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食を通じてたくさんの笑顔と幸せを!Bon-Mark代表喜多マリコさんインタビュー

食を通じてたくさんの笑顔と幸せを!Bon-Mark代表喜多マリコさんインタビュー
目次

    料理教室をはじめ商品・レシピ開発、食品製造・販売など食にまつわる様々な仕事を手がけるBon-Mark代表(料理研究家/管理栄養士)喜多マリコさんにインタビュー。

    PROFILE

    喜多 マリコ さん

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    兵庫県相生市生まれ。大学の栄養学科を卒業後、大手給 食委託会社に就職。
    約15年間、病院や老人ホームでのメニュー考案や調理業務に携わる。そこでの経験や知識をベースに、おいしいのはもちろん、体に優しく、食べる楽しさや嬉しさを味わってもらえる食を提供したいとBon-Markを設立。
    ご主人の協力のもと、5歳と1歳の女の子を育てる母親として、また料理研究家・フードコーディネーターとして多忙な日々を送っている。

    ――――まずお仕事について教えてくだい

    私の仕事をひとことでいうとの仕事をひと言で言うと"食に関する全てのこと"。
    料理教室でお料理を教えるだけじゃなく、自分でお弁当やスイーツを作って販売もしていますし、ホームパーティーなどのケータリングをすることもほかに、食品会社や飲食店から依頼を受けてレシピを考案したり、 商品を開発したりデパートの宣伝や企業の販促ツールを製作するためのフードコーディネートを担当することもあります。

    ――――まさに、食にまつわることなら何でも! ですね。

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    Bon-Mark を創業するきっかけは料理教室でしたが、今はほかの仕事の方が多くなってきています。

     

    たとえば、地元・相生市の牡蠣を使った地産商品の開発と製造。
    播磨エリアで店舗展開している喫茶店・珈集さんのレシピの考案や、マルト水産さんの冷凍蒸し牡蠣を使った料理動画の制作なども。

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    地元の牡蠣を使ったビス コッティー『カキのカラ』。

    今年のJA使った料理動画の制作なども。今年のJA兵庫西さんのカレンダーに掲載する料理も担当しました。

    ――――大手企業とのコラボも多いようですが、ご苦労はありますか?

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    レシピや商品の開発は、クライアントである企業さんに喜んでもらうのはもちろんのこと、一般のお客さんにも喜んでいただかなければなりません。
    なので、クライアントが売りたいポイントをそのまま取り入れるだけではうまくいかない場合もあります。
    実際に商品を食べたり、購入したりするユーザーの感覚も大事にした上で、双方にとって良いものを作る、そこが何より難しいですね。

    ――――喜多さんが料理に興味を持たれたきっかけは?

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    私は子供の頃から食べるのも、作るのも好きだったので。...と言っても、それほど真剣に料理の道へ進もうと考えていたわけではないんです。
    大学に進学する時、軽い気持ちで管理栄養士の資格でも取ろうかなと。
    で、ゆくゆくは食に携われる仕事ができればいいな~ くらいに考えていました。

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    料理の仕事で生きていこうと思ったのは、就職して実際に病院や施設の食事を手がけるようになってからですね。
    食べておいしく、栄養的にも体に良いもの。
    みんなが喜んで笑顔で食べてくれるもの。そういう料理を追求したいと思うようになったんです。

    ――――今は、お弁当のほかスイーツの販売もしてらっしゃいますね。

    一番思い入れがあるのは、チーズケーキとスコーン。

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    私自身が濃厚なチーズは苦手なので、他店のものに比べると風味はあっさりしていますけど、 食感は滑らかでクリーミー。きちんとチーズ感もあってコクがあるのがポイントです。

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    スコーンは、表面はさくっとしていながら中はしっとり。自分が納得できるものになるまで材料の配合をあれこれ変えたりして、どれほど試作したか分かりません。

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    苦心の末に出来上がったチーズケーキとスコーンは、今やどちらもBon-Markを代表する人気商品。
    リピートして買いに来るお客さんも多いんですよ。

    ――――料理のお仕事をするようになって、一番心に残っていることは何ですか?

    『クスパ』 という料理教室の情報サイトで年に一回、ユーザーの注目と支持を集めた教室を選ぶ「クスパアワード」という賞があります。2018年、Bon-Mark がそのクスパアワードの口コミ部門賞を受賞したんです!

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    クスパには日本全国の何千もの料理教室が登録されていて、うちの料理教室に通ってくる方も、このサイトから申し込んでくるケースが大半。
    そこに書かれたクチコミをもとに選ばれたということは、 ユーザーさんに直々に選んでいただいたと同じことですよね。
    なので、大変ありがたく思いましたし、とても嬉しかったですね。

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    ――――皆さん、どんなクチコミを書かれていたのでしょう?

    Bon-Mark の料理教室へは、初回は一人でいらっしゃる方が多いのですけど、皆さん「ここで友達ができました」って(笑) 。
    私は教えるべきことはきちんと教えていますが、割と大雑把なので、教室全体が自由な雰囲気...というか、とてもアットホームなんです。
    だから、初めていらした方もすぐに打ち解けて、みんなお友達になっちゃうんですよね。

    私は家でも再現しやすいレシピを心がけているんですが、それもきちんと伝わっているみたい。 「我が家の定番メニューになりました」 とか 「家で何回も作っています」とか、そういうクチコミもたくさんありました。

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    料理教室のほか、お弁当やスイーツ販売、ケータリングも好評。

    ――――喜多さんのお話を伺っていて、私も和んでいます(笑)

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    今居る、この料理教室の建物の雰囲気も影響しているかもしれませんね。実は、購入当初はかなり古い民家だったのを、主人と二人で一年くらいかけてリノベーションしたんです。

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    ――――えっ!ご自分で改装されたのですか!?

    さすがに水回りだけは専門の業者さんに頼みましたけど、壁とか床とか室内のほとんどは自分たちでDIYしました。主人は平日は会社に勤めているので、自宅がある姫路市から週末ごとに通って、こつこつ直したんです。

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    最初は姫路市内で料理教室を開こうかとも考えました。 でも、 この物件を見つけた時、「海も山も近くて、 ええとこやん」と気に入って。
    相生市内には私の実家もありますし、ここにしようと決めました。

    ――――働く女性として、また奥さま、お母さまとして今感じていることは?

    家庭と仕事を両立させることは本当に難しい。1日24時間じゃ足りない! と痛感しています。
    小さい子供たちを保育園に預けているとはいえ、姫路から相生へ朝の8時くらいには来て、夕方の5時くらいまで働いて、子供を迎えに行って、それから帰ってご飯を作ってお風呂に入れて、翌朝また5時前に起きて...。
    世の中の働く女性たち、特にお子さんのいる方は皆さんそうだと思いますが、時間の使い方には本当に苦労しています。

    ――――確かに、大変ですよね。

    でも、その大変さが結構好きなんです(笑)。
    仕事では、これまで様々なクライアントとコラボすることで、自分一人ではできなかったことを次々と実現させることができました。

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    料理教室だけではなく、商品の監修とかレシピの考案とか、そういう幅広い業務内容についても、大勢の皆さんに知っていただけたら嬉しいですね。

    ――――最後に、今後の夢を教えてください。

    今も食に関するいろいろなお仕事をさせてもらっていますが、これからはもっとたくさんの人に、食を通じて笑顔になってもらいたいし、幸せを感じてもらいたい。
    地元の人はもちろん、全国の皆さん、そして全国各地の企業と一緒にお仕事ができたらいいなと思っています。

    ――――今日はありがとうございました

    【インタビュー・文/中村美夕紀】

    【撮影/宇夫方伸一】

    店名 Bon-Mark
    住所 相生市相生3-6-17 MAP
    電話番号 090-7964-2981
    HP Bon-Mark【公式HP】
    その他 お問い合わせ・ご予約の際は「姫路みたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。
    2023年4月17日時点での情報です。
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