武家屋敷や白壁の土蔵など、古の建造物が今なお残る龍野城の城下町エリア。
「手織り絨毯と雑貨 樹樹-kiki-」は、その情緒豊かな美しい街並みの一角に、2025年10月にオープンしたペルシャ絨毯の専門店。

築約100年の古民家をリノベーションした店内は、ディスプレイされたペルシャ絨毯がしっくりと調和したレトロな雰囲気です。

オーナーの横田さんは、実は元看護師。
お家生活が続いたコロナ禍にインテリアを整えようと思い、少し贅沢をして購入した玄関ラグがペルシャ絨毯との出会いだったとか。

横田さんは「ペルシャ絨毯は天然素材を使い、熟練の職人が丹念に時間をかけて織り上げたイランの伝統工芸品です。
もともと着物が好きだったこともあって、安いものをどんどん買い換えるよりも、上質なものを長く愛用するサステナブルな暮らしに魅力を感じていたことが大きかったですね」と話します。

使い込むほどに風合いを増す一生モノの耐久性、地域や部族ごとにデザインや織り方が変わる多様性、天然素材や天然染料など素材の安全性、知れば知るほどペルシャ絨毯の魅力にハマっていったそうです。

何よりその豊かな色彩と緻密なデザインに惹かれ、店舗を構えることを決意。
店名の「樹樹」は、家族の繁栄・幸福・健康への祈りを込めた遊牧民の手織り絨毯、ギャッベのモチーフのひとつ、生命の木をイメージして命名しました。

特におすすめは、20〜50年前に織られたオールドのトライバルラグ。
これは、経年変化によって生まれる深みのある色と織りたてにはない独特の風合いを持ちながらも、日本家屋のインテリアに馴染むのが魅力。
手に取りやすい価格帯のラグをセレクトしています。

「一枚一枚の絨毯に物語があるペルシャ絨毯は、暮らしに潤いと豊かさを添えてくれます。
とにかくペルシャ絨毯の魅力を多くの人に知ってほしいので、まずは見るだけでも大歓迎です！」と横田さん。

価格も良心的で、初心者サポートも万全の専門店。
お散歩がてらに、ぜひ一度のぞいてみてください。

元看護師のオーナーが「初心者でも手が出やすいように」と、2～3万円台の玄関ラグから小物雑貨、アクセントラグや本格的なリビングラグまで、幅広いアイテムをラインナップ。

部族（少数民族）が手織りするトライバルラグ、毛足が長くざっくりとしたギャッペ、毛足のない平織りのキリムを取り扱っています。

店内は長い年月を経て深みを増した梁や漆喰の壁、レトロな型板ガラスなど、昭和レトロな空気感が濃厚なオシャレな雰囲気。
照明などの調度品もアンティークで揃え、日本家屋と馴染みのいいペルシャ絨毯の魅力を表現しています。

江戸時代から昭和初期にかけて建てられた伝統的建造物が良好な状態で残り、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている龍野城の城下町。

古民家を改装したショップやレストランも多く、歩くだけでも楽しい街並み。

「手織り絨毯と雑貨 樹樹-kiki-」は、散策がてらに立ち寄ることもできる絶好のロケーションにあります。

ペルシャ絨毯の耐久性と美しさは「使う芸術品」と形容されるほど。
本格的なリビングラグなども良心的な価格で、多種多様に揃えています。

中央：イラン中央部の遊牧民によって織り上げられる伝統的なヤラメは、鮮やかな色彩の幾何学模様や触り心地の良さが特長です。
右：ザンジャーン州の村で織られた経年20〜30年のオールド。
左：ザグロス山脈地域の民族バフティヤーリーやロリの人々が、ラクダやロバの背にかけるために織ったサドルバックを開いた絨毯。経年40〜50年の希少な品。

手織りラグを使ったポーチ（S：2,700円、L：3,800円）など、手に入れやすい雑貨も多彩なラインアップ。
絨毯のメンテナンス方法を教えてくれるなど、初心者に心強いサポートも万全です。

お店をサポートする娘さんは「車で1時間以内のお客さまには、ラグがご自分のお家に合うかどうか試し置きができるサービスも承っていますので、ぜひ気軽にご相談ください」と話してくれました。

みメンバー限定！ プレゼントあり

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