【明石】大好評の「くらしのマネー教室」を主催する NPO法人ヒトイロの創設者にインタビュー|特定非営利活動法人 ヒトイロ

特定非営利活動(NPO)法人ヒトイロが定期的に開催するマネーセミナー「くらしのマネー教室」は、解りやすいうえ、毎日の生活にすぐ役立つ内容で大好評。
しかも、金融商品のセールスなどは一切なく、誰もが安心して受講できるのがポイントです。
シリーズ2回目となる今回は、ヒトイロを設立したおふたり、理事長の宮下和久さんと副理事長の瀧田貴大さんの対談インタビューをお届けします。
おふたりの出会いからヒトイロ設立に至るまでの経緯は?
瀧田貴大さん(以下、瀧田)
出会ったのは高校時代。3年間を共に過ごした、同級生でした。
ただ、部活も違えば、仲の良い友達のグループも違っていて、それほど深い付き合いはなかった。
ですから、その時は将来一緒に事業をするなんて、全く考えもしませんでした(笑)。
宮下和久さん(以下、宮下)
高校を卒業してからはSNSで繋がっていたので、お互いの近況は知っていました。
5年ほど前、瀧田さんが不動産会社に勤めていたのを思い出し、僕が不動産関係の相談を持ちかけたのが本格的な再会のきっかけ。
幾度も会う中で、彼は大変仕事ができる人だと分かったんです。
売り上げ云々ではなく、お客さまに対する姿勢がとても真摯で、素晴らしい。
「この人なら信頼できる」と一気に交流が深まりました。
瀧田
宮下さんは誰よりも繊細な感覚を持っていて、仕事におけるホスピタリティーが凄い。
付き合ううちに、リスペクトするようになりました。
そこで、自分のお客さまの中でお金についての悩みがある人を紹介して、相談に乗ってもらったり、いろいろな方に向けての勉強会を依頼するようになったんです。
宮下
最初にNPO法人を立ち上げたいと持ちかけたのは、僕から。
マネーセミナーを開くようになって、回を重ねるごとにきちんとした組織にしたい、社会的にも信用を得たいという思いが強まっていったんです。
法人を設立するにはさまざまなハードルがあるのは知っていましたが、思い切って瀧田さんに相談したところ「うん、やろう!」と。
彼は常に前向きなので、即決でした(笑)。
設立時の目標、共に志したことは?
宮下
僕らは数字というか、金銭的な目標は作っていない。
何年で売上や数字をいくつにしようとか、それぞれの報酬はいくらにしようとか、そういう話は最初から一切しませんでした。
NPO法人ですから、あくまでも社会課題の解決に如何に寄与できるか、貢献できるかが鍵だと思っています。
瀧田
大事なのは、ヒトイロの活動が社会の中でどれだけ意義があるか、だと思うんです。
一般的なマネーセミナーは、まず売りたい金融商品があって、そのために開かれるもの。
僕らがやっているような営利を目的としないマネーセミナーはとても珍しくて、だからこそ価値がある。
今後はもっと世の中に必要とされていくのではないでしょうか。
現在、学校教育としてスポット的に携わっていますが、将来的には、中立的に金銭教育をしている団体として広く認められ、学校教育に定期的に携わっていければ、と考えています。
法人運営にあたって、おふたりそれぞれのポジションは?
宮下
基本、僕がプランやアイデアを投げかけて、瀧田さんがそれを受け取るという立場。
例えるなら、野球のピッチャーとキャッチャーですね。
僕が投げた球が正しくて良いものであれば、彼は諸手を挙げて賛成する。
逆に、良くないものであれば「どうすれば良くできるか、改善できるのか」納得できる理由もつけて返球してくれる。
達成できるかどうかの難易度ではなく、やることの意義や正当性でジャッジしてくれるから、僕も自信を持って実行できるんです。
瀧田
具体的には、発信するのが宮下さんで、そのための準備や管理を行うのが僕。
自分はHP記事の作成や広報活動も担当していて、運営全般のサポートを行なっています。
ヒトイロの事業を通して良かったと思うことは?
瀧田
「くらしのマネー教室」の受講生、皆さんが喜んでくれているのが何よりうれしいですね。
僕は何かやる時に、世の中にある課題を少しでも解決できたら... と思って取り組んできました。
そのスタンスは、本業の不動産業においても同じ。
ヒトイロの事業によって、皆さんが抱えている生活の不安、老後の不安などを多少なりとも解消できると分かって、大きなやり甲斐を感じています。
宮下
くらしのマネー教室を通じ、学んでくださったことを皆様それぞれ、ご自身のくらしに生かすだけにとどまらず、周りの大切な人たちにも伝えていってくれています。
家庭内においても金融教育が根付き、そして今後、私たちのお伝えした情報や知識、教養が何世代にも受け継がれていく可能性すらあるのだろうかと思っています。
とてもロマンを感じるとともに、ヒトイロを設立して本当に良かったと思いますね。
おふたりの今後の夢や展望は?
宮下
お金の話や勉強会、マネーセミナーというと、ネガティブなイメージを持つ方がまだまだ多い。
騙されるんじゃないかとか、うさん臭いとか、そう思われてしまうのが悲しいんですよね。
そして、実際にそういうセミナーや、怪しいものも存在していることは事実。
マネー教室、マネーセミナーというものは、まさに玉石混淆だと思います。
そんな中、これからはヒトイロの活動をもっと広く知ってもらって「ヒトイロのくらしのマネー教室なら、大丈夫よ」「"くらマネ"なら安心ね」と言われるようになりたいですね。
単なる認知度ではなく、信頼の認知度をもっと上げていきたいと考えています。
瀧田
信頼の認知度、大切ですよね。
そうした土台ができれば、先ほどお話しした、学校教育にも取り入れてもらいやすくなると思います。
僕らの挑戦に失敗はない。
それは成功するまでやり切るからなんです。
宮下
問題にぶつかった時、たとえどんなに細くてもその先には必ず解決への道があるはず。
だから、その道を見つけて、広げて、突破していけばいい。
これからもその姿勢を崩さずに進んでいきます。
─── 今日はありがとうございました。
インタビューを終えて
当初、宮下さんと瀧田さんにお会いするまでは「くらしのマネー教室って、どんなもの?」「お金の勉強って、何をするの?」と、インタビュアー自身も疑問だらけでした。
が、お話を伺って「これなら、楽しく学べて、すぐに実践できそう!」と確信。
様々な不安が大きな安心に変わったのです。
何より、おふたりのヒトイロにかける熱意が素晴らしく、お話にもぐいぐい引き込まれました。
機会があれば、ぜひ学んでみたい... そう思わせる、貴重なインタビューでした。
くらしのマネー教室の次回開催は、神戸市西区玉津庁舎(旧神戸市西区役所/神戸市西区玉津町小山180-3)にて、2025年2月1日(土)、2月8日(土)、2月15日(土)です。
定員人数は10名ですので、お早めにお申し込みください。
また、2024年12月25日(水)更新予定のまるはり&みたいでは、くらしのマネー教室を卒業されたOB&OGの方々の生の声をお届けします。
お楽しみに!
プロフィール
宮下和久さん
1988年12月27日 明石市出身。
大阪経済大学卒業後、金融機関の行員として就職し、6年間勤務する。
現在、ファイナンシャルプランナーの仕事と並行し、NPO法人ヒトイロの理事長、「くらしのマネー教室」の講師として幅広く活躍している。
株式会社ココイロ 代表取締役。
趣味はテニス、水泳、華道など多彩。
中でも沖縄の楽器・三線の腕前はコンクールで新人賞に輝くほど。
琉球國民謡協会に属し、引き続き研鑽中。
瀧田貴大さん
1988年12月3日 明石市出身。
関西学院大学卒業後、株式会社しまむらに入社し、関西各地で勤務する。
地元の明石市に戻るのを機に不動産会社へ転職。
5年後に独立し、株式会社HitoToki代表となる。現在は本業の不動産業の傍ら、NPO法人ヒトイロ副理事長として多忙な日々を送っている。
趣味は映画鑑賞と旅行。
旅先ではのんびりグルメを楽しむことが多く、宮下さんに連れて行ってもらって以来、大の沖縄好きに。
店名 | 特定非営利活動法人 ヒトイロ |
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住所 | 明石市西明石北町1-3-20 エルコーポ88 1F MAP |
定休日 | 火・水曜日 |
電話番号 | 078-940-8977 |
営業時間 | 9:00〜18:00 |
駐車場 | 有 |
アクセス | JR西明石駅 徒歩12分 |
HP | 特定非営利活動法人 ヒトイロ【公式HP】 「くらしのマネー教室」申し込みフォーム |
その他 | お問い合わせ・ご予約の際は「まるはりor姫路みたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。 |

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