松野迅おはなしとヴァイオリンNo.6 2018年4月21日(土)
今年のテーマは「G」ソ 「F」ファ 「E」ミ 「D」レ
よっつの音に秘められた
松野迅 レクチャー&コンサートは、姫路労音のスペシャル企画です。
「クラシック音楽をより身近に、日常の生活の中にある音楽やその不思議さを学ぼう!」がテーマ。
ヴァイオリニスト松野迅さんと音楽の秘密、仕掛けを探っていきます。
2013年からスタートし今年で6回目を迎えるスペシャルコンサートは、毎回おどろきの連続だと好評を得ています。
9世紀から10世紀にかけて発展した単旋律無伴奏の「グレゴリオ聖歌」から、バロック音楽、古典派、ロマン派へと変遷する時代の流れ、環境の差異という垣根を越えて、受けつがれてきた音に秘められた心に迫ります。
主な演奏プログラムについて
・ ビーバー パッサカリア
1676年ごろ作曲されたロザリオのソナタ「マリアの生涯のための15の秘蹟の為に」の16曲目。この曲だけが無伴奏になる。
ハインリッヒ・ビーバーはボヘミア出身。ザルツブルク大司教の宮廷に仕えたヴァイオリンの名手。
・ヴィタリ シャコンヌ
シャコンヌはゆったりとした3拍子の変奏曲。
バロック時代に様々な作曲家が作品を遺しているが、ヴィタリのシャコンヌは最高傑作といわれている。
・バッハ ゴルトベルク変奏曲より
32小節のアリアと、アリア32音の低音主題に基づく30の変奏曲で構成される。
バッハが指導したヨハン・G・ゴルトベルクが演奏したという逸話から「ゴルトベルク変奏曲」と呼ばれている。
チェンバロのための「グラヴィーア練習曲」第4巻で1741年に出版された。
・バッハ ソロ・ソナタより
バッハが35歳、1720年頃の作品とされる。緩―急―緩―急の4楽章で構成される無伴奏ヴァィオリン教会ソナタ形式。重音奏法が駆使された高度な技術が要求され、ヴァイオリンを学ぶ人にとってバイブルとされている。
・ショパン ピアノソナタ第2番
作曲形式の束縛を嫌ったショパンが生涯に3曲書いたピアノソナタの一つ。第3楽章に有名な葬送行進曲が用いられている。
演奏者のプロフィール
ヴァィオリニスト 松野
1960年1月30日、大阪生まれ。8歳のときヴァイオリンをはじめ13歳でソリストとして彗星のごとくデビュー。
京都市立芸術大学音楽部卒業。日本交響楽団(現NHK交響楽団)コンサートマスターや同大学名誉教授となった故岩淵龍太郎氏に師事。
国内外の演奏活動の傍ら、作曲や編曲を手がける。主な作曲作品は「流れ星」歌曲集「六甲のふもとで」歌曲集「小さなお話の旅」などがある。また、「すみれ」「荒城の月」「宵待草」「シンドラーのリスト」の編曲でも力量を発揮する。
新聞や雑誌のエッセイストとしても名高く、「銀月に踊るユーモレスク」は世界を舞台に活躍するヴァイオリニストが、ステージでは語りつくせない思いを綴ったエッセイ集。
2014年に「カザルスへのオマージュ」をリリースする。「ピアノとヴァイオリンのためのソナタニ長調」は、日本で初録音の作品。
そのほかにパブロ・カザルス作曲の「鳥の歌」「夢」「ロマンス」、ガスパール・ガサドの「親愛なる言葉~師・P.カザルスへ捧げる~」が収録されている。
ピアニスト
1986年12月29日、パブロ・カザルスと同月同日、宮崎県小林市で生まれる。
愛知県立芸術大学卒、同大学院を終了。
松野迅との競演が多く、2014年リリースの「カザルスへのオマージュ」でもピアノを担当している。
2017年ソロアルバム「トロイメライ」をリリース。
公演名 | 松野迅 レクチャー&コンサート |
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日時 | 2018年4月21日(土)13:30開場、14:00開演 |
会場 | カトリック姫路教会 |
住所 | 兵庫県姫路市本町68 MAP |
主催 | 姫路勤労者音楽協議会(姫路労音) |
会費 | 一般:2000円、大学生:1000円、高校生以下:500円 ※労音会員は各会費より200円割引きになります |
お問合せ先 | 079-288-6600 |
駐車場 | 有(無料) |
アクセス | JR・山陽姫路駅から徒歩15分。神姫バス姫路北口7番乗場[61][62][64][81][82][84][86]系か8番乗場[3][4][5]系、姫山公園南バス停下車すぐ。 |
公式HP | 公式ホームページ |