1人で過ごしたい日もありますよね。

そんな時、おいしいコーヒーとスイーツがあれば、もっと特別な時間になるでしょう。

今回はそんな"おひとりさま"を満喫できるカフェを見つけました。

どのお店もコンセプトは違えど、過ごしやすさを重視した空間づくりを大切にされていました。

次のお休みには、あえて1人の時間を過ごしに出かけませんか。

姫路の二階町商店街にあるカフェ「珈琲屋 Wacca」。

こだわりの雰囲気とコーヒーの香り漂う店構えが、特別な時間へ誘ってくれそうな予感。

元々、住居だった場所をリノベーションし、「自分が行きたい店を作った」と話してくださったオーナーの大谷さん。

1階から3階まで、コンセプトは違っているのに、オーナーの好きなアンティーク雑貨の魅力が見事に引き立つ、唯一無二の空間になっています。

3階には、なんと"おひとり様専用フロア"が。

今日はあえて、一人時間を楽しんでみませんか？

Waccaの逸品「チーズケーキ（650円）」。

そのおいしさが話題になり、いつしか「チーズケーキ屋さん」と呼ばれるようになったとか。

しっとり濃厚で、食べ応えもあるのがうれしい。

ほかに「ガトーショコラ」や「季節のタルト」など、常時10種類ほどのケーキが揃っています。

ここは「珈琲屋」。

コーヒーとのペアリングもぜひ味わって。

Waccaは、ランチ（1,450円、ドリンク・デザート付きは1,600円）も人気。

メニューはこだわり抜いた1種類で、週替わりでメインが変わります。

地元産食材を使った、野菜たっぷりの身体に優しいランチで心もほっこり。

オーダーしているという器も楽しみたいところ。

3階の「おひとり様専用フロア」。

わずか6つの座席は、自由気ままに過ごせるよう、それぞれ違う方向を向いています。

満席になっても静かな時間が流れています。

2018年に姫路市大津区でオープンした「ametuchi COFFEE ＆ ORGANIC BAKED」が今年、飾磨区に移転オープン。

住宅街に現れる白い外観は、まるで真っ白のキャンバスを塗りつぶすように、店主のこだわりが詰まったお店。

移転後も以前と変わらず朝からたくさんのお客さまで賑わっています。

モーニングでも人気のライ麦ブレッドや米粉ワッフルをはじめ、有機・無添加の素材を使用したメニューが、年代を問わず好評で、家族3世代で訪れる方も。

もちろん"おひとりさま"時間も過ごしやすい空間づくりが施されています。

写真は、一番人気の「無添加きび糖キャラメルチーズ（700円）」。

ametuchiのオーガニックケーキは有機で無添加の素材で作られています。

無添加生乳や平飼い有精卵、米粉などを使用したみんなに優しいグルテンフリーとなっています。

6月からバージョンアップし、糀商品を扱うコハレルヤさんの塩糀を使った塩糀キャラメルナッツが載っています。

丁寧に作られていて数に限りもあるため、テイクアウトはできませんので、ぜひお店でご堪能ください。

ametuchiのモーニングは不動の人気。

店内で毎日焼いている有機ライ麦ブレッドや有機米粉ワッフル、無農薬で育ったリーフやにんじん、平飼い有精卵のゆでたまごなど、体が喜ぶ食材が最高の一日を作ってくれそう。

「作り手の想いのバトンを受け、おいしい料理にして提供することが役目」と語る店主。

そのすべてを味わい尽くして。

自宅をリノベーションしたお店づくり。

前店舗で叶わなかったものをすべて実現したと自ら図面を引き、大工さんと共に作業してきたそう。

一番こだわりたかったというトイレは、増築によって実現しました。

また入り口は、ベビーカーや車椅子も入りやすいスロープになっています。

料理も空間もバリアフリーなカフェで、今日はのんびり過ごしませんか。

門をくぐると世界が変わったよう...。

姫路市飾東町、谷内郵便局の北約150m、田園風景を抜けた細い道の先に「和かふぇ 八重庵」はあります。

和庭園を眺めながらゆっくりと過ごしてもらいたいと、店主のお母さまの実家の離れをリフォームし、2013年にオープン。

店主のおばあさま"八重子"さんが"八重畑"の地で最後まで守った、築127年の濡れ縁を這わせた日本家屋と四季折々の花が咲く和庭園は、今では多くの人が集う庵になりました。

大窓や円窓に映る折々の花や木々の緑を眺めながら、ゆったりと過ごしませんか。

店主セレクトの和菓子が並ぶ人気の和菓子セット（500円＋ドリンク代）。

季節の果物などが添えられています。

抹茶以外にも、お好きなドリンクと合わせることができます。

庭を愛でながら、ほっこりした時間を過ごせそうですね。

Cモーニング（お好きなドリンク＋200円）

9時～12時までオーダーできるモーニングメニューは、3種類から選ぶことができます。

アーモンドバターは自家製です。

自慢の庭園は、八重庵一番のご馳走。

真っ赤に色づく紅葉シーズンは特に賑わいます。

たくさんの木々の中で、八重庵の扉前に、不思議なモミジの木があるとか。

春先から赤い若葉を出して鮮やかな春の紅葉が見られ、夏から秋にかけて一旦緑に、そして晩秋には再び真っ赤に染まるそう。

この場所を愛した店主のおじいさま、おばあさまの粋な計らいかも。

加古川市平岡町の国道2号線沿いにひっそり佇むカフェ「gecko（ゲッコー）」。

店舗となる自宅の納屋を改装していた際に出会ったという"ヤモリ"と"月光"から名付けた店の名が、その空間を優しく守っています。

アートとスイーツ作りが好きだった店主が生み出した隠れ家のような空間。

「アートに触れてもらう機会を作りたい」と年に数回、展示会も開催しています。

アート好きも、おいしいスイーツが食べたい時も、友達と、デートにも。

今日は、1人で本でも持って。

製菓学校に通っていた店主が作る本格スイーツは、まるでアートのよう。

パイ生地とリンゴフィリング、クルミクランブルの3層からなる看板スイーツの「アップルパイ（600円）」。

温かいパイの上に載ったアイスがほどよくとけながら、お口の中に幸せを運んでくれます。

季節のタルトは、その時期の旬をタルトにした人気者。

写真は「レモンのメレンゲタルト（600円）」。

甘酸っぱく爽やかなレモンと優しい甘さのメレンゲのマリアージュがたまらない。

注文が入ってから焼き上げるメレンゲのさくふわ食感を楽しんで。

（ドリンクとのセットは、150円引きになります）

アートもインテリアと化し馴染む店内は、ゆったりと過ごせる落ち着いた雰囲気。

1人で訪れる男性も多いそう。

展示会のスケジュールは、公式Instagramをチェック。

映画館に足を踏み入れた時の非日常を形にしたスペシャルティコーヒー専門店「Cinema Coffee」。

「CINEMA COFFEE ROASTERS（西脇市上野）」「CINEMA COFFEE TERMINAL（加東市）」とともに話題の3号店「Cinema Coffee Umbrella」をピックアップ。

「小さいころから傘が好きだった女の子の夢に見た不思議な物語」をコンセプトに、ファンタジーな要素を取り入れた商品と店づくりにこだわったオーナー。

コーヒーと合うお菓子やパンを大切な仲間と販売するストーリーが見事に再現されています。

さぁ、物語の1ページをめくってみて。

コーヒーとのペアリングを重視したベーグルやスイーツを提供する「Cinema Coffee Umbrella」。

熱々の鉄板でいただくベーグルのフレンチトーストは、24時間卵液に漬け込んだベーグルを窯で焼くことで、外はカリっと、中はもちもち、とろとろに...。

プレーン（1,400円）は、オプションで3種類のソース（メープル・ミックスベリー・エスプレッソ／各150円）を付けることもできます。

地元農家から仕入れた果物を使用した季節のフルーツ盛り（2,300円）も外せませんよ。

常時10種類ほどが並ぶベーグル（290円～）は、国産小麦100％の甘みが人気の看板フード。

毎朝店内で焼き上げ、焼きたてを求めて訪れる人も。

食べやすくねじりあげた形にもこだわっています。

ドーナツやパンのほか、コーヒーを使ったシュークリームやクッキー、エスプレッソをかけていただくアフォガートも人気です。

"人間の可能性を信じたい"と、向上心のあるスタッフとともに作り上げているというお店には、オーナーの妥協なきこだわりが随所に散りばめられています。

香ばしい匂いとともに広がる異空間へ、あなたもぜひ。