【ご当地ラーメン】兵庫だけでなく北陸や中国・四国地方でも大人気!イトメンの「チャンポンめん」

兵庫県にお住まいの方なら一度は食べたことがあるはずのインスタントラーメン「チャンポンめん」。特に播磨エリアに住む人なら、知らない人はいないのでは。そのチャンポンめんを作っている会社の「イトメン株式会社」にお邪魔してきました!
たつの市にある「イトメン株式会社」は、実は日本で2番目にインスタント麺を作ったすごい会社なんです。それも初代である「日清食品」のチキンラーメンに遅れることたった2か月。1958年(昭和33年)に発表されたそのラーメンは「トンボラーメン」と名付けられました。
二番手の商品かと侮るなかれ。チキンラーメンは油で揚げる製造方法なのに対し、イトメンのトンボラーメンは「ノンフライ製法」で作っているので、作り方が全く違います。当時、もしも数か月早くトンボラーメンが世に出ていたら、NHKの朝の連ドラは「まんぷく」ではなく「ずつない(播州弁で満腹のこと)」になっていた......かも?
5年後の1963年(昭和38年)には、油で揚げた「チャンポンめん」を発売。
「チャンポン」とは、語源には諸説ありますが、さまざまな物を混ぜた状態を指す言葉です。「いろんな具材を入れてもおいしく食べられるラーメン」を目指したことが名前の由来になりました。その名の通り、どんな具材にも合うあっさり塩味のラーメンです。
イトメン株式会社のインスタント麺全般に共通する味の特徴は「優しいあっさり味」。そんなスープに合うよう、袋麺は無塩製麺で作られていて、小麦本来の風味が味わえるようになっています。
「チャンポンめん」のスープも、エビやシイタケのお出汁が効いたあっさり塩味。だからレシピのアレンジがしやすく、さまざまな具材との組み合わせが楽しめます。
営業本部直販課課長の伊藤しげりさんが中心になって、スタッフみんなでアレンジレシピを考えることも。その一部がイトメンのホームページに紹介されています。
また、自社ホームページで「残念なイトメンキャンペーン」を展開したり、FacebookやTwitterで「#イトメン知らない」「#イトメン知ってる」タグを付けるといった自虐的なPRを行うなど、かなり濃い印象を受けますね!
しかし実は、減塩メニューやオルニチン配合といった健康志向なインスタント麺をラインアップしつつ、長年愛される定番の「優しいあっさり味」を守る、老舗製麺会社なのです。
会社の前身は「伊藤製粉製麺株式会社」で、主に乾麺を作る会社でした。もちろん今でも、そば・うどん・そうめんなどの乾麺は主力商品です。
イトメン株式会社では、一年に1回、新商品を発表しています。その袋麺の最新商品が「麺マルシェ」というシリーズです。左からしょうゆ味、みそ味、しお味。
「チャンポンめん」の麺と同じ製法で作った無塩製麺を使用し、約30%減塩した物に仕上がっています。※日本食品標準成分表2015年版中華めん(油あげ)の食塩相当量と比較
こちらはカップ麺の最新商品「素材の風味シリーズ」です。
左から、かやくに生姜を使っている「しょうがスープ味ラーメン」、フライドオニオンで玉ねぎの甘みが楽しめる「たまねぎラーメン」、しじみ200個分のオルニチンが入った「しじみラーメン」です。
即席めんの商品サイクルはとても短く、定番が生まれにくい世界なんだそう。そんな中でも、カップの「山菜そば」は1986年、「チャンポンめん」は1990年、「播州らーめん」は2000年に登場し、超ロングセラーの人気商品です。
なお、近日中に「播州らーめん」を掘り下げた記事をアップ予定です。お楽しみに!
会社名 | イトメン株式会社 |
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住所 | 兵庫県たつの市揖西町小神841 MAP |
電話番号 | 0791-63-1361 |
駐車場 | 有(無料) |
HP | 公式ホームページ |
その他 | お問合せの際は「姫路みたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。 |
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