【兵庫】地元産のもち麦粉パンで、地産地消と健康を応援|株式会社 マルヤナギ小倉屋
加東市に2つの主力工場を持つ、食品メーカーの株式会社マルヤナギ小倉屋が、2021年から進めているプロジェクトが「ひょうごもち麦PROJECT」。
これは、加東市内で育てられた「キラリモチ」という品種のもち麦を同社が100%買い上げ、もち麦の啓蒙活動や機能性表示食品の開発のほか、県内の事業者に向けて、米や麺などの主食にもち麦を取り入れてもらうことで、地産地消や食生活の改善を推進するという活動だ。
このプロジェクトが2021年2月以降にさらにパワーアップ。もち麦粉を使ったパンを展開する「ひょうごもち麦パンPROJECT」も始まった。
2021年12月7日に行われた、ひょうごもち麦パンPROJECT記者発表会の集合写真。
余談だが、キラリモチにはグルテンが含まれないため、同社のもち麦粉だけでパンを作るとフワッとした仕上がりにならない。
そこで、神戸市の人気ベーカリー「Ca marche(サ・マーシュ)」の西川功晃オーナーに試作品の製作を依頼。
もち麦パンのベースとなるレシピを考案した、サ・マーシュの西川 功晃 オーナー。「食事パンは美味しくて健康になれるパンがいい!」。
he(サ・マーシュ)」の西川功晃オーナーに試作品の製作を依頼。トライ&エラーの結果、もち麦パンの完成にこぎつけただけでなく、そのレシピを公開することで、兵庫県内の7つのベーカリーから異なるもち麦パンが誕生した。
公開されたレシピは、材料の使用量はもちろん、ミキシングのスピードや時間、発酵時間、焼き上げ時の温度や時間まで丁寧に書かれている。
2021年12月現在、もち麦パンを購入できるのは、レシピを考えた神戸市のサ・マーシュを筆頭に、神戸市のイスズベーカリー、神戸市&加古川市&姫路市の石窯パン工房マナレイア、加東市&小野市のアイガー、赤穂市のあこうぱん、姫路市のKomel、神戸市のブーランジェリーグルマン、川西市&宝塚市&大阪市のブーランジュリーアン(並びはパンフレット掲載順)の8社。
サ・マーシュ以外の7店とも、オリジナルの配分としているので、味や食感は8社8様で個性派揃い。しかももち麦らしいもっちり食感があり、美味しいだけでなく「腹持ち」がいい点も特長といえそう。
今後は8社にとどまることなく、もち麦パンに賛同してくれるベーカリーを兵庫県内で増やしていくそうなので、これからの展開が非常に楽しみだ。
このプロジェクトのキーマンともいえる、株式会社マルヤナギ小倉屋代表取締役社長の柳本 勇治氏。
ところで「もち麦」って何?
食べた時に「もちプチ」した食感が特徴のもち性の大麦。数ある穀物と比較し、食物繊維の含有量が圧倒的に多く、便のかさ増しや余分な油分を排出してくれる不溶性食物繊維はさつまいもの約2.3倍、糖質の吸収を緩やかにし、腸内の善玉菌のエサになる水溶性食物繊維は約7.6倍含まれるスーパーフードだ。
※さつまいも:日本食品標準成分表2015年版(七訂)、もち麦:マルヤナギ小倉屋調べ
店名 | 株式会社 マルヤナギ小倉屋 |
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住所 | 神戸市東灘区御影塚町4-9-21 MAP |
電話番号 | 078-841-1456 |
HP | 株式会社 マルヤナギ小倉屋【公式HP】 |
その他 | お問い合わせ・ご予約の際は「姫路みたい」を見た。とお伝えいただくとスムーズです。 |