春の訪れを告げる梅の花。
播州地域には、全国有数の「海が見える梅林」があるのをご存じですか？

今回は兵庫県たつの市御津町にある、絶景の梅の名所を2ヶ所、ご紹介します。

梅と海の美しい景色に、梅の甘い香り。訪れるだけで幸せな気分になれますよ。

「ひとめ2万本、海の見える梅林」として有名な綾部山梅林（瀬戸内国立公園）。海が見える梅林としては日本一の広さを誇ります。

植えられている梅の7割が「玉英（ぎょくえい）」という種類。大きな花を咲かせるのが特徴で、実は梅干しに適しているのだそう。

そのほか、真っ赤な「鹿児島紅梅（かごしまこうばい）」、ピンクの「花香美（はなかみ）」、白の「小梅（こうめ）」など、さまざまな梅を楽しむことができます。

観梅期間は2021年2月11日（木・祝）から3月20日（土・祝）まで。

今年も例年どおり2月中旬ごろが5分咲き、2月下旬から3月上旬が満開の予想です。公式ホームページでは、開花状況が写真付きで更新されています。お出かけ前にチェックしてくださいね。

綾部山梅林へのアクセスは、観梅期間中に運行しているJR網干駅・山陽網干駅発の直行バスがおすすめですよ。

●第42回綾部山梅林俳句大会（朝日新聞社共催）：観梅期間中開催
●第11回綾部山梅林風景写真コンテスト（神戸新聞社共催）：観梅期間中開催
●猿まわし：2月11日（木・祝）以降の土・日・祝日（※平日は要確認）
午前10時から15時までの随時　※天候等の理由になり予告なく変更・追加の可能性あり
●写生大会（神戸新聞社共催）※中学生以下対象：2月20日（土）・21日（日）
●琴の演奏会：2月23日（火・祝）
●御津梅太鼓：新型コロナウイルスの影響を受け中止

日本、中国、台湾、韓国などの梅、約315品種（約1250本）を観梅できる「世界の梅公園」。園内には中国建築が点在しており、異国情緒にあふれています。展望台から見える瀬戸内海の眺めは絶景です。

観梅期間は2021年2月11日（木・祝）から3月25日（木）まで。梅が満開となる3月6日（土）から7日（日）はライトアップされ、特別に21時まで開園しています。昼間とは違った美しさを楽しめますよ。

アクセスは山陽電鉄「山陽網干駅」から車で約15分。日曜・祝日は「山陽網干駅」から神姫バスが走っており、バスで15分「世界の梅公園前」で降車後、徒歩15分です。

●ライトアップ：3月6日（土）～7日（日）日没から21：00まで ※コロナの影響により時間変更の可能性あり
●みつ梅まつり：コロナの影響により中止
●梅の香コンサート：コロナの影響により中止

2020年は、2月11日（火・祝）に開催された「みつ梅まつり」。ステージではキャラクターショーやよさこい踊り、ビンゴゲーム大会などがおこなわれました。

会場内では「豪快！鯛すくい」やふわふわ遊具、ふれあい動物園などご家族で楽しめるイベントが盛りだくさん！ 当日受付、参加費無料の「歩こう会」も同時開催されました。

例年、梅まつりの日は特別に入園料・駐車料が無料。新舞子駐車場からシャトルバスも出て、多くの人でにぎわいます。さまざまなイベントといっしょに、ほころび始めた梅を堪能できるお祭りです。

今年は、新型コロナウイルス感染症拡大を予防するために、開催中止となっています。次回の開催が待ち遠しいですね。