自分の行きたい場所へ行き、自分のペースで気ままに過ごし、食べたいものをゆっくりと味わう・・・。

おひとりさまの究極の楽しみ方、それはやはり「一人旅」ではないでしょうか。

ここでは、おひとりさま専用のお部屋やプランがあるお宿をご紹介。

たまには自分をもてなしてあげませんか。

城崎出身の日本画家・山田毅氏の絵画と、建築家・垣田博之氏による空間デザインが見事に融合した旅館。

山田氏は城崎温泉「つちや旅館」の次男として生まれ、日展特選2回のほか、全国公募展で大賞や文部科学大臣賞など、数多くの賞を受賞。

垣田氏も日本建築設計学会賞、大阪建築コンクール大阪府知事賞などの受賞歴を誇ります。

2024年12月に約50年ぶりに全館改修工事が行われた本館と、1970年に建てられた元消防署をコンバージョンした新館があり、ニーズや気分に応じて選ぶことができます。

2022年には、内閣府や官公庁も後援する国民参加型の地方活性化プロジェクト「温泉総選挙」の一人旅部門にて全国第1位を獲得。

おひとりさま大歓迎で、アートと建築が調和した唯一無二の空間に宿泊し、城崎の外湯巡りを気ままに楽しめる点が評価されました。

今年の3月には、「令和6年度ひょうごいいね！お店表彰」の地域連携部門で大賞を受賞するなど、さまざまな角度から注目されているお宿です。

おひとりさまプランは基本素泊まり（13,200円～）。

人気の温泉街の中にある、洗練された宿にリーズナブルな価格で宿泊でき、自由度の高い点が好評です。

城崎の温泉街にはおいしい飲食店が立ち並んでいて、宿でオススメのお店も教えてくれるので、その日の気分で選んでみて。

写真はオプションで追加できる朝食（1,650円 ※要予約）の一例。

"からだがよろこぶパン"をテーマに、地元産の有機全粒粉などの厳選素材を使い、パンソムリエの資格を持つ館主が地元のパン屋さんと共同開発したパンを提供。

珈琲もオリジナルの焙煎豆を使って、ハンドドリップで淹れるなど、こだわっています。

本館のおひとりさま専用客室「KIRI」。

コンパクトな和室で落ち着けると、国内外問わず人気のお部屋です。

裏を流れる大渓川の心地良いせせらぎが、よりゆったりとした時間を演出してくれます。

別館のおひとりさま専用客室「夏岳KAGAKU」。

壁一面に描かれているのは、夏の大山をモチーフにした山田毅氏の風景画です。

テラスにはエッグチェアが吊り下げられ、のんびりと揺られながらくつろげます。

夏の城崎は、花火の打ち上げ（平日のみ ※お盆期間除く）や縁日が開催されるなど、お楽しみがいっぱい！

宿が無料で貸し出してくれる色浴衣を着て、そぞろ歩きを満喫してみるのはいかがでしょうか。

淡路島の北淡ICから車で8分、最寄りの「尾崎上の浜」バス停からは徒歩で10分の場所にある、1棟をひとりで貸し切り泊まれるお宿。

それぞれに趣の異なる「歩々（ほほ）」「種々（くさぐさ）」「晴々（はればれ）」「仄々（ほのぼの）」の4つの棟があり、1日限定4名様まで利用できます。

宿泊棟の隣には200冊の本を所蔵するラウンジと焙煎所を併設し、本と煎りたての自家焙煎珈琲を楽しめるのも魅力。

蔵書は、その場所に最適な本を選ぶブックディレクション事業を展開する株式会社ORDINARY BOOKSの代表・三條陽平氏によって選書されたものです。

宿泊プランは、素泊まり（17,000円～）、1泊朝食付き（22,000円～）、1泊夕朝食付き（24,500円～）の3つ。

食事付きのプランは珈琲豆と器具、お部屋菓子も付いていて、素泊まりプランもドリップバッグコーヒーのサービスがあります。

タルティーヌにポタージュ、サラダ、副菜などが付く、朝食の季節替わりのパンプレートの一例。

「時間の使い方はお客さまに委ね、思い思いに過ごしていただきたい」との想いから、夕食はお弁当とお味噌汁を用意。

お弁当は、淡路島の地産・地消を大切に手作りし、わっぱに入れられた鶏そぼろ弁当で、お味噌汁は味噌玉にお湯を注いでいただきます。

4棟ある宿泊室の中のひとつ「歩々（ほほ）」。

自然界に溶け込み還るような、木蘭色（もくらんじき）の土壁に包まれているのが特長です。

土壁の種類や色は部屋ごとに異なり、調度品の古道具と相まって穏やかで静かな、居心地の良い空間を演出。

それぞれの部屋には山々や棚田、瀬戸内海と港町が見渡せる大きな窓があり、風景の移り変わりも楽しめます。

三條氏が実際に「hitorigomori」に宿泊し、利用される方の背景や心情などを慮り、厳選した200冊が並ぶラウンジ。

本のジャンルは、エッセイや小説から詩集、絵本、図鑑までさまざま。

気に入った本は買い取ることもできます。

同施設から車で9分の場所には、作家さんの器やアクセサリー、古道具などを取り揃え、喫茶コーナーもある「のんきなリス」が。

また同施設から車で29分、淡路島の大阪湾側には「山の上の雑貨店」、焼菓子を販売する「こぞらのおやつ」、1日3組限定の小さなお宿「森の宿」が集まった複合施設「こぞら荘」もありますので、こちらの系列店にもぜひ足を運んでみてくださいね。

1702年（元禄15年）に創業し、300年余年。

温泉情緒漂う山陰の山峡に佇む、湯村温泉きっての名旅館。

絵画や陶磁器、能面などが飾られ、まるでギャラリーのような館内から、四季折々の風情が楽しめる約一千坪の日本庭園を望む閑静な湯宿です。

兵庫県が推奨する「ひょうごユニバーサルなお宿」にも認定。

ホスピタリティあふれるおもてなしと機能的な設備を併せ持つ旅館として、幅広い年代のお客さまに愛されています。

美肌効果や体の芯から温まる効果が期待できるなど、「美人の湯」として知られる湯村温泉の自家源泉を所有し、館内で8つの湯場と岩盤浴が楽しめるのも魅力です。

おひとりさまプランで人気なのが、「ティーラウンジフリーパス券」「貸切風呂利用1回（45分間）サービス（1日先着5組様限定 ※要予約）」「荒湯で使える荒湯玉子体験チケット」といった、一人旅を更に楽しめる充実した特典が付いた「ゆったり大人のひとり旅プラン」（￥30,800～）。

夕食では、松葉蟹をはじめとする日本海で獲れた旬の魚介類や名物の但馬ビーフ、地場産の野菜や豆腐など、但馬の四季の恵みを使った郷土色豊かな会席料理が味わえます。

※写真はイメージです。
仕入れの都合上、月毎に料理内容や料理の色彩で使用する器などが一部異なる場合があります。
※夕食・朝食ともに場所はおまかせとなります。
※表示金額は大人1名様あたりの料金です。
（サービス料・消費税込、別途入湯税150円）

「基本和室」の一例。

お部屋は「基本和室」「源泉温泉露天風呂付客室」の2タイプから選べます。

※各部屋タイプ料金は、施設にお問い合わせください。

貸し切り風呂「のほほんの湯」。

湯量豊富で効能豊かな自家源泉の温泉は、かけ流し展望露天桧風呂、洞窟を思わせる長寿大岩風呂、ラベンダーの香りで癒やされるハーブ湯桧風呂など、趣向を凝らした8つの湯場と岩盤浴があり、館内にいながら湯めぐりを堪能できます。

また、夏は7月中旬～8月末までの期間限定で庭園プールの利用も可能です。

夏の湯村温泉は、温泉街の中央を流れる春来川沿いに並べられた「絵灯篭」のライトアップや花火大会、「湯村の火まつり」など、地域のイベントがたくさん！

「心地良き湯、心地良き味、心地良きおもてなし」をコンセプトに、特別な一日をサポートしてくれる井づつやで、充実した大人の一人旅を満喫してみるのはいかがでしょうか。