【姫路】旬のピークを迎える「ぼうぜ鯖」|おいしさのヒミツやおすすめスポットをご紹介

「ぼうぜ鯖」とは、近海で漁獲した天然物を、さらにおいしくするために坊勢漁業協同組合の組合員さんたちが海上の大型いけすで養殖したサバのこと。
ほどよい脂とサバ本来の旨みを併せ持ち、「天然サバと養殖サバの良いとこどり」とも評されるブランド魚です。
大型の生け簀で自然界に近い環境で、エサも播磨灘で捕れるもののみを与えられながら、半年かけて約600gの大きさになるまで飼育されたぼうぜ鯖。
その身はしっかりと肥えながらも脂がくどくなく、臭みも少ないのが特長です。
2024年には正式に、解禁日を11月1日に決定。
都内で行われるメディア向けの試食会なども行われ、多くの方がその別格のおいしさに驚き、称賛を送りました。
ここでは、ぼうぜ鯖の特長や、誕生ヒストリー、おいしさのヒミツについてご紹介。
そのおいしさを味わえるオススメスポットや、坊勢が誇るぼうぜ鯖以外のおいしいお魚についての情報もありますよ。
ぼうぜ鯖誕生ヒストリー
坊勢で、全国に先駆けてサバの養殖がスタートしたのは2001年。
きっかけは、島内で行われているアジの蓄養に紛れ込んだサバが、地元の漁師さんたちも唸るほどおいしかったことでした。
その後、よりおいしいサバを育てるために地元の漁師さんたちが知恵や経験を基に研究を重ね、2007年にブランド魚「ぼうぜ鯖」が誕生。
「坊勢と言えばサバ」と言われるほどになりました。
ぼうぜ鯖のおいしさのヒミツ
天然鯖の旨みと養殖鯖の脂のりの良さの両方を兼ね備えたぼうぜ鯖。
そのおいしさのヒミツは、丁寧な捕獲・育成・流通と徹底した安全・品質管理にあります。
まず、養殖するサバは稚魚のうちに捕獲し、専用の船で泳がせたまま海上の大型いけすに移します。
エサは播磨灘で捕れたものを冷凍処理し、寄生虫を死滅させてから与えることでアニサキスなどの食中毒のリスクを予防しています。
出荷できる大きさにまで育ったら、生きたまま消費地まで運べるよう輸送方法を確立。
そして、調理段階まで人の手が直接触れないよう徹底していることも特筆すべき点です。
最高の品質と鮮度を届けるためのこうした工夫が、ぼうぜ鯖をブランドたらしめる大きな要因となっていると言えるでしょう。
ぼうぜ鯖おすすめグルメスポット
ぼうぜ鯖を食べるなら、ぜひオススメしたいのが「姫路まえどれ市場」。
坊勢漁協が直営する大型フィッシュモールで、播磨灘で水揚げされたばかりの新鮮な海の幸やその加工品が購入でき、食堂やBBQコーナーでは旬の魚介類を使ったメニューも食べられると人気です。
11月~3月頃にかけては、ぼうぜ鯖御膳やぼうぜ鯖定食、ぼうぜ鯖寿司、ぼうぜ鯖のしゃぶしゃぶなどを提供。
生け簀に入ったぼうぜ鯖をその場で捌いてもらい、お造りにしてテイクアウトすることもできますよ。
日本一の漁業の島「坊勢島」
ぼうぜ鯖の産地「坊勢島」は、姫路から南西約18km、姫路港から船で約30〜40分の播磨灘に位置する家島諸島の1つです。
人口は約2,000人で、7〜8割程度が漁業関係に従事。
島内の総漁船数は約900隻近くあり、1漁港当たりの漁船数は全国1位を誇ります。
全国の離島が過疎化と高齢化の問題に直面する中、若年層が多く活躍していることも特長です。
坊勢島が誇るブランド魚たち
坊勢島のブランド魚はぼうぜ鯖だけではありません。
春に楽しめる「姫路 華姫(はなひめ)さわら」や夏の「姫路 白鷺鱧(しらさぎはも)」、ぼうぜ鯖は秋に解禁され、冬は「坊勢の1年牡蠣」も登場!
これらの魚介類も、姫路まえどれ市場で楽しむことができます。
また、坊勢漁協では「漁業見学&体験ツアー」なども実施していますので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
施設名 | 姫路まえどれ市場(坊勢漁協協同組合) |
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住所 | 姫路市白浜町字万代新開甲912-18 MAP |
定休日 | 水曜日、第2・4火曜日 |
電話番号 | 079-246-4199 |
営業時間 | 10:00~15:00 土曜日、祝日9:00~16:00 日曜日7:30~16:00 ※BBQコーナー(完全予約制)最終受付14:00、食堂コーナーL.O.14:30、活魚・鮮魚調理の最終受付 閉店30分前 ※営業日・時間とも都合により変更する場合があります。 |
駐車場 | 有(無料) |
アクセス | 山陽白浜の宮駅 車5分 |
HP | 坊勢漁協協同組合【公式HP】 姫路まえどれ市場(坊勢漁協協同組合)【公式Instagram】 姫路まえどれ市場(坊勢漁協協同組合)【公式Facebook】 |
その他 | お問い合わせ・ご予約の際は「まるはりor姫路みたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。 |