【宍粟】希少な古代小麦で焼き上げる 芳醇な和フランスな自家製パン|Trois Pain

通信販売で密かに人気を博していた「Trois Pain(トロワパン)」が、2025年6月28日に満を持して宍粟市に実店舗をオープンしました。
実は、店主の小川さんは伝統工法に携わる大工。
ある時ふっとパンを焼く仕事をしようと思い立ったといいます。
とはいえ、パンに関してはまったくの素人。
そこで、南仏のある街でおいしいと評判のベーカリーを見つけて、弟子入りするという普通では考えられない行動力でパン作りを学びました。
そして、その南仏のベーカリーで学んだものこそ、トロワパンを代表する希少な古代小麦を使った香ばしさが印象的なパンなのです。
パン焼き用に開発された現代の小麦と違い、古代小麦は品種改良がほとんどされていません。
食物繊維や必須アミノ酸など、栄養素が豊富に含まれていて身体にいい反面、食感をふんわりとさせるグルテンが少ないので、熟練のパン焼き職人でも敬遠するのだとか。
古代小麦の風味を損なわないよう、ゆっくり時間をかけて石臼で挽いて、粉から自家製粉。
湧水発生装置を通した高波動の水で作る自家製天然酵母のルヴァン種でじっくり発酵させることで、もちもちとした食感に仕上がります。
南仏の伝統的なパン作りのノウハウを、大工で培った和の感性で焼き上げたのが小川さんの和フランスなパン。
製粉も酵母もすべて自家製。
その驚くほど芳醇な香りともちもち食感、噛み締めるほどに穀物の旨味が口いっぱいに広がる唯一無二の自信作を、ぜひ味わいに出かけてみてください。
南仏の伝統と和の感性を融合したパンを提供
フランスでの修行時代、長年、大工という手仕事をやってきただけに、飲み込みが早かった小川さんは、うちに来ないかという誘いもあったそう。
しかし、「日本でおいしくて身体にもいいパンを作りたい」という想いを持っていたため、帰国。
ご夫婦で力を合わせ、店舗のオープンを実現しました。
大工の実力とセンスも存分に発揮した実店舗
大工とあって、店舗の棚やテーブルなども自ら腕を振るいました。
通信販売を経て実店舗をオープンした小川さんは、「実店舗のいいところは、お客さまの反応がダイレクトにわかるところ」と話します。
ゆったりとした時間が流れるカフェスぺースも
縁側がイートインのカフェスペースになっていて、季節ごとに移り変わる景色を楽しみながら、焼きたてパンを味わうこともできます。
それぞれ異なる焙煎士が手がける、個性豊かな3種のコーヒーも提供。
一粒小麦の香ばしさが際立つアングラン
イチオシは1万2000年前の農業黎明期から受け継がれた小麦の原種といわれる一粒小麦で焼き上げる外は香ばしくパリッと、中はしっとり・もっちりのアングラン(ホール1,200円)。
摩擦熱が入りにくい石臼でゆっくり挽いているから噛み締めると香ばしさと豊かな風味が広がり、丁寧に生地を発酵させることでもちもちとした食感が楽しめます。
修行元の味を超えた超濃厚なブリオッシュ
修行したべーカリーの味を超えたと小川さんが自負するのがブリオッシュ(ホール2,300円)。
ヴィエノワズリーならではのノルマンディ産バターの風味が超濃厚なリッチな味わい。
日本の気候に合わせて、生地を低温で2日間、じっくり寝かせる独自レシピに変えたことで、よりしっとりとした芳醇な仕上がりに。
宍粟市の大地たまごとオーガニックのきび糖を使っています。

詳細情報はこちら
店名 | Trois Pain(トロワパン) |
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住所 | 宍粟市一宮町安積698 MAP |
定休日 | 不定休(Instagramをご確認ください) |
電話番号 | 080-7943-6985 |
営業時間 | 11:00〜16:00 |
駐車場 | 有 |
アクセス | 山崎IC 車27分 |
HP | Trois Pain【公式HP】 Trois Pain【公式Instagram】 |
その他 | お問い合わせ・ご予約の際は「まるはりorみたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。 |