「WINK×みたい・まるはり」コラボTV番組|"幻のやきもの"と言われた「雲火焼(うんかやき)」や夏の赤穂の観光スポットをトゥクトゥクセルフツアーで「めっちゃみたい」!

今回のめっちゃみたいスポットは、瀬戸内海国立公園内に位置し、景勝地として知られる赤穂市の御崎地区。
「みたい・まるはり」編集部の"のん&みや"こと東郷望と大西美耶の2人が、「桃井ミュージアム」や「大塚海岸」「伊和都比売(いわつひめ)神社」「きらきら坂」「AMAMI TERACCE(アマミテラス)」といったオススメの観光スポットを訪れました。
ここでは、"幻のやきもの"と言われた、赤穂の伝統工芸である「雲火焼(うんかやき)」や、日本三緞通の一つ「赤穂緞通(あこうだんつう)」を展示するミュージアム&カフェ「桃井ミュージアム」をご紹介します。
「雲火焼」とは、江戸時代の後期から明治時代の初期にかけて赤穂市に住んでいた陶芸家・大島黄谷(おおしまこうたく)が生み出したやきもの。
象牙色に黒色、赤色のグラデーションが絶妙に混ざり合う、まるで瀬戸内海の夕焼けのような美しい色合いが特長です。
釉薬(うわぐすり)は一切使わず、煙と炎を調整することで、この独特の色合いを生み出しているのだそうです。
この陶法は、その習得の難しさゆえに後世に伝えられることがなく、雲火焼は長らく"幻のやきもの"と言われていました。
この幻の雲火焼を「桃井ミュージアム」の館長で雲火焼作家でもある桃井香子さんが、同じく大嶋黄谷の作品に魅せられ雲火焼作家になった長棟州彦(ながむねくにひこ)さんと40年近くかけて復元。
1994年(平成6年)には、兵庫県伝統的工芸品に指定されました。

色合いや模様がひとつひとつ違って、ず~っとながめていられるにゃ~
こちらも赤穂の伝統工芸品であり、「日本三緞通」の一つに数えられる「赤穂緞通」。
江戸時代から手織りで作られている、藍・茶・白を基調とした色合いが特徴的な絨毯(じゅうたん)です。
握りバサミを使った3種類の「摘みの技法」が施された表面は、文様の輪郭が美しく際立ち、驚くほどに滑らか。
裏面は麻のようにサラリとした肌触りで、季節に応じてリバーシブルで使うこともできます。
明治から昭和にかけて、皇后の御召列車や東宮の御船、枢密院玉座の敷物としても利用された敷物は、1畳分を1枚織り上げるのに半年から1年かかるそうです。
手作業でしか作れない「赤穂緞通」は戦後の高度成長期に衰退の一途をたどりましたが、近年、その価値が見直され、新たな担い手によって受け継がれています。
桃井ミュージアムでは、工房の枠を超えた複数の赤穂緞通作家の作品を展示し、アンテナショップを運営。
また、「赤穂緞通の工房がある場所を知りたい」「どこに行ったら買えるの?」といったお客さまからの声を各緞通作家と共に市に届け、"工房ガイド"の作成を提案するなどの働き掛けも行いました。

工房ガイドは、「桃井ミュージアム」に置いてあるにゃ。
見学やワークショップ体験が可能な工房の情報も載っているので、要チェックだにゃ~
赤穂の伝統工芸品「雲火焼」と「赤穂緞通」が見られる桃井ミュージアムには、「日本一の水琴窟(すいきんくつ)パーク」としての顔も。
「水琴窟」とは、日本庭園の装飾の一つで、地中に埋められた甕(かめ)などの容器に水滴を落下させて、その反響音を楽しむ仕掛けのこと。
同館では赤穂御崎の四季折々の景色を一望できる庭園に、10数種類の水琴窟を展示しています。
その中には、足湯をしながら水琴窟の音を楽しめるものも。
洞窟や鍾乳洞で水が滴り落ちる音を再現しようと、江戸時代の茶人であり作庭家の小堀遠州(こぼりえんしゅう)が考案したと言われている水琴窟。
その音色は琴のような涼やかで、この清らかな音色は自然界の1/Fゆらぎに近い心地よいリズムを持ち、リラックス効果があると言われています。
この「足湯水琴窟(400円 ※タオル付き)」は石をくり抜いて作られており、より自然界に近い音を再現。
その音色を聞くための聴音器が付いているので、まずは片耳で聞いて、それから両耳で聞いて聞き比べてみるのも良いですね。

いったいどんな音色がするのかにゃ?
TV番組「めっちゃみたい」で確認してにゃ~
「恋人の聖地」に認定されている赤穂御崎地区にある桃井ミュージアム。
施設内には、ハート型に剪定された庭木やハート型によく似た日本の伝統文様「猪目(いのめ)」型の窓など、ハートのモチーフがいっぱい!
また庭園には、瀬戸内海の絶景に面したオープンデッキと、そこへつながるミニ吊り橋、大人が2人で座れる高さ約5mの「天使のブランコ」など、カップルの距離を縮めるための仕掛けがたくさん用意されています。
さらにユニークなのが、スタッフの前で8秒間「恋人つなぎ」をしたら、「恋人認定書」を発行してもらえること。
ご家族や友人同士でもOKで、この認定書を提携する赤穂市内の約60カ所の店舗や施設で掲示すると、さまざまな優待サービスが受けられます。
赤穂の魅力的な街並みをお得に楽しんで、大切な方との縁をさらに深められそうですね。

みやちゃんとのんちゃんも、さらに仲良しになっていたにゃ~
「桃井ミュージアム」がある赤穂御崎地区を周遊するならオススメなのが、同館が提供する「幸せの電動トゥクトゥク 赤穂御崎セルフツアー」。
3人乗りの電動トゥクトゥク「トゥクちゃん」を自分で運転し、「きらきら坂」や「伊和都比売(いわつひめ)神社」「東御崎展望台」といった人気スポットやカフェなどを巡るツアーです。
「トゥクちゃん」には、7人乗りの「トゥクくん」という彼氏もいます。
トゥクトゥクを導入したきっかけは、「足が悪いので、桃井ミュージアムへの送迎をお願いしたい」といった来館者の声。
「せっかくなら楽しく送迎を!」と、「トゥクくん」を使った送迎サービスを始めたところ、これが大好評!
そこで、「トゥクちゃん」にも来てもらい、セルフツアーの提供も始めたそうです。
「トゥクくん」は、運転士さん付きで土日に不定期で「きらきら坂」に出没。
桃井ミュージアムまで無料で送迎してくれるので、見掛けたらぜひ利用してみてくださいね。
「トゥクちゃん」の利用条件は、21歳以上で普通自動車免許を取得し、初心者期間を終了している方が運転すること。
3人まで乗車でき、6歳以上のお子さまや、抱っこができるワンちゃんの同乗もOKです。
セルフツアー料金は、「御崎ちょい乗りプラン(90分または30km未満)」5,500円~。
桃井ミュージアムのInstagramをフォローすると、割引価格で利用できます。
また、「雲火焼 体験陶芸(葉皿作り)1人3,850円(送料別)」とセットで利用すると、20%OFFとさらにお得になりますよ。
※貸し出し条件など詳細は公式HPをご確認ください。

ぼくも抱っこしてもらって乗せてもらったにゃ~。
「トゥクちゃん」に乗って、"のんみや"の2人が巡ったスポットの紹介記事もみてにゃ~

詳細情報はこちら

詳細情報はこちら
施設名 | 雲火焼展示館 桃井ミュージアム |
---|---|
住所 | 赤穂市御崎634 MAP |
休館日 | 火曜日(祝祭日の場合は翌日) |
入館料 | 500円 ※入館料として、館内のカフェや物品購入等に使用できる500円の金券を購入 ※身障者・小中学生は200円 |
電話番号 | 0791-56-9933 |
営業時間 | 9:00~16:40(最終入館16:00) |
駐車場 | 有(無料) |
アクセス | 赤穂IC 車20分 |
HP | 雲火焼展示館 桃井ミュージアム【公式HP】 雲火焼展示館 桃井ミュージアム【公式Instagram】 雲火焼展示館 桃井ミュージアム【公式オンラインショップ】 |
その他 | お問い合わせ・ご予約の際は「まるはりorみたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。 |

詳細情報はこちら

詳細情報はこちら
今回のロケでも使用した"トゥクトゥク"のセルフツアーについても、聞いてきたにゃ~