【姫路・たつの・西脇】本格スパイスカレー厳選3選!人気店や元銭湯の個性派カレー ここでしか味わえない絶品が勢ぞろい

ルーは使わず、世界中で350~500種類程度あると言われるスパイスを組み合わせて作る「スパイスカレー」。
スパイスのチョイスや配合によって味や辛さを無限に変えられ、奥深く複雑な風味を五感で楽しめるのが魅力です。
ここでは、姫路城近くにある行列のできる人気店や、40年以上前に銭湯だった建屋をリノベーションした新店、スパイスカレーと欧風カレーを融合させた独自のカレーを提供するお店など、特色豊かなお店を3店厳選してご紹介します。
こだわりの3大スパイスカレー~spiceスエヒロ~
姫路城近くにある、行列ができる人気のスパイスカレー店。
もともとお料理が好きで、イタリアンや創作和食、やきとり屋など、さまざまなジャンルの店で経験を積んできたという店主の西田さん。
趣味で食べ歩いたり、飲食店を営む友人の姿を見たりする中で、カレー屋の店主は個性的な方が多く、お店も店主のカラーやライフスタイルが自由に表現されていることに気付き、強く惹かれたといいます。
またほかのジャンルの料理と比べて、カレーは「こうあるべき」という固定概念にとらわれていない点にも大きな魅力を感じたそうです。
そんな「spiceスエヒロ」が提供するカレーは、それぞれに趣の異なる「チキンカレー」「海老のグリーンカレー」「厚あげの豆カレー」の3種類で、単品かあいがけかを選べます。
「チキンカレー」は南淡路島産の玉ねぎをふんだんに使い、約10種類のスパイスとトマト、若鶏などを合わせた逸品。
玉ねぎの甘みとトマトの酸味、スパイスの辛みのバランスが絶妙で、ライスの上に胸ひき肉のキーマ―カレーが載っているのもポイントです。
「海老のグリーンカレー」は海老の殻を炒めて取ったスープにココナッツミルクを合わせた、マイルドなタイ風カレー。
たけのこ、大根、にんじん、しめじ、玉ねぎなどの野菜がゴロゴロと入っています。
「厚あげの豆カレー」は、動物由来の食品を一切含まないヴィーガン対応。
厚あげ、小松菜や醤油といった和素材を取り入れ、辛さ控えめのマイルドなカレーに仕上げています。
「チキンカレーと海老のグリーンカレーの合いがけ(1,400円)」(サラダ付き)にトロトロ溶かしチーズ(200円)、︎自家製スパイス鶏ハム(300円)をトッピング。
カレーは3種の中のどれを選んでも、単品の場合は1,100円、あいがけの場合は1,400円です。
同店はイベントにも積極的に出店しており、イベント限定メニューを提供することも多いそう。
イベント出店の情報は、Instagramで確認できますよ。
「カレー屋のアフォガード(600円)」
バニラアイスにスパイスがかけられ、塩と胡椒が利いたインドの薄焼きせんべいのようなパパドやキャラメリゼしたクルミがトッピングされた個性派スイーツ。
甘味、塩味、スパイシーさ、食感の違いなどが味わえます。
まずはそのまま、途中からお好みでエスプレッソをかけて楽しんで。
姫路城から南へ約5分の場所にある、女性ひとりでも入りやすい雰囲気のお店。
木の温かみを感じられる内装や外のデッキの設置などは何と店主自ら行ったのだとか!
遠くから通うリピーターも多い、スパイスカレーの名店の味をぜひ一度食べてみてくださいね。

詳細情報はこちら
店名 | spiceスエヒロ |
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住所 | 姫路市本町68-42 MAP |
定休日 | 木・金曜日 |
電話番号 | 079-227-6750 |
営業時間 | 11:30~16:00 ※売り切れ次第終了 |
駐車場 | 無 |
アクセス | JR・山陽姫路駅 徒歩12分 |
HP | spiceスエヒロ【公式Instagram】 |
その他 | お問い合わせ・ご予約の際は「まるはりorみたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。 |
甘さの中にある旨みを感じるスパイスカレー~温~
毎日変わる、レシピの無い一期一会のスパイスカレー2種と、そのあいがけカレーを提供するお店。
お母さまが料理の先生で、幼少の頃から自身も当たり前のように料理をしてきたというオーナーの佐久間さん。
進学を機に上京し、インドやパキスタンといったコミュニティと出会い、スパイスの広大で奥深い世界にハマったのだと言います。
その後、20年前くらいから「温カレー」の提供を開始。
店名の"おん"は、その言葉自体の響きが良く、平穏無事を表す漢字の「穏」、人とのご縁の中で生まれる「恩」、昔の事象や教えを深く研究し、そこから新しい知識や見解を得ることを意味する四字熟語「温故知新」にも通じることから名付けたそう。
そして10年前に、奥さまの故郷であるたつの市で現在の店舗となる物件と遭遇。
それは何と、40年以上前に使われていた銭湯でした。
そこから9年の年月をかけてセルフリノベーションし、昨年の12月にオープン!
「ほかの事業と並行して、ボチボチやっていたので」と佐久間さんは謙遜しますが、そのコツコツと地道に取り組む姿勢を見守ってきた友人・知人や地域の方の中には、開店を泣いて喜んでくださる方もいたのだそう。
そんな「温」は、地域の方のコミュニティスペースとしての役割も果たしていきたいと話す佐久間さん。
実際に店舗には赤ちゃん連れのママさんから90代のご近所さんまで、幅広い年齢層の方が訪れています。
スパイスを駆使しながらも辛さは控えめで、お子さまも食べられ甘味の中に旨さがある。
そんな「温カレー」を、銭湯の面影を残す不思議な空間でぜひ一度食べてみて。
日替わりカレーは、お肉や魚介類メインのカレーとベジタブルカレーの2種を提供。
写真は「ボルシチ風カレー」と「ポテトカレー」のあいがけ。
カレーの価格帯も日々変わりますが、単品で900円~1,300円程度が目安。
その日のカレーの高い方の価格にプラス100円すると、2種のカレーのあいがけにすることができます。
また、カレーと一緒にオススメなのが、こちらもその時々で使うスパイスや柑橘類などが変わる「クラフトコーラ(500円)」。
割り方もソーダ割り、水割り、お湯割りなどが選べます。
牛乳で割るとアイスチャイのようなカルーアミルクのような味わいになるので、こちらもぜひ試してみてくださいね。
ベイクドケーキ(写真はレモンケーキ)やパンナコッタなど、オーナーの奥さまが作る気まぐれスイーツも人気。
奥さまのお名前から命名された「やスコーン」が登場する日もあります。
浴槽や脱衣所のロッカーなど、銭湯だったときの名残を残し、まるで昔からあったように龍野の城下町に溶け込む店舗。
畳を新しく入れ替えた2階もあり、レンタルスペースとしても利用できます。
「究極の目指す形は、メニューのない、それぞれのお客さまの琴線に触れるようなオーダーメニューを提供するお店」と話す佐久間さん。
今後はカレー以外のメニューも検討中で、アルコールを提供する夜営業も視野にあるのだそう。
また、銭湯ならではの音が響く環境を活かし、コンサートイベントなども企画しているとのこと。
ますます目が離せない「温」の最新の情報は、Instagramをチェックしてみてくださいね。

詳細情報はこちら
店名 | 温(おん) |
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住所 | たつの市龍野町本町131 MAP |
定休日 | 火・金・土曜日 |
電話番号 | 070-2278-0730 |
営業時間 | 11: 00~16:00 |
駐車場 | 有(無料) |
アクセス | JR本竜野駅 車5分 |
HP | 温【公式Instagram】 |
その他 | お問い合わせ・ご予約の際は「まるはりorみたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。 |
枠に収まらない独自レシピのカレー~VERO cafe~
「ここでしか食べられない味」にこだわり、一意専心で作り上げた「ベロカレー」を提供する自家製カレー専門店。
看板メニューの「ベロカレー」は、手間暇かけて旨みを抽出した自家製鶏白湯スープに、きつね色になるまで炒めて甘みを引き出した玉ねぎと自家製のトマトソースを合わせ、オリジナルブレンドの15種類のスパイスを加えたトマトチキンカレー。
肉や野菜を長時間煮込み、素材の旨みが溶け込んだスープを使う欧風カレーの手法と、さまざまなスパイスを組み合わせることで味を調え、その香りを楽しむインドカレーの手法をフュージョンさせた独自レシピのカレーです。
そんな同店のカレーに合うよう、特注で焙煎してもらったスペシャルティコーヒーも格別。
果実感も残しつつほどよい苦みも感じられる、芯のしっかりとしたオリジナルコーヒーは、スイーツ担当の奥さまが作るタルトやクグロフといった日替わりの焼き菓子にもよく合います。
「ベロカレー(ハーフ&ハーフ)」1,850円
オリジナルブレンドの8種のスパイスに漬け込んだ自家製グリルチキンを、ライスの上にたっぷりのサラダ野菜と共に盛り付けた、同店のもう一つの看板メニュー「ベロチキンライス」とベロカレーの2種盛り合わせ。
お客さまからの「人気メニューをどちらも食べたい!」との熱い要望から生まれたワンプレートです。
「ベロカレー(オールインワン)」2,350円
ベロカレーとベロチキンライスのハーフ&ハーフに、鶏の手ごねメンチカツをトッピングした同店の最高峰メニュー。
ほかにも、モッツァレラチーズとクリームチーズをかけてグラタン風に焼き上げた「ベロチーズカレー(焼きチーズ)」、ベロカレーの上に鶏の手ごねメンチカツとたっぷりの自家製タルタルソースをトッピングした「ベロカツカレー(鳥ミンチ)」などのメニューも展開しています。
北播磨最高峰の山「千ヶ峰(せんがみね)」の麓、明石市から朝来市に至る、サイクリングやツーリングに人気の国道427号線沿いに位置する「VERO cafe」。
もともとデザイン関係の仕事をしていたオーナーが知識と経験を活かし、地元の大工さんたちと協力して、1年かけて空き家をリノベーションしたお店にもご注目を。
自身もロードバイク愛好家であるオーナーが、「緑豊かな山の中に、サイクリストたちの目的地となるサイクルカフェを作りたい」との想いから同店が誕生したこともあり、店内にロードバイクを停められるスペースがあるのもポイントです。
山々や田んぼに囲まれ、春先にはミモザ、GWの頃には藤棚、夏にはホタルが鑑賞できる、緑豊かな場所にある同店。
おいしい「ベロカレー」やスイーツを食べながら、自然や季節の移ろいを感じてみるのはいかがでしょうか。
店名 | VERO cafe(ベロカフェ) |
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住所 | 多可郡多可町加美区大袋110 MAP |
定休日 | 火~木曜日 |
電話番号 | 090-4280-1860 |
営業時間 | 11:00~15:00 ※夜は予約制 |
駐車場 | 有(無料) |
アクセス | JR西脇市駅 車36分 |
HP | VERO cafe【公式Instagram】 VERO cafe【公式サイト】 |
その他 | お問い合わせ・ご予約の際は「まるはりorみたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。 |