姫路を中心に、全国で事業を展開している「株式会社 吉田組」。
港湾をはじめ、空港、道路、ダム、上・下水道、建築など多方面にわたる総合建設業として実績を積み重ねています。

今回は、土木・建築・海洋土木の現場にいき、実際の仕事の様子を動画でお届け。
それぞれの業務内容や働いている社員へのインタビュー、仕事の魅力もあわせてご紹介します。

市川の護岸工事をおこなっている現場へと向かい、作業員たちに仕事の話を聞きました。

護岸工事とは、河川の氾濫といった水害を防ぐため、主に堤防の保護や補強をおこなう工事のことです。市川の現場では、堤防を太くする工事をおこなっているそう。

今年で入社10年目の具志堅 徹さんが現場監督（施工管理）を務めます。
入社当時は「やらされている」と感じていた仕事が、いまでは「やっていきたい」と思える仕事に。
また、男性ばかりの職場というイメージが強い土木ですが、女性用のトイレ・更衣室の準備が進められており、女性でも安心して勤められる環境になってきているのだとか。

実際に、現場で仕事をする入社2年目の佐井 結美さんは「土木の仕事は難しいところもあるが、動いて働くのが楽しい。また、周囲のみなさんがとても優しい」と語ってくれました。最新技術が体験できるところを魅力に感じて同社を選んだそうです。

河川整備だけではなく、道路工事やダムの建設、宅地の造成、ガス・水道・電気といった公共工事など、人々の"住"を守りつづける土木の仕事。
吉田組ではICT（情報通信技術）の取り入れにより、経験の浅いオペレーターでも施工可能。若者がチャレンジしやすい職場ですよ。

吉田組では、実際に施工している現場を使用して新入社員を指導するOJT（On the Job Training）を起用しています。
今回の動画は、姫路工事現場でおこなわれた段渕 瑠夏さん（2020年入社）の研修の様子です。

角度を精密に測れる測量器械のひとつ「トランシット」の説明や作業現場での実践がおこなわれていました。
機器を使用して、鉄骨が組み立てられていく柱の傾きをチェックします。作業員の安全管理も仕事のひとつ。現場を目で見て肌で感じながら、先輩から業務のノウハウを学べるので、研修後は即戦力としての活躍が期待できます。

また、チェックシートを用いて個々の作業理解度に合わせた指導をすることで、新入社員の負担が無いように対策しています。
OJTを体験して、段渕さんは「先輩方が本当に優しいので、（会社に）入って良かったなと思いました」との感想。

吉田組では、マンションのような集合住宅、事務所、ビル、店舗や工場だけでなく、姫路市の小学校や中学校といった教育施設の増築・耐震工事もおこなっています。
兵庫県を中心に、民間建築から公共建築まで請け負う仕事はさまざま。土地探しや設計、施工までを担います。
自分が建てたものが半永久的に残り、地図に記されたり長く地域に貢献したりと目に見える大きな満足感が得られる仕事です。

湾港、堤防、橋梁(きょうりょう)、浚渫(しゅんせつ)など、海洋に関わる土木工事を「海洋土木」といいます。
今回は、防波堤を建設するための家島ケーソン据付工事の現場に向かいました。

ケーソンとは、鉄筋コンクリートでできた大型の箱のこと。防波堤の基礎として使用します。姫路港で製作したケーソンを起重機（クレーン）船で家島港へ運搬し、海中に沈めて据え付けます。

運搬には、非自航3,000T吊ジブ俯仰式起重機船の第28吉田号を使用。吉田組は、ほかにも第50吉田号という大型起重機船を保持しています。その大きさと定格荷量3,700トンというパワーは日本最大級！ 水面上30mまでジブを倒せる柔軟性を持ち合わせているのは、日本で第50吉田号だけです。

ケーソンの据え付けは、測量機器を使い法線を誘導・確認しながらおこなわれていました。
吉田組では、実際に工事をしている現場で、先輩からわかりやすい指導を受けながら実践的な技術を学ぶことができます。

海洋土木の魅力は、そのスケールの大きさ。見上げるほど大きなケーソンを大型クレーンで持ち上げ、緻密な単位で調整し海中へと設置します。
"海"という自然の中での仕事は、ときには厳しい状況下での作業になることもありますが、それが海洋土木の大きな達成感とやりがいに繋がります。

吉田組のスローガンは「Speed＆Smile（スピード＆スマイル）」。 経営・組織においてスピード感を持ちつつも、社員が笑顔で働ける会社であることを大切にし続けています。
また、若いうちや経験の浅いうちでも、大きな規模の仕事に関われるチャンスがある職場です。

数学が好きな方、ものづくりが好きな方におすすめの土木・建築・海洋土木の仕事。
もっとくわしく知りたい方・働いてみたい！ という方は、吉田組ホームページをご覧ください。