車場を利用可(徒歩1分) |
アクセス | 滝野社IC 車15分 |
HP | 播州織工房館【公式HP】 |
その他 | お問い合わせの際は「まるはりorみたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。 |

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