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【加西】趣深い北条旧市街地の注目スポットをご紹介!|北条旧市街地・羅漢寺

【加西】趣深い北条旧市街地の注目スポットをご紹介!|北条旧市街地・羅漢寺
目次

    加西市北条地区は、奈良時代に創建された住吉神社、酒見寺の門前町として栄えた歴史深いエリアです。

    江戸時代には山陽と山陰を結ぶ交通の要衝、北条の宿として繁栄。
    多くの商家が趣向を凝らした家屋を建てた旧街道沿いには、今なお、風情あふれる面影が色濃く残っています。

    そんな伝統的な風景を次世代に受け継いでいこうと、空き家を活用する取り組みがスタート。

    そこで、今回は北条鉄道「北条町」駅から徒歩圏内の注目スポットをご紹介。
    古い町家を利用した複合施設やグルメスポット、石仏が並ぶ古刹など、加西市北条地区の多彩な見どころをお届けします!

    おすすめスポット

    1.北条旧市街地
    2.羅漢寺
    3.複合施設「metate-めたてー」
    4.Cafe Mimosa(カフェ ミモザ)
    5.Meglu Cafe(めぐる カフェ)
    6.はりまのちっちゃな台所
    7.地どり家 由輝鳥

    北条旧市街地と羅漢寺で古の歴史ロマンを体感

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    歴史的建造物が並ぶ情緒あふれる北条の旧街道を散策。


    北条の旧市街地には、伝統的な町屋が並ぶ石畳の旧街道があります。

    漆喰で塗り込められた格子状の窓「虫籠窓(むしこまど)」や隣家との境に張り出して設けられた防火壁「卯建(うだつ)」など、伝統的な町家建築が残る旧街道沿いは、格別にノスタルジックな雰囲気。

    古くから門前町として栄えた地区とあって、900年もの歴史を誇る播州三大祭のひとつ「北条節句祭り」でも有名です。

    2025年度の「北条節句祭り」は4月5日(土)〜6日(日)に開催。
    15台もの伝統的な布団屋台や2基の神輿が巡行し、お祭りムード一色に!
    平安時代から900年の伝統を受け継ぐ「鶏合せ」や県指定民俗文化財「龍王舞」など、古式ゆかしい神事も見ものです。

    播州の祭りは秋の開催がメイン。
    優美さと躍動感みなぎる絢爛豪華な春の祭りを一足早く楽しんでみてはいかがでしょう。

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    「北条節句祭り」は、播磨国三宮(旧懸社)である住吉神社と旧市街地を舞台に、長い伝統と歴史に支えられたお祭りです。

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    「かぎまん」の屋号で親しまれた荒物の卸問屋兼住宅として1922年(大正11年)に建築された水田家住宅は、兵庫県景観形成重要建造物に指定されています。

    イベント名 北条節句祭り
    日時 2025年4月5日(土)〜6日(日)
    会場 住吉神社
    住所 加西市北条町北条1318 MAP
    お問合せ先 0790-49-8200(加西市観光協会)
    駐車場 近隣に無料駐車場あり
    アクセス 北条鉄道北条町駅 徒歩13分
    公式HP 北条節句祭り(加西市観光協会)【公式HP】
    その他 お問い合わせの際は「まるはりor姫路みたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。

    500体の石仏が静かに佇む羅漢寺の「五百羅漢」

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    薬師如来の縁日(8月8日)には、毎年約1,000本のロウソクを灯す「千灯会」を実施。
    ロウソクの仄かな灯りに照らされて、暗闇に浮かび上がる約500体の石仏の姿は、息を呑むほど幻想的です。


    播州薬師霊場第十一番札所、羅漢寺は、約500体の石仏が並ぶ「五百羅漢」で有名な天台宗のお寺です。

    「親が見たけりゃ酒見北条の西の五百羅漢の堂に御座れ」と謳われたよう、静かに佇む石仏は、泣き顔や笑顔、怒り顔など、1体1体の表情が違い、今はなき親しい人の面影が必ず見つかるとされてきました。

    年代や作者、目的などは、すべて謎でしたが、2015年(平成27年)の調査で、江戸時代初期の造像であることが判明。
    もとは、酒見寺にあったもので、寺の再興にともなう寺内整備や信仰・供養のために造立されたと考えられています。

    1体1体、それぞれに違う表情を見せる石仏を眺めていると、心が静謐な空気で満たされていくようです。

    また、春は桜、夏は濃緑の木々、秋は紅葉、冬はサザンカなど、四季折々の移ろいを感じさせる樹木の佇まいも美しく、石仏とともに境内を巡るのが楽しい造りになっています。

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    素朴な造形ながら、表情がひとつひとつ違う石仏たち。

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    取材時はサザンカが鮮やかな花を咲かせていました。
    さまざまな樹木や花が植えられた雑木の庭は、四季の彩りを楽しむのも風情です。

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    住職の奥さまに、解説をしていただきながら、境内を巡りました。

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    第87〜89代の内閣総理大臣を務めた小泉純一郎氏にそっくりと評判の石仏。

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    庚申堂には、調子の悪い部位に触ると緩和するとされている「ふれ愛観音」が鎮座。

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    五百羅漢をイメージした阿部勇氏の絵画など、有名無名を問わず、住職夫人が季節ごとのアートや工芸を展示するスペースも楽しい。

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    寺務所で販売されていた石仏を模したサブレ(200円)。

    スポット名 羅漢寺「北条の五百羅漢」
    住所 加西市北条町北条1293 MAP
    電話番号 0790-43-0580
    拝観時間 9:00〜17:00
    拝観料 大人200円、小人100円
    駐車場 有(無料)
    アクセス 北条鉄道北条町駅 徒歩16分
    HP 羅漢寺「北条の五百羅漢」【公式HP】
    その他 お問い合わせ・ご予約の際は「まるはりor姫路みたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。
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    【加西】趣深い北条旧市街地の注目スポットをご紹介!|複合施設「metate-めたてー」

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    2025年3月25日時点での情報です。
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