ウツボカズラは植物の妖怪?食虫植物展【2018年】姫路市立手柄山温室植物園
毎年大人気の夏休みイベントといえば「食虫植物展」。2018年は、7月14日(土)から始まります。
ウツボカズラを中心におおよそ100点が大集合します。
見どころがいっぱい!食虫植物の不思議
食虫植物が虫を捕獲する方法はさまざまです。
食虫植物の代表格「ウツボカズラ」は落とし穴式。ウツボカズラには袋とフタがあり、フタの裏側に蜜が出るところがあります。蜜に引き寄せられて寄ってきた虫が行き着くのは奈落の底。袋に落ちた虫は、じわじわと消化液で溶かされてしまいます。まさに、恐怖のトラップ。最大級のウツボカズラ「ネペンテス・トランカータ」は、小動物くらいは溶かしてしまうそうです。
粘着式で虫を捕らえるのは、食虫植物とは程遠い可憐な花をつけるムシトリスミレや、繊毛がキラキラ輝くモウセンゴケ。虫がうっかり止まると、そこは絶体絶命のネバネバ地獄。もがけばもがくほど、粘液が絡まるばかり。生還はまず不可能です。
はさみわな式で昆虫を食べるのは、ハエトリソウです。無造作パックンと閉じ込めているように思えますが、本当はハエトリソウにとって重労働。一回葉を閉じると、数日間は開かないそうです。一度の捕食で相当のエネルギーを消費するのですね。開閉を繰り返すと力尽きて枯れてしまうらしく、命がけの作業のようです。
予約不要・無料のミニ講習会
食虫植物に夢中になるのは、子どもにかぎりません。大人でも虜にしてしまう不思議な魅力があります。食虫植物ミニ講習会が大人に大好評なのは、そのあかしでしょう。今年は、土、日の両日開催することになりました。眺めているだけではわからない食虫植物の摩訶不思議な生態や育て方を解説。面白いお話がたっぷり聞けます。時間は11時からの予定。時間前に館内放送がありますので、展示会場に集合しましょう。
体験コーナーとうれしい即売
会場には実際に触ったり、虫眼鏡で覗いたりできる体験コーナーが設けられています。ねばねば粘液のモウセンゴケに触れる機会は滅多にありませんよね。百聞は一見にしかずといいますが、一蝕は100見の体験を超えるかもしれません。
食虫植物ファンのために、レストハウス「花の家」ではウツボカズラやハエトリソウなどを550円から即売します。インパクトのある食虫植物のルックスは、奇妙ながらも、なかなか可愛らしい。おうちにつれて帰って育てるのも楽しそうです。
クイズラリーで景品をGETしよう!
小学生向けクイズラリーは、食虫植物展と同時開催されます。家族や友達と一緒に挑戦してみてください。食虫植物やサギソウなどのクイズが5問。答えを探しながら、植物園を冒険します。1問目は展示会場に答えが隠されています。レストハウス「花の家」で答え合わせのあと、参加賞と全問正解の景品がもらえます クイズラリー用紙を入園時に受け取って、チャレンジしましょう!
手柄山温室植物園情報
手柄山温室植物園の「食虫植物展」と同時に、姫路市立水族館では「むかし話と妖怪の世界」が開催されています。
水族館の当日半券で、植物園の入園料が団体割引料金になる特典がありますよ。
夏休みは手柄山で遊びましょう!
食虫植物展2018 |
・開催日時 2018年7月14日(土)~9月2日(日) 9:00~17:00(入園16:30まで) |
・開催場所 姫路市立温室植物園 |
・電話番号 079-296-4300 |
・休園日 毎週金曜日(祝日の場合はその前日休園) |
・入園料 大人200円 子供100円 |
・住所 兵庫県姫路市手柄93番地MAP |
・アクセス 山陽電車:手柄駅下車 徒歩約10分 神姫バス:JR姫路駅北口1番のりば94系 手柄山中央公園口下車、徒歩約5分 |
・駐車場 植物園前駐車場26台 1回200円 |
・ホームページ 姫路市立手柄山温室植物園公式ホームページ |
・職員ブログ 山の上から花だより |